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≫2008年10月31日(金)≫

メモ
ロンドンで新しくオープンするオリバー!ミュージカル、興味全くなかったけど、振り付けがマシューボーン!!これは、観に行かないとな!楽しみ増えた☆

エッセイ用に読んでた本に書いてあったこと。ブロードウェイでいうところの、BCとADは、Before CATS と Andrew(ロイドウェバー) Dominantだって。笑った!



≫2008年10月30日(木)≫

忙しすぎて、混乱中!あれもこれもそれもしなくちゃいけない。でも何だかすこぶる充実!

ゆっくり考え事を出来るっていうのが、布を買いに行く時のバスの移動時間くらいしかなくて、でもそれが片道30分くらいあるから、今日はハロウィンイブにちなんで、ずっとレントのハロウィンを聴いてた。というかレントリミックスを最初に観てからもう1年以上経ってた!この1年驚くべきはやさ。それで、リミックスの方のハロウィンから、グッバイラブ、ワッチューオウンにかけての流れ、マークやばい!


ここからは激しくナオの感想というか妄想なので、飛ばしてOK!
今更だけど、リミックスのマークって、完璧にロジャーに執着してる。オリジナルでは、マークは結構ギークな雰囲気はあるけど、ロジャーには特に執着してないよね。仲の良い友達。フラットメイト。でも、リミックスのマークは、きっと何よりもロジャーが一番優先。なんだ。(あと余談だけど今でも忘れられないのが、最後ミミが担ぎ込まれてロジャーがミミを膝に抱えてユアアイズを歌う前、マークが毎回横たわるミミのスカートを捲れないようにきちんと膝までなおしてるのが凄く印象的だった。お母さんか!って。)

グッバイラブのこの辺

MARK
How Could You Let Her Go?
なんで彼女を出て行かせたの?


ROGER
You Just Don't Know...How Could We Lose Angel?
お前は知らないんだ…エンジェルがいなくなって、どうすればいい?

MARK
Maybe You'll See Why When You Stop Escaping Your Pain
At Least Now If You Try-Angel's Death Won't Be In Vain
きっと、辛いことから逃げるのをやめたら、わかるんじゃない。
今からでもやってみれば、エンジェルの死は無駄にはならないよ。

ROGER
His Death Is In Vain
いや、無駄だよ。

MARK
Are You Insane?
There's So Much To Care About
There's Me-There's Mimi-
なんて事言うの?大丈夫?
考えることだって、沢山あるでしょう?

そしてここ!ここのThere's Me-There's Mimi-が、オリジナルでは、日本語にするときっと、「オレもいるし、ミミがいるだろう?!」って感じなんだけど、リミックスだと「オレがいるよ!!!ミミだって…」って。オレ主張強すぎ。


ROGER
Mimi's Got Her Baggage Too
ミミは荷物をまとめて出て行ったんだ。

MARK
So Do You

ここも!ここも、オリジナルでは、「お前もだろ」と割と冷ややかなのに、リミックスは「だからってなんでお前も行くの!!!」と、既に半泣き。

ROGER
Who Are You To Tell Me What I Know,What To Do
あれこれ言うけど、お前はオレの何なんだよ。

MARK
A Friend
友達だよ。

ROGER
but Who, Mark, Are You?
"Mark Has Got His Work" They Say "Mark Lives For His Work" And "Mark's In Love With His Work" Mark Hides In His Work
だけどマーク、お前は何なんだよ?
「マークは仕事を見つけた」みんな言ってるよ。「マークは仕事に生きてる」「マークは仕事に恋してる」でも本当はマークは仕事に逃げてるんだろ。

MARK
From What?
何から?

ROGER
From Facing Your Failure, Facing Your Loneliness Facing The Fact You Live A Lie Yes, You Live A Lie - Tell You Why
失敗や、寂しさや、本当は隠れて生きてるっていうことから。そう、隠れてるんだろう?

You're Always Preaching Not To Be Numb When That's How You Thrive You Pretend To Create And Observe When You Really Detach From Feeling Alive
いつも、自分が上手くやれるのは、何事にも敏感でいるからだって言ってるだろ。何かを創ったり、観察したりしてる風に装って、生きることから距離を置いてるんだ。

MARK
Perhaps It's Because I'm The One Of Us To Survive
きっとそれは、オレがオレらの中でたった一人、生きなきゃならないからだ。

ROGER
Poor Baby
プアーベイビー。

中略

MARK
Hey, for somebody who's always been let down
Who's heading out of town?
いつも落ち込みながら、大切なものから目をそらしてるのは誰だ?

ROGER
For someone who longs for a commmunity of his
Own, who's with his camera, alone?
自分の居場所を切望してるのは誰だ?そのカメラに誰が映ってる?一人だけだろ?

このalone、絶対マークを指して、自分しか映ってないだろ?って言ってるんだろうけど、もし、aloneがロジャーを指して、オレしか映ってないじゃないか!だったら、泣ける。だってリミックスマークは絶対、ロジャーがエイズにかかってるって知った時点で高いデジカメ買ってロジャーを撮るんだって決めてるんだもん!(←妄想だけど。)それを知ってて、ロジャーがオレしか映ってないくせに!って言いながら出て行くんなら、酷すぎるよね。

それで、この後ミミがグッバイラブを歌った後、ワッチューオウンにいくんだけど、オリジナルはマークとロジャーがお互い歌い合って爽やかに開き直ってる感じがするのに対して、リミックスは。

ロジャーが出て行った後、マークが一人でどんより世界中の不幸を背負って歌います。曲調もしっとり。しかもリミックスマークはオフィシャルにロンドン人設定なので、You're living in America のラインはロジャーのことだけを歌ってるんだよ。ロジャーがミレニアムのアメリカに生きるんだったら、オレはもう考えるのやーめた、バカみたいに甘んじることに逃げるよ、自分の感情なんて持つのやめるよ。そんなのどこかから借りてくればいいんだ。って、そういう開き直り方。ロジャーが出て行った後の落ち込み具合半端ない。

でもそんなマーク見かねて、最後にロジャーも出てきて、youre not alone って言ってあげるんだよ。なんというか、リミックスは何を目指してたんだと、今日バスでこの辺聴きながら思った。歌詞は全く変えないで、ここまで印象違うものつくるのって、凄いなあ!

あーーハロウィーン関係ねーーーー!!課題やらなきゃ!



≫2008年10月28日(火)≫

ジョセフのドリームコート制作に取りかかりました。デザインの応募はなんと2000以上。イギリス中から送られてきたそれを地域ごとにわけて、最終的には7着、が決まりナオ達下々のメイカーの元へ降りてきました。デザインはどれも、本当に子供らしく、メッセイジもしっかりしていて、作る人のことは全く考えてないね☆という無邪気なものばかりで、微笑ましいです。たった二週間で完成させなくちゃならないので、今日早速ミーティングがあって、話し合いの後、制作が始まりました。

予算も全部カンパニーが出してくれるので、きっと£80くらいかな、多くて£100くらい?とか勝手に思ってたら、なんとコート1着につき£400!!!え。ナオの学校で作る衣装一式の10倍以上なんですけど。コート1着に!しかも、あまったらキープザマニー!イエーー!!お給料らしいです。自分の作ったコートが舞台に使われる日の舞台はもちろん観させてもらえるし、ポートフォリオ用に写真も撮って貰えるし、なんという至れり尽くせり。RUGはさすがお金あるね!

早速買い出しに行って、一応の作るプランはたったから、自分の課題と平行して頑張ります。気合いは充分!まさかこんな素敵な形で自分があのジョセフの舞台に関われるとは。ありがとう!や、あーあ、愛してるじゃ、まーだ足りないけど、せめて言わせて、仕合わせです、っとー!



≫2008年10月26日(日)≫

友人の薦めで夏目漱石の「こころ」を読んだ。……重い。特に後半。この感覚は、黒沢明の「生きる」を見た後の感じに似てるんだけど、意味もわからないままにため息が自然と出ちゃう。止まらない。今のナオは、というか今までというか、ナオという人間が、ずっと今までに深く悩んだり苦しかったり辛かったり誰かを妬んだり恋したり怒ったりを、きっと一般レベルに比べても全くしたことがないから、この手の話は荷が重すぎる。「私」が先生に憧れたり、故郷に帰って感じた事などのくだりなんかは、あるあるあるあーー。ってわかるんだけど、先生の手紙の部分は、多分殆ど理解できないで終わったな。もう少し、試練に向き合ったり挫折したり、そういう事を経験してからまた読むかもしれない。けど。うーーん、こういうのを指して純文学というのなら、もしかしたらまだ早いのかも。



≫2008年10月24日(金)≫

良いこと2つ!

1.日本で丁度レント上演の時期、なんとロンドンでもレント10日間限定公演があった!チラシ見つけた!アマチュアプロダクションのレントで、リミックスとかされてない方。チケットも安いし、観に行こうと思うよ。チラシを見る限り、エンジェルが可愛い。コリンズが白人。マークはイライジャウッドにそっくり。ロジャーは、……リミックスとは比べないようにするよ。そういえば今日、ドレスサークルに久しぶりに行ったら、レジで女の人が店員さんにレントのレコーディングはないの?ロンドンのレントの!?って凄い聞いてた。ナオもあるなら欲しすぎるし!と聞き耳たててたけど、残念ながらないです、だって。あーあ!彼女もあの幻のプロダクションのファンだったのかな?

2.ずーーーーっと長い間、十年以上アルバムをニューリリースしてないガンズンローゼスが、ついに新作「チャイニーズデモクラシー」をリリース決定だって!しかもナオの誕生日!!嬉しい嬉しい!面白かったのが、ドクターペッパー(炭酸飲料)社が、今年初めに、もしガンズが年内に新作リリースするならアメリカ国民全員にドリンク配布します宣言をしちゃって、だから本当に全米に配る事決定になったらしい。元バンドメンバーのスラッシュとバケットヘッド以外。だって。笑うし!だけど、アクセル曰く、アルバムにはバケットのサウンドも少し録音されてるから、彼にはアクセルの分のジュースを分けてあげるんだって。だから、全米でドリンク貰えないのは、スラッシュだけらしい。このニュース、読んで笑いすぎて気持ち悪くなったよ!スラッシュ不憫すぎるし!!あーーー嬉しい嬉しい!自分用最高のプレゼント!

あとは、1ポンドが146円にまでなった。ここまでくると、さすがに何か心配になる。この国の経済大丈夫か???遂に£20のチケットが2920円です。やばいね。



≫2008年10月23日(木)≫

ウエストサイドストーリー観てきたよ!50thアニバーサリーUKツアーです。映画は最後までは未見です。

ウエストサイドストーリー感想
とにかくダンス!オープニングから、あのいわゆるウエストサイドダンスで、大感激!近年のロンドン舞台シーンにはなかなか見られなかった、ミュージカル的コレオグラフで、観ながら心の中でありがとうありがとう!をずっと唱えるくらい。こんな素敵な群舞ダンスを観れて、本当に仕合わせ。さすがアメリカンクラシックスです。楽しみにしてたウェブ君も、期待通り、大きなダイナミックダンスで振り付けピッタリでした。とっても可愛かったよ!(余談だけど、多分リミックスレントのエンジェルはジェッツ出身だったんじゃないかな。心入れ替えて、黒人のコリンズと出会ってアナザーロミオ&ジュリエットみたいな。)

トニーとマリアが出会う、ダンスシーンも本当にうっとりするほど素敵だった。ここの振り付け最高。ジェッツとシャークスで交互にそれぞれのダンスするところとか、こんなの観せてくれて、ありがとうありがとうありがとうエンドレスありがとうだったよ。そして、トニーの歌うマリーアー♪から有名なトゥナイトにかけては、なんでかな、涙が止まらないよ。トニー歌上手すぎ。うっっとりしちゃう。耳に心地よすぎる。周りからも、オウ、アメイジングボイス…!みたいな感嘆の声がきこえたよ。思わず声に出して言っちゃうくらい、素敵だった!

そして、アメリカ!!今回のショーでベストを決めるなら、間違いなくアニータ!!!歌うまいな歌の人だな、と思ってたら、ダンスも誰よりも素晴らしくて仰天!魅力的なダンスだった。ずっと観ていたいくらい。アニータ主役でもいいと思った。やっぱプエルトリコいいな。独特の魅力あるよね。インザハイツも観たすぎる!

そんな感じで大興奮の一幕だったのだけど、二幕目、酷いね。置いてけぼりもいいとこだった。突然何これ?コンテンポラリーダンスショーですか?みたいな演出とか、ストーリーも、実の兄を殺した人を、話もよく聞かず疑いもせずだけど好き!みたいなマリアとか、アニータレイプとか、色々酷かった。最後も、中途半端にマリアだけ生きるなら、トニーも殺すこと無い。ロミオとジュリエットの方が変な表現かもだけど、美しいと思った。さすがシェークスピア。

だって、この終わり方だとその後、ジェッツとシャークスは和解するどころか益々険悪になるんじゃないかな?暗すぎるよ!この辺は舞台観ながら脳内で、ジョナサンラーソンがレントで、原作から変えてミミを殺さない筋書きにしたことについて、願いや祈りや希望を込めたのかな、と想像して涙したね。最早ウエストサイド関係ないし!

一幕と二幕でのギャップが大きすぎて戸惑ったりもしたけど、それでもとても満足した観劇だった!やっぱダンス良いな!あと、ナオはソンドハイムはバーンスタイン直結だと思ったよスコア聴いて。



≫2008年10月22日(水)≫

最近頑張っているナオさんへのご褒美ですか?1ポンドがついに150円台突入です。今159円です。さて換算します。チケット1枚3180円也。明日ウエストサイドストーリー観てきます☆


メイキングの課題、期せずして自分のデザインがレディーステイラリングになってうきうきしてるよ。ちょっとウィキッド衣装みたい。夏に本物を沢山見れた御陰でディテイルとか布選びとか、かなり参考に出来そう。ふふふん☆今日はテイラーのクラスでチューターに手取り足取りでなんとかオーバーコートのドラフトとパターン完成させた。参考にした本が古すぎて、読解不可能な箇所がいくつかあって、それをこんな感じ、ってすらすらパターンにしちゃうチューターに心から尊敬の眼差しだった。凄いな。でもナオも、ドラフト書きはどっちかっていえば得意な方だと思います。これからこれから!平行して、バレエのチュチュみたいなペチコートも作り始めます。これ、ずっと作ってみたいと思ってたから、凄く楽しみ!でも一番のクライマックスは、ジャケットに付く大きな襟のキルティングとビーディング。完成が楽しみで仕方ないよ!

来週からはジョセフのコート作りも始まるし、充実しそう!



≫2008年10月21日(火)≫

お昼過ぎから夜まで図書館に籠もって卒論のリサーチ始めました。純文学にどっぷりだった脳をアカデミックイングリッシュに切り替えて、なかなかスタートとしては良い感じかな。これから徐々にそして大量の本を読まねば。いつもいつもいつもいつもギリギリになって追いつめられて極限と戦いながらのエッセイライティングなので、最後くらいは反省して少しずつ、でも確実に進める方針をとりたい。チューターもオレ流ストラテイジがはっきりしてる人なので、信じて頑張ります。それにしても、今回初めてCSMの図書館利用したけど、行き着くまでが迷宮すぎて、途中4人に尋ね4人共にここは全く違うから引き返せと言われて、軽く泣きそうだったさ。

バーディーとアマデウスの舞台がかなり観てみたい。ここ何十年のウエストエンドでオープンしたショーのリストを見ていて、この2つが目にとまった。両方とも映画がかなり大好きだし、両方ともかなり映画的な映画だったから、これらが舞台になるとどう演出されるのかとても興味あるな!でもバーディーのエンディングは絶対舞台じゃ表現できない手法の一つだろうから、あのふつふつとわいてくる様な爽快な感動は難しいかなー。エニウェイ!

あとそうだ!図書館の帰り道で、偶然が偶然に重なって、ロンドン生活4年目にしてついにあの、道路を走る人力自転車に乗せて貰っちゃった!ちょう!興奮!したよ!凄い速い!今日は寒くもなかったし、とても気持ち良かった☆



≫2008年10月20日(月)≫

keep waiting waiting on the world to change
この曲をここ数日エンドレスでずーーーーーっと聴いていて、待つだけじゃ駄目だ努力もしよう、と少し頑張って、今日のチュートリアルは最高にエキサイティングだった。先生にも良いデザインね、と褒められて、作るプロセスを相談して、完成もとっても美しいものになりそうね、って言われて、本当に嬉しかった!帰り道に、この曲を聴きながら歩いていたらなんだかとても説得力をもって、きっと変わるはずなんだっていう肯定が、胸に響いてきたよ。ちょっとした感動だったね。ありがとう!

そしてそれ以外の時間はどっぷり純文学にのめり込んでます。出口は見えません。それで良い!梶井基次郎の「Kの昇天」という小説が、寝ても覚めても頭から離れない。本を読みながら、こんなに情景の見える、まるで自分が追体験しているような錯覚に陥ったのは初めて。読み終わりは、夢から覚めたような、とても不思議で目をパチクリさせてしまった。昭和文学やばいね。日本語って美しすぎる!


ウェブで読めます
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/419_19702.html



≫2008年10月19日(日)≫

寂しさは、忙しさと舞台で紛らわす。そのうち忘れる!来週から始まる舞台、la cage aux folles、予習と思って図書館で借りた映画版を見てみた。これを舞台にするなら、きっと最初のレビューダンスシーンとかが、とっても派手になるのかな?プレビュー期間中は£20オフらしいので、良い席を良い値段で買えそう。嬉し☆ていうかまだウエストサイドもピアフも観てないのに、どれをまず観ようか迷っちゃう。ピアフの劇場もすっかりピアフ一色になって、エントランスに飾られてるルークエバンスの写真が素敵すぎて、この間前を通りかかった時に思わず挙動不審になってしまったよ!楽しみ!

抜粋
雪子はこの若きダビデの姿をいかに語らう――ミケランヂエロの若きダビデの彫像の写真にしても、このときまだ雪子は知らない。後に欧洲の彷徨の旅で知つたのである。それは伊太利フロレンスの美術館の半円周の褐色の嵌め壁を背景にして立つてゐた。それが持つ憂愁の甘美は、西洋的の動物質と東洋的の植物性との違ひはあるが、梅麿が持つものとほとんど同じだつた――。健かな肉付きは、胸、背中から下腹部、腰、胴へと締つて行き、こどもの豹を見るやうだつた。流暢で構梁の慥かな肩の頂面に、つんもり扇形の肉が首の附根の背後へ上り、そこから青白く微紅を帯びた頸が擡げられた。

岡本かの子(本名カノ) 「過去世」

そういえばこの夏、歌人、岡本かの子(岡本太郎のママン)のドキュメンタリー番組を見た気がする。おばあちゃんの家でだったっけかな?昔の小説には、ミケランジェロのワークスを使っての表現が結構あるよね。色々読んでみたいな。”こどもの豹を見るやうだつた”って。色っぽい!



≫2008年10月18日(土)≫

なんだかそこはかとなく寂しいような日だった。星の王子さまで言うなら、イスをちょっと動かして、一日に何度も陽が沈むのを見ちゃうようなあの感じかな。いや、楽しかったんだけど、楽しさが逆に寂しいっていうか。そんなの仕方ないよね!

コベントガーデンにある、お気に入りのカフェがしばらく見ない内に改装しててモダンで綺麗になってて驚いた!ベジピザが好きだったんだけど、もう無くなっちゃってて残念。でも、いかにも外国、的なぐちゃぐちゃのバナナパイが、かなりナオのずっと憧れてた理想のパイで、最高に美味しかった!あれはちょっとクセになってしまいそう…!



≫2008年10月17日(金)≫

ぼっさんお誕生日おめでと!朝一番でメール送ろうと思って登校時間よりちょっと早く起きて支度してついでになんとなく時間割確認したら、自分が思いこんでた時間より1時間も早いチュートリアル!というかあと30分!即行で家でて走って駅まで行って今日はチューブでギリギリ間に合った。寝坊したわけではなくて、むしろ早起きだったはずなのに。酷くショックだよ。間に合って良かった!その後は軽くお昼はさんで2時から7時まで休憩無しでプレゼンで、疲れと寒さでなんだか色々限界だった。久しぶりに過酷な一日だったけど、家に帰ったらフラットメイトが夕飯準備して待っていてくれて、ほっこりあったかいご飯最高に嬉しかった美味しかった!仕合わせだーー!そして約3時間強自宅でカリオケ大会でした。最後の方、ケイオス!面白すぎて逆に疲れて眠くなったよ!そんな感じで、元気です!



≫2008年10月14日(火)≫

一日経って、気力とやる気を思い出した!

ありがとうメモ
抗議はしないっていう答えだよ。ガチガチの2次元頭の人に3次元の魅力や意味は言葉じゃなかなか伝わらないよ。じゃあどうすりゃいいかっつったら、それは、連れてくしかないよ。3次元に。
(宇宙兄弟3巻)

One day our generation
Is gonna rule the population
So we keep on waiting
Waiting on the world to change
(waiting on the world to change)

↑これ、so u think u can dance のトップ10のソロで使われた曲。ウェイド振り付けの。久しぶりにセブラのダンスを見たら、最後の笑顔に、凄く救われた。世界が変わるのを、希望を持って待つんだ!



≫2008年10月13日(月)≫

デザインチューターとの相性が本当に悪くて、これは一年の時からずーーっとそうで、もう嫌、と思いつつずっと今までは反発してきて自我を通してきたんだけど(そしてそれで他のチューターからの評価は良かったりする!)なんだか今日のセッションで、あーもういいや、何でも。と無気力に思っちゃった。反発するの疲れた。デザインてかなり好みの部分大きくて、ナオとそのチューターとはきっと180度好みが逆なんだ。同じテキストを読んでも出す答えが違うっていうか。話してても凄く疲れるし、今ここで自分のアイディア通しても、得られるのは自己満足だけだし。別にデザイナーやダイレクターになりたいっていう訳でもないんだったら、無駄な労力使って自分も向こうも嫌な気持ちになる必要ない。ずっと頑なに頑張ってきたところだけど、なんだか今日本当にストンと、あーもういいや、妥協しよう、って思っちゃった。

アリスインワンダーランド、ナオはずっとナチュラルな、現実味のある美しさとか古さとか新しさとか、モダンで洗練されてそうな、従来のこてこてのファンタジーやスリアリズムとは全く違う意識でのアリスをデザインしたかったんだけど、チューターは、それが全然理解しがたいっていうか、ないないない、と否定して、もっとイグジャザレイトして!を要求してくる。(あ た ま ご な し!)ナオの観たい、関わりたいと思えるアリスは、ウェイドロブソン振り付けの現代クラシック!とずっと思ってたのになーーーー!(というかそもそも彼女はウェイドを知らない。し、知ろうともしない。)



≫2008年10月11日(土)≫

図書館でジャックカロの画集を探してたら、近くにポーラレゴ(彫刻家ロンミュエックの義母!)の画集もあったのでついでに見てみた。レゴの作品は、前にブライトンだかで偶然フリーのエキシビションで見たのが初めてで、じっくり絵を見るのは本当久しぶり。なんとなーくの気持ちだったんだけど、驚くほど、今のナオは彼女の絵、好きだった!思わず、分厚い重い本だったのに借りて来ちゃったよ。今も部屋でずっと見てたけど、なんとも言えず、不安定なのにこれしかない、って思える構図とか、線とか、見ていて気持ち良いくらい。この画集欲しいな。

この間学校の先輩と、アート系の本を買うのにご一緒させて貰って、なるほどーと思った、絶対日本じゃこの品揃えはない。夏に日本で、日本の本屋さんて凄いなー何でもあるな!って驚いたけど、芸術書の品揃えでは、ロンドンには全く全然及ばない。ナオも、これから機会があるごとに好きな本を少しずつ集めようかな。ミケとルソー以外にも。アルマタデマとか、ジョンダンカンとか、タシタディーンとか。もちろんレゴも。あと舞台のスクリプトいくつか。日本には絶対なさそう。だし!



≫2008年10月09日(木)≫

今月末からジョセフミュージカルのドリームコートを一着作ることになったよ!あの(いつだかオーランドブルームに似てるとか言われてた笑)リー(全然オーランドブルームには似てない)が着て舞台に立つんだって!

チャリティーキャンペーンの一環で、子供がデザインした7着のドリームコートを7人の学生が作って、それが舞台で着られて、最終的にはイーベイに出品して入ったお金をどこだかに寄付するらしい。なんてナイスなキャンペーンだ!

インフォメイション見つけたのが遅かったから、無理かな、と思いつつ応募してみたら、セーフ!で、さっきチーフの人に会って、ポートフォリオとか見せながら詳細を聞いて、やれることになったよ!ヤッタ!

多分キャンペーン中のたった一回のショーの為だけのコートだろうけど、自分の作ったコートがステージに出る日のショーを観れるんだって!それって凄く嬉しい事すぎる!もれなく衣装を着たリーと写真もとれるらしい。笑!ともかく、経験として最高だし、頑張ってみます!

子供のデザインってどんなデザインになるのかなーー!!?



≫2008年10月07日(火)≫

ノットシュアーだけど、もしかしたらジョセフのドリームコート作るかも!リーの!!どうかなどうかな。やれたらいーな!



≫2008年10月06日(月)≫

さっき学校から帰ってきて、1ポンドいくらかなーと確認したら181円!うわい!と思いつつ、昼寝。そして数時間後。今、1ポンド、175円!!!!おおおおふ!ふざけんな。185円の時に思いっきりウン万円変えちゃったよ!ばかーーーー!!!でもありがとう!この調子で頼むよ。今夜は、1ポンド175円のレートのつもりで£20で買ったジャージーボーイズ観てきます☆日本円で3500円!安いいい!最前列です☆

つーか、£20のチケットを、ついこの間までは約5000円と思って買ってたよ。それが今や3500円。凄い値下がりだよね。今観ずにいつみる、みたいな。

ジャージーボーイズ感想
もう本当、勘弁してよね!迂闊だった。観る前は、スコットにばっか気を取られてて、グレンカーターの存在すっかり忘れてた。もーーなに!?何で??やっばい格好良かったーーーーー!!やばい。なんかまじで、愛人でいいからなりたいって本気で思った。最前列恐いよ!真ん前というか、真上で演技されちゃあ。あーー格好良かったよ、貫禄がたまらないね。もーーー!!!格好いい!!好き!よだれ!笑ジーザスの時より全然良い。グレンカーター、好きになってしまう。格好良すぎだよあれは!

で、スコットです。フランキーです。主役です。こっちは、もーーう素敵!素敵だったーーうっとり。こんなにうっとりしたの久しぶり!目がハートになったの実感しちゃったよ!最前列凄い。スポットライト→スコット→ナオが一直線で、アイラービューベーイベ♪!!だよ、これはうっとりするしかないよ!!春をお金で買ってしまった罪悪感だよ!しかも、リズムを取るくらいの軽い振り付けでも、スコットが踊るとなんというか、激好みなダンシングで困る。時々ジャケットをさっとめくる動作とか。やばいキマってた!上半身はあまり動かさないで、下半身でステップだけとる系の踊りが本当にこの人は素敵だね。ロックユーよりこっちの振りの方が断然合ってる。観ていてうっとりだったよ。仕合わせな一時過ごした!それにしても、絶対ダンスの人だと思ってたのに、こんなに歌えるなんて!変な話、天使のような声だった。歌はもちろんだけど、話し声も、若いというか、綺麗というか、混じりのない良い声!意外にも!

という感じに、グレンカーターとスコットを交互に観ながら格好いい素敵格好いいうっとりを繰り返した3時間でした。あああ良い物観た☆仕合わせ☆



≫2008年10月04日(土)≫

誰かのために何かしたい、という様な事を最近考えてます。大きい事じゃなくて、一日一善的な。知人他人に関係なく、人に優しく生きていたい。あと猫にも。

お昼頃友達に付き添ってコーチステイションまで行く途中、まんまるな黒猫とそれに構うお兄さん二人組を見かけて、和むと同時に羨ましくて仕方なかった!近所だし、うろうろしてればまた会えるかな?友達と別れてからは、ちょっと学校行ってその後は寒い寒いと思いながらセントラルぐるーーっと歩いて、£5で靴を一足買っちゃった。かかとからつま先にかけて、黒から銀へのグラデイションで、なかなかスペイシーな靴です。うん。とってもスターライト!銀色の靴が欲しいなって思っていたところで、丁度良かったよ。



≫2008年10月03日(金)≫

さむいよーさむいよ!朝一番で課題提出して、思ってたより全然早く用事が済んだし、今日はハッピーフライデイだし、夜は観劇かな。レインマン観ようかな。舞台で稼いだお金を舞台に使える喜び!嬉し☆


レインマン感想
気分がとってもプレイを観たかったので、このチョイス。張りつめた演技とか洗練された演出とか圧倒される演技とか期待してたんだけど、……んーー微妙だった!ハリウッドアクターのジョシュハートネット主演で、きっとカンパニー的にも気合い入ってるだろうなって期待してたんだけどな。なんとも普通な舞台だった印象。特筆できない!話も中途半端に感じちゃったし、なんだかのめり込めなくて残念。うーーん、消化しきれないよこの欲求!何かどすんと来る舞台が観たいなー!ウォーホウスとか。キャロラインオアチェンジとか。オンザシーリングとか。それかキャッツ!

あーあ!なんだか悔しいくらい微妙だった!!一つもはっとする何かがなかったんだよね。全体の印象として、とてもフィルムっぽいのかも。折角の生のステージなのに、演出が平面というか。あとは場面転換の仕方とか、音楽の入り方とか、アンサンブルの存在とか。とても映画的。そう考えると凄く納得できる。舞台を観てるんだーーっていう感動がなかったんだよ。なるほどだよ。合点!



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