わんぱくルンバの冒険日記

2002年08月28日(水) 面接(超長文)

 午前9時すぎ、家を出た。
 今日はルンバの保育園の入園前面接。一応、入園することは決まっていて、準備するものや園生活の事前説明とか、健康状態の確認を行うということらしい。着るものを迷ったけれど、別に名門幼稚園の面接試験を受けに行くわけでもないし、普段着でいいのよね、とTシャツにジーンズで出かける。

 面接は午前10時の約束。しかし相当早めに家を出た。というのも、内定した保育園というのは、わが家から通える範囲ではあるものの、距離的には結構遠いのだ。悪いことに、わが家から通うのにちょうどいい交通機関もないときてる。今日は幸い晴れだったので良かったけれど、雨が降ったらはたしてどうやって通おうか。

 早く出た理由がもう一つ。私はかなりの方向音痴なのである。道に迷わないことがないくらいのひどさで、初めて行く場所に出かける時には、早めに出るに越したことがないのだ。

 地図を見ながら保育園を目指し自転車で。一番簡単な道を選んで行ったので、迷うことなく到着。でも、今日通った道は歩道が狭く、車の往来も激しいので、通園路には別の道を見つけないといけない感じ。

 保育園の登園門に着くと、ちょうどルンバが入る1歳児クラスの子どもたちがお散歩に出かけるところだった。ルンバ、早速まぎれてお散歩に出かけようとする。「あとでね」といさめて抱き上げ、事務室へと向かった。

 3人いる担任の先生のうち1人の先生が対応してくれた。まずは必要書類に記入する。住所氏名や自宅までの地図、生育状況や生活習慣の習得度、注意事項など、記入個所はかなり多い。私が書類を書いている間、ルンバは保健室の先生に連れられて、身体測定をしに。身長、体重、頭囲、胸囲などをはかってきた。

 なかなか記入が終わらないので、一度戻ったルンバ、今度は担任の先生に連れられて、教室に遊びに行った。しばらくして戻ってくると、先生に「全然ものおじしないですね。いきなりお兄ちゃんたちの教室に入っていって、驚かせていました」と言われる。

 その後、担任の先生から、入園準備の説明。うへえ。やっぱり準備はかなり大変そうだ。できる限り手作りを、との説明だけれど、市販で済ませられるものは済まさないと、なにせ入園は5日後なのだ。

 担任の先生からの説明が終わると、今度は園長先生がやって来て、保育時間の決定。保育園自体は午前7時15分から午後6時15分までやっているのだけれど(この園は延長保育はナシ)、朝は9時30分まで、お迎えは午後4時以降で、それぞれの家庭の状況に合わせて時間を決めるのだそう。原則は午前8時30分から午後5時までの8時間で、午前7時15分から8時30分、午後5時から6時15分の時間帯は「特例保育」という位置付けなのだそうだ。

 相談しつつ、わが家の保育時間を一応決めた。ただし、私の仕事は不規則に時間が変わることが想定されるので、いつもより朝早く、あるいはお迎えが遅くなる可能性があることを伝えると、朝早い場合は前日夕方までに、お迎えが遅くなる場合は当日わかり次第、連絡をすれば大丈夫とのこと。

 それにしても、この保育時間、フルタイム勤務のお母さんには相当無理あるものなのではないだろうか。育児時間として短縮勤務ができる人なんて一部だろう。延長保育実施園でも午後7時15分までだし…。保育園のお迎え時間に間に合わない人たちは二重保育をしているんだろうか、やっぱり。

 ごはんは給食。年間行事予定表ももらう。毎月お誕生日会を実施しているとのこと、9月生まれのルンバは、なんと入園早々にお祝いしてもらうことになる。

 それから、入ったばかりだけれど、転園のことを聞かれた。4月の新年度からの転園を希望する場合、早めに(11月くらいまで?)に届けを出しておいたほうがよいそうだ。この園はかなり遠いので、一番近くの園に入れるに越したことはないのだが、せっかく慣れたルンバをまた違う環境に連れて行くのも抵抗があるし…。さしあたっては、この園に慣れるかどうか、様子を見ると伝えた。

 この後、園医の健診を受けなければならないのだが、午後は5時からしかやっていないとのこと。午前中はもう間に合わない。うーむ、半端に時間があいてしまった。健診を受けたら、その書類をまた園に提出しに来なければならない。

 お話が終わると、ルンバが遊んでいる1歳児クラスの教室に行った。ルンバはすっかり、皆にまざって遊んでいる。なんだか大丈夫そうだ。安心した。

 一応、初日は午後2時ごろまでということに。ひとまず園から自宅に戻ったのだった。

           * * * * *

 午後5時。早速、園医者に。
 聴診器をあて、のどや目を見る。歩く様子を見たり。5分くらいで終わり。特に問題なしだった。

 んが。
 診察室に入った時、先生の奥さんが書類を先生に渡しながら、
「保育園から、異常に大きい子だって聞きましたよ」
 と言っているのが耳に入る。

「異常に大きい」って、おいおい。
 一応、ルンバは身長も体重も平均よりちょい上くらいで、それほど大きくないはずなんですが…。ガッチリ体型なので大きく見られがちとはいえ、「異常に」と言われるほどではないはず。先生たち、大げさだよう。

 健診を終えると書類を提出するために、再び園の事務室へ。無事出し終えて、ようやく慌ただしい1日が終わった。忙しい1日だった(園医に行く前に、フッ素塗布のためにルンバを歯医者に連れて行ったし…)。

           * * * * *

 ちなみに、入園にあたり用意するものは次のとおり。

<毎日持ってくるもの>
■。連絡ノート:表紙の台紙を渡されるので、布を貼る。とじる穴は園であけてくれる。
■手ふきタオル:手ふきタオルの大きさのものに、名前とひもをつける。使用時期が限られているので、使用前に連絡。
■汚れ物袋:汚れ物(おむつ、洋服)を入れる。ポリ袋に名前を記入し、2〜3枚を常にストック。
■汚れ物持ち帰り袋:汚れ物を入れて持ち帰るバッグ。市販可。必要な人のみ用意。
■食事エプロン:食事、おやつの時使用。1日2枚。総ビニール、スモック型以外の市販可。だが、「布団カバーと同じ布で作ると、よろしいです」として、型紙をもらう。
■おむつ:紙、布どちらでも可。5〜10組ストック。そのほか、お尻拭き用の布おむつ、またはタオルを2〜3枚ストック。紙おむつも名前を記入(園に来る時に着けているものにも)。

<週末に持ち帰って洗濯し、月曜日に持ってくるもの>
■パジャマ:ひるね時に使用。
■パジャマ袋:パジャマ、布団カバー類を入れる。布製がよい(キルティング地ならなお可)。スナップまたはマジックテープをつける。サイズは縦36cm、横45cm。(市販可と説明書に書いていなかったので、聞いてみると、市販でもいいですが…と言われた)
■テラスばき:教室外のテラスで使用。運動靴。
■帽子:全体につばのあるもの(キャップタイプではなく)。ゴムひもをつけること。
■敷き布団カバー:規定サイズに10×20cmの白い布で名前をつける。長辺の片側はファスナーではなく、3〜4カ所に大きめのスナップをつけること。
■掛け布団カバー:敷き布団カバーと同様。同じ柄の布で作ると、子どもがわかりやすくて良い。使用時期は11月くらいかららしい。
■バスタオル:ひるねの時使用。夏1枚、冬1枚。布団カバーと同じサイズの名前布をつける。
※毛布カバーのみ園のものを貸与。1歳終了時返却。名前のみ縫い付ける。

<常時、園に置くもの>
■着替え用衣類:季節にあった上着上下、下着上下。靴下など個人用の衣類。常に4〜5組ストック。

<その他>
■海水パンツ、シャワー後用タオル(夏期のみ)



2002年08月23日(金) 入園内定

 突然、携帯電話がなった。
 おそい夏休みで、翌日から夫の実家に帰ることになっており、その支度で慌ただしく過ごしている時の出来事だった。

 表示されている電話番号に心当たりはない。
「はい」
 と出てみると、
「○○保育園ですが」
 との声。

 それでようやく、思い出した。保育園の入園申請を出していて、その会議の結果が20日過ぎにあるのだということを。申請書類を出す窓口に行った時、あまりにも「可能性はゼロに近い」ということを強調されていたので、すっかり諦めて忘れていたのだった。

 声は続ける。
「ルンバくんの9月からの入園が内定しましたので、面接に来ていただきたいのですが…」
 驚いて、すぐに声が出なかった。
「内定、したんですか?」
「はい。それで、面接を行いたいんです」

 いくら事前に空き状況を調べて、唯一空きのあった保育園を希望の上位に書いたとはいえ、まさか入園が決まるとは。すごい幸運なのでは?!

 週明けすぐにでも面接を、との話だったが、あいにく実家に行っているため、28日(水)午前10時に面接に行くことに。入園は9月2日(月)。もしかして、準備期間がものすごく短いのでは…。ほんの少し不安が頭をよぎったけれど、入園が決まった喜びにかき消されて、とりあえずは忘れることにしたのだった。



2002年08月09日(金) 保育園入園申請

 認可保育園の入園申請に行ってきた。

 私の仕事が急に忙しくなって、それまでのように家でルンバの面倒を見ながら彼の睡眠時間に仕事をするというスタイルでは、とてもじゃないがこなしきれない状況になったのが7月下旬。

 あまりに急だったので預け先を確保しておらず、託児所を探してそこに預け、仕事に取り組んだ。平日はほとんど毎日、たいていは10時から17時まで。1時間500円とは言え、毎日のことになると、費用もかさむ。

 途方に暮れつつ、ダメもとで役場に認可保育園の入園申請に行ったのが8月半ば。うちの自治体では、入園希望月の前月15日が、申請の〆切になっているのである。

 役場に行くなり、「年度途中の入園は、まずムリというのが現状です」と身もフタもない言葉。確かに事前に保育園の空き状況を調べたところ、我が家から通える範囲にある保育園で、9月に1歳児クラスの空きがあるのは1件、枠は1人だけ。以前からの待機児童がいるはずだから、これはかなり望みが薄い。

 認可保育園がダメなら無認可保育園に申請するしかないが、実はこちらもかなり望み薄なのだ。以前、近所の無認可園に問い合わせをしたことがあるが、やはり状況は同じで、年度途中に空きが出ることは非常に少ないと言われた。認可も無認可もダメなら、一体みんな、子どもをどこに預けているんだろう? 想像以上の事態の厳しさに絶句する。

 とにかくできることはしておこうと、書類を提出した。一度提出すると、半年間はその書類が有効で、入園が決まるまで毎月会議にかけられるのだそうだ。

 書類には、住所氏名や家族構成、なぜ保育園に入園したいのか、父母の勤務状況や祖父母の居住地と状況、入園を希望する園を記入。そのほか、税書類(源泉徴収票または前年度確定申告の写し)と勤務証明を提出するのだが、私の場合、フリーランスなので、就労状況を詳しく書く書類をもらう。そこに、毎日のタイムスケジュールと月間予定、直近3カ月の収入などを記入するのだ。

 もう一つ、すでにどこかに子どもを預けて仕事をしている場合、点数が高くなる(例えばフルタイム勤務、パートタイムで何時間勤務など、保育園入園を希望する家庭の状況が項目分けされており、各項目に点数がつけられている。合計点数が高いほど、入園の必要性が高いと判断されるらしい)ので、託児所に受託証明を書いてもらい、それも添付した。

 会議を行うのは20日前後で、その後、入園決定者にのみ連絡が入るのだそうだ。はたしてどうなることやら。


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