Leonna's Anahori Journal
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2008年10月30日(木) よい知らせ

 
よい知らせ、ではなくて、よい報せ、が正しいのかな。
ともかくも。11月4日より出社されたし、との電話が入った。
 
おととい面接を受けて、今週中にご返事さしあげますとのことだった。
ということはおそらく、採用ならば電話、残念賞なら郵送(書類返却)で結果を知らせてくるのだろう。
いずれにせよ翌日は執行猶予期間で精神的宙づりの一日だ。ひとりで過ごすのはつらいのでヨーコさんとユミコさんと三人で、葛西のファミレスに集合して情報交換ほか諸々の話をして過ごした。
 
その二人はもちろん、担任や身内に電話とメールで「よい報せ」を伝える。
みんな「うわぁー!良かったねー!!」と反応がでかい。それだけ心配させていたということの証か(そりゃ、そうだわな)。

感謝と、文字で書けばたった二文字だけど、このきつい、厳しい状態をなんとか乗り切れたのもみなさんのおかげです。感謝、また感謝です。
新しい仕事に対する不安なんて、そんな贅沢なこと感じる余裕ありません。健康に気をつけて勤めたいと思います。
 
 
 


 


2008年10月19日(日) エスニック料理

 
いつもは作らないようなものを作って食べたくなった。
そこで昔々に買った料理の本(上野万梨子『パリのお惣菜屋さんのレシピ』)を見ながら「豚肉といんげんとオクラのカレー煮込み」というのを作ってみた。・・・・・
 
・・・・・ハイ、こんな感じで出来上がりましたよ。
 


 
 
クスクスの代わりにインディカ米をバターで炒め、サフランで色付けして使用。玉ねぎも飴色になるまでていねいに炒めたし、肉も約3時間かけて下味をつけた。カイエンヌペッパーもパイナップルジュースもライムも、ちゃんと用意して、書いてある通りに入れたんだ。でもなぁ…これならいっそ羊の肉でインド風のカレーにした方が良かったかもなぁ。もう少し味にメリハリが欲しかった。惜しい。
 
わが家のダイニングキッチンには、いまだに香辛料の匂いが漂っている。
来週あたり、ダバ・インディア(間違いなく東京一美味しいインド料理店)へカレー食べに行きたい気分。
 
 
 




 


2008年10月02日(木) ボルダリングに挑戦

三ヶ月間同じクラスで勉強したヨーコさんと一緒にボルダリングに行く。ボルダリングは、いろんな色や形の突起を手がかりに壁をよじ登るスポーツ。
学校も終盤にさしかかる頃、しきりに、何か運動してすっきりしたいね毎日毎日机の前に座りっぱなしで、そうでなくてもいろいろストレスたまってるのにー、ほんとほんとー、と、そんな話をしていたら、ユミコさんという同級生のひとが「ボルダリングはどう?」って教えてくれたのだ。
(ちなみにユミコさんは、巻き爪なのでボルダリングできないらしい。小さな息子さんを登らせに行っても見てるだけなのだと言っていた)

ごくごく簡単なスタート講習を受けて、さっそく壁登りに挑戦。最初はわずかに向こう側へ傾斜した壁を登る。これはそんなに難しくない。お、結構登れるじゃん!と互いに褒め合いながら、突起の横に貼られた番号に従って難易度を上げて行く。

次の壁は垂直。傾斜なしのまっすぐだ。当然のことながらさっきよりもきつい。しかし、ここまではまだよかった。次の壁は、わずかに手前へ向かって傾斜している。これは、かなりきつい。
それまで突起横の番号にしたがって順調に難易度を上げてきたが、ここへきて文字通り壁にぶつかった。やや手前傾斜の壁の最後のコースがめちゃくちゃ難しいのだ。
 
あとは数十センチ先の最後(ゴール)の突起に手を伸ばすだけ、というところまできていながら、その手が出ない。いま片手を離したら、落ちてしまう。まさか自分がこんな「ファイト一発」状態を体験することになろうとは。そうして、どうしよう、どうしようと、ひとつ手前の突起にしがみつきながら考えているうちに自分の体重を持ち堪えることができなくなってマットへ落ちてしまうのだ。まるで、絶命した虫のように。または、普段からぼんやりしているナマケモノが、さらにうっかりしてしまったかのように。

すぐそこにゴールが見えているのに、なすすべもなく落下するのは内心かなり口惜しいのだが、結局これを三回繰り返し、とうとうそのコースは登りきることができなかった。この壁へ来るまでの小一時間で体力を消耗してしまったことが敗因だろう。悔やしいけれど仕方ない。普段これといった体力作りもしておらず、年齢並みの筋力しかないのだ。バランス感覚だけではこのあたりが限界だろう。
 
「落ちる」「ゴールできない」「限界」等、いまの私たちにとってはNGワードばかりなのだが、しかし、ボルダリングはボルダリング、就活は就活である。
帰りにヨーコさんと一緒に食事しながら「あたしたち初挑戦にしてはかなりガンバッタほうよね」「そうよそうよ、この歳でいきなりあそこまではできないわよ、ふつう」と互いをほめ讃え合ったことはいうまでもない。こういうときにネガティブな考え方をしても何の益にもならないことを知っている私たちは、オトナなのだ。たとえ見かけは、図々しくて反省のないオバサンと区別がつきにくいとしても。
 
パスタをお腹いっぱい食べた後「明日からまたがんばろうね!」「うん、絶対にあきらめない!」と励まし合いつつ別れた。明日からまた職探しだ。
 
 
 




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