わんぱくルンバの冒険日記

2003年12月14日(日) オムツはいつ外れるか?(45)

 天気が良かったので、家族みんなで公園に遊びに行った。
 すべり台をしているルンバを下から見ていたら、急に動きが止まり、おしりをモゾモゾさせて変な動きをした。その後、階段からおりてきたルンバ、よそ見をしながら私のほうに駆け寄ってきて、間違えてよそのママに抱きつき、顔をあげて間違いに気づくとあわてて私のところにやってきた。
 そしてか細い声で一言。
「ウンチ〜」
 ウンチが出てしまったというのだ!

 私は次男パルタを抱っこひもで抱いていたので、夫にルンバをトイレに連れていってもらった。しばらくしてスッキリしたルンバが飛び出てきて、再び元気に遊び始めた。外でルンバがトイレを失敗するのは珍しい。

 「ウンチいっぱい出ちゃったの?」
 夫に聞くと、ゆるいウンチがほんの少しパンツについてしまったのだという。そういえば、昨日もウンチが少しゆるめだった。ゆるめのせいで、失敗してしまったのだろう。大惨事には至らなくて、胸をなでおろした休日の午後だった。



2003年12月12日(金) オムツはいつ外れるか?(44)

 昨日からまた調子がいい。
 昨日は帰宅後おもらしなしで、自ら進んでちゃんとトイレに行っていた。
 今日はウンチを2回トイレで。いつも入浴後はオムツにはきかえるのだが、今日は寝るまで「オムツはかないの」とパンツで過ごした。

 トイレトレーニングは行きつ戻りつだ。子どもの成長って、何につけても、そうやっていつのまにかできるようになっていくものみたいだ。わかっているのについイライラしてしまって、ルンバに悪いことをした。



2003年12月10日(水) オムツはいつ外れるか?(43)

 前回の日記で高らかに「ビバ! トイレdeウンチ!」とか叫んでいたのに、ここ数日、ルンバはおもらし続きだ。おしっこのおもらしはもちろん、ウンチもパンツでしてばかり。布パンツにウンチをされると、その後始末は本当に憂鬱になる、精神的ダメージの大きい作業だ。

 一度でも順調にトイレでできるようになると、こちらとしては「この後はずっとトイレでしてくれるのかも」と期待をいだしてしまう。だから失敗した時に、「なんでできないの?」と思いがちで、これまで以上にイライラが募る。トイレトレでは「怒らない」が鉄則とされているけれど、イライラが募れば怒りたくもなる。どう接したらよいのか悩んでしまう。

 今日は保育園でも午前中に1回おもらしをしたらしい。先生がパンツを取り替えてくれている時、照れ隠しのように抱きついて、ニヤニヤとしていたそうだ。自分でも「あー、やっちゃった」とわかっているのだろう。

 「怒りたくなる気持ちもよーくわかりますよー。でも、こちらのイライラが伝わってしまうと、ますますこじれてしまうから、ちょっと怒りを引っ込めて、どーんと構えて対応してあげましょうよ。保育園でもそうします」

 先生にそう言われ、確かに私のイライラがかえって失敗を誘引しているような気がして反省してしまった。いつかはできるようになるんだから、あまり焦らないようにしなければなあ。



2003年12月04日(木) オムツはいつ外れるか?(42)

 夕食の後片づけをしていたら、
「ウンチ出たよ〜!」
 とルンバがやって来た。
 見ると、下半身は裸である。

 最近のルンバはおもらしした時、気持ち悪がってすぐに自分でパンツを脱ぐので、「もしや、おもらし?」と思い、トイレを見に行くと、ちゃんと出てるじゃないか、ウンチ。

 一人遊びをしていたルンバ、便意を感じてトイレに行き、自分で補助便座をセットして座り、ウーンとがんばって成功したらしい。ついこの間まで「ウンチは絶対トイレでしない!」と部屋の物陰に隠れてふんばっていた彼と同一人物とは思えない、すばらしい行動だ。まるで憑き物がとれたようである。

「すごいね〜、えら〜〜い!」
 もちろん拍手喝采雨あられである。

 ただし、自分でおしりをふくことはまだできない。用を足すと流さずにまず私を呼び、便器の中を確認させ、そして「気持ち悪いよう」とおしりをふくことを要求するのだ。一人でできるようになるまで、あともうひとふんばり?(←トイレだけに)

 それにしても、トイレでウンチしてくれるって、なんて楽なんだろう! 高らかに叫ばずにはいられない。ビバ! トイレdeウンチ!!



2003年12月03日(水) がまんしてたのに…

 保育園からの帰り道、ルンバが突然こう言った。
「おしっこ〜〜!」
 場所は住宅街のどまんなかである。

 あわてて辺りを見回すが、用を足せる場所など当然ない。よそさまの家の塀にさせるわけにはいかない。ど、どうしよう。
「ここじゃおしっこできる場所ないから、もう少しがまんできる?」

 ルンバは泣きそうな顔で、「えー」と言っていたが、歩いていた彼をベビーカーに乗せ、あわてて出発すると、途端にトイレのことなどサッパリ忘れたように言わなくなった。

 普段どおりにおしゃべりしたり歌ったりしている彼を見て、「実はそんなに切迫していなかったのかな? もう大丈夫なのかも」と思い、買い物をしようとスーパーに足を踏み入れた瞬間、ルンバが叫び出した。

「いや〜、ルンバくん、おみせには絶対行かない! おうちに帰るの。おしっこ!」

 あっ、がまんしてたのね。

 あわてて2階のトイレに着くと無事に用を足し、「さっぱりした」と晴れやかな顔を見せる彼。ちょっと前までなら、お店までがまんせずに漏らしていただろう。なにせ、「おしっこ!」と言いだしてから店に着くまで、10分くらいはかかっているのだから。せっかくがまんしてたのに、勝手に平気なんだと思っちゃってゴメン。

 悪かったなと思っていたら、まんまとお菓子を買わされてしまった私であった。



2003年12月01日(月) 条件反射

 いたずら坊主ルンバには、条件反射が一つある。何かいたずらをして「コラーッ!」と叱られ、ビエエエと泣き出すと、同時におもらしをしてしまうというものである。おかげでこちらは叱るたびに、「そういえば、おしっこは大丈夫か?」とハラハラさせられていた。

 ところが今日は様子が違った。
 朝から大雨の1日、この分ではお迎えが大変そうだということで、ルンバに保育園をお休みさせた。1日中、家の中で過ごしているのだから、わんぱくルンバには退屈だ。家中のあちこちで、あらゆるものをイタズラしまくっていた。

 昼間、電話に出ていた私におもちゃの刀で切りかかってきたルンバ。ふとした拍子にその切っ先が私の眉間をついた。もちろんこちらは激怒である。
「あぶないでしょう、コラッ!」
 大声で怒鳴りつけた途端、ルンバは号泣を始めた。片手で股間を押さえている。

 あっ、漏らす!

 見た瞬間そう覚悟したら、ルンバが泣きながらこう言った。
「おしっこしたいよ〜〜〜〜」
 あわててトイレに連れていくと、ギャンギャン泣きながらトイレでチー。

 その後また別のイタズラをして私に叱られた時も、泣きながら自分でズボンを下ろし始め、トイレに向かったルンバ。最近おもらしなしの彼、叱られると尿意を感じるという条件反射は残っているものの、トイレにきちんと行ってくれるようになったようだ。

 それにしても、おもちゃの刀。「戦闘モノ」に目がないルンバ、とにかく戦いに関するグッズに興味津々で、実家の父がしつこくねだられて買ってきてしまったものなのだが、やっぱりもっと早くに取り上げておくべきだった。チャンバラごっこみたいなものは、男の子は避けて通れないのかななんて思ったけれど、危ないものは危ない。もう少しわきまえた遊び方ができるまで、隠しておこう。

 …でも、実際に遊ばないと、「わきまえた遊び方」ってできるようにならないだろうか? わんぱく坊主の母としては、「これ以上は危ないからダメ」という境界線をわが子にどう教えるべきか、目下の悩みの種なのである。


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