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2008年08月11日(月) JY: クラブ選手権 全国大会 コンサドーレ札幌戦

ジュニアユース:
08年08月11日 (月) 13:00開始 Jヴィレッジ Pitch 2
 adidas CUP 2008 第23回 日本クラブユース選手権 (U-15) 大会
 対 コンサドーレ札幌ユース U-15 ※35分ハーフ
 天候: 曇り

[前半]
清水エスパルスユース (〜23分)
−−−−−−−−瀧川−−−−−−−−
−−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−−
−−−−−−村上−−酒井−−−−−−
−−出口−−−−−−−−−− 原 −−
−−−−−−石毛−−影山−−−−−−

−−−−−−近藤−−下田−−−−−−
−−神田−−−−−−−−− 小山内 −
−−−−−−堀米−−睫據檗檗檗檗檗
−−和田−−永井−−松浦−−坂本−−
−−−−−−−−伊藤−−−−−−−−
コンサドーレ札幌ユース U-15

 23分、清水、交代: 出口→原
 26分、清水、警告: 村上
 33分、札幌、警告: 永井

札幌U-15      清水エスパルスユース
3(0) シュート 6(1) ×影山、○犬飼、×影山、×出口、×影山、×原
1(0) 右クロス 5(1) ×影山、×出口、×出口、×出口、○片山
2(0) 左クロス 2(1) ×原、 ×原
2(0) 右側CK 2(1) ○石毛、×石毛
0(0) 左側CK 2(1) ×石毛、○石毛
0(−)  犯OS  3(−) ・影山、・影山、・原
7(0) ファウル 8(0) ・溝口、・犬飼、・村上、・村上、・原、 ・犬飼、・村上、・矢守

[後半]
清水エスパルスユース (57〜78分)
−−−−−−−−瀧川−−−−−−−−
−−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−−
−−−−−−石毛−−酒井−−−−−−
−−片山−−−−−−−−−−佐藤−−
−−−−−−遠藤−−影山−−−−−−

−−−−−−近藤−−下田−−−−−−
−−神田−−−−−−−−−−中川−−
−−−−−−堀米−−睫據檗檗檗檗檗
−−和田−−永井−−松浦−−坂本−−
−−−−−−−−伊藤−−−−−−−−
コンサドーレ札幌ユース U-15 (35〜78分)

 35分、札幌、交代: 小山内→中川
 57分、清水、交代: 原→佐藤、村上→遠藤 (石毛CH、遠藤FW)
 78分、札幌、交代: 和田→前
 78分、清水、システム変更: 4-3-3 (酒井CB、犬飼FW)

札幌U-15      清水エスパルスユース
8(4) シュート 8(3) ×犬飼、○影山、○原、 ×影山、×酒井、×片山、×影山、○片山
2(0) 右クロス 5(0) ×荒井、×荒井、×荒井、×片山、×影山
1(0) 左クロス 5(2) ×矢守、×原、 ○矢守、×矢守、○影山
1(0) 右側CK 2(2) ○石毛、○石毛
2(1) 左側CK 0(0)
4(−)  犯OS  2(−) ・原、 ・原
7(0) ファウル 4(0) ・石毛、・溝口、・矢守、・影山

●個人的MVP 犬飼 智也
●個人的MIP 酒井加里武、影山 貴紀

 最終盤、犬飼が前線に上がるまでは、前半2回のCKと、LH神田らの散発ミドル5本 (と犬飼のプレー選択ミスによる1回) 以外にシュートを許さず、この日も盤石の守備を見せた清水。前半は豊富な運動量で主導権を握り、後半疲れが見えてからもよくサイドから攻めたが、最後まで1点が遠く、スコアレスドローに終わった。グループリーグ3戦で僅か2失点ながら、得点も僅か1点。大会を後にした。

 開始直後1分、いきなりの決定機。LH原の突破からFW影山のPA内ボレー。DFとの交錯があって左CK、相手にクリアされて石毛のキックは2回目、ニアに走り込んで体を倒しながら犬飼が頭を合わせ、巧みにファーへ流し込んだが、相手のクリアに遭った。その後も中盤に下がってくるFW石毛を起点に、出口、原、影山らがサイドスペースに走り込む得意のオープン攻撃を見せるが、札幌の中央、CB永井・松浦を中心とした守備も堅い。クロスが跳ね返され、影山の強引なシュートが見られるのみだった。目先を変えたい清水は、23分の早い交代で、自力でボールを持ち込める片山を投入。35分には荒井のタッチライン沿いのパスに追いついたRH片山が、そこから切り返しで相手を交わし、クロスにファーで原がヘッドを放ったが、枠を外してしまった。
 後半早々37分、石毛の右CKから犬飼のヘッドは枠を外す。52分、RB荒井の右クロスのクリアがファーに流れたのを、すかさず原がヘッド、GKが叩き落とすと更に影山が頭で掬い上げるように押し込むが、DFにクリアされた。攻撃に息切れが見えると、間を置かずに岩下監督は佐藤と遠藤を投入。足下のテクニックが確かな (片山を含む) 3人、特に佐藤が左サイドで溜めをつくり、攻撃に厚みを加える。62分、佐藤のキープに外を回ったLB矢守の左クロス、影山のダイビングヘッドは枠外。63分、影山のパスカットから遠藤→佐藤→影山と細かくパスを回し、矢守がスペースに抜けてクロスを入れるが、疲れか精度を欠く。65分、佐藤が中に切れ込む気配を見せ、入れ替わってサイドに開いた影山の左クロスに、ファーで片山が頭で押し込むが、GKにキャッチされる。最後は犬飼を前線に上げる特攻を見せるが、逆に素早い反攻でPA内に攻め込まれ、68分に下田、69分に近藤に決定的なシュートを許すが、ここはGK瀧川の好守で防いだ。


 1点差に泣いた3試合、中でも鹿島戦か札幌戦に「もう1点」があればグループリーグ突破できた計算で、悔しさも大きいだろう。けれども、守備ブロックは個人を見ても、組織面でも、全国トップレベルだと胸を張って良い。成長著しいのはLB矢守とCH酒井。両者とも要所を抑える判断の良さと、迷いのない予備動作の速さ、そしてボールを奪った後の確かな足下のキープと繋ぎが光った。瀧川の飛び出しの鋭さ、荒井の競り合いの力強さ、溝口のスピードに乗りながらの守備など、他の選手も自らの特徴が全国でも通じることを証明したが、その中でも別格だったのが犬飼。静岡・東海レベルでは体格の良い犬飼が慌てる場面がなく、全国相手に課題を探せる大切な場だと思っていたのだが、空中戦でも地上戦でも、余裕のある落ち着いた対応で完勝。村上の前が詰まれば、第二の司令塔として機能する。犬飼の将来を考えれば、もっとレベルの高い舞台を用意してあげたい。
 (筆者追記: 犬飼はその後、グループリーグ敗退チームとしては異例の大会優秀選手に選出。メニコンカップという選抜試合で、自分のレベルを証明してくれるものと期待している。また、ユースに合流して中日本リーグU-17の試合にも出場、上のカテゴリで揉まれる機会を得たようだ)

 攻撃面では、競り合いに激しさと巧さを見せる村上と酒井が奪い、確実にサイドに捌いて攻撃の始まりとなった。出口と原が献身的にスペースに走って長いパスを引き出し、速攻の場面ではFWの影山もサイドに開いて、オシムの言う「水を運ぶ」役目をこなしていた。しかし、相手の組織力も高くてスペースが狭かったこと、更に中央からの仕掛けが少ないために展開が単調になりがちだった。影山のプレー幅の広がりは嬉しいが、中盤からボールを影山が持ち込んだ場合、ゴール前で点を決める選手がいないのが、チームとして不足しているところ。抜擢された中2の石毛が、プレッシャーの厳しいバイタルエリアで起点になるべく奮闘したが、そこから展開してMFら複数が絡みながらゴール前を崩す局面は、あまり見られなかった。
 一方、個人的に気になったのは、戦術面とやや違う部分。今年は昨年のような個人で仕掛けるチームではなく、一昨年のようにパスを使って組織として全体が連動するチームだと思う。しかし、一昨年のチームは後半、両チームともに疲れが見えてスペースができると、より縦に鋭く、テンポの速い攻撃を仕掛けて主導権を握ることが多かった。だが、今年の全国大会では、後半に相手に主導権を奪われがちだった。素人の目で安易なことは言えないが、ボールを蹴る、止める技術にまだ向上の余地があり、前半は運動量でカバーできても、後半になると細かなズレが累積してしまうのではないか。課題は練習で克服できる。経験した全国の速いテンポを練習から意識して、一つ上のレベルを目指してもらいたい。



おまけ:個人観戦限定ベストイレブン

−−柏瀬−−−−高原−−−−梶野−−
−−−−−島田−−−−熊谷−−−−−
−−−−−−− 山千代 −−−−−−−
−−矢守−−松浦−−犬飼−−三鬼−−
−−−−−−−−須賀−−−−−−−−

須賀 健太 93.04.23 180/73 NPO法人フッチスポーツクラブ (エンデバーFC)
三鬼 海  93.04.19 170/56 名古屋グランパスU-15 (桑名久米SC)
犬飼 智也 93.05.12 170/57 清水エスパルスジュニアユース (静岡JFCサッカースポーツ少年団)
松浦 悠汰 93.05.22 169/56 コンサドーレ札幌U-15 (札幌FC)
矢守 哲也 93.04.06 155/46 清水エスパルスジュニアユース (清水FC)
山千代大斗 93.05.17 172/60 ガンバ大阪ジュニアユース (大阪セントラルFC)
熊谷 智紀 93.07.05 165/55 愛知フットボールクラブU-15 (師勝少年SC)
島田 怜央 93.11.24 168/60 ガンバ大阪ジュニアユース (アイリスF.C.住吉)
梶野 勇太 93.05.02 170/58 鹿島アントラーズジュニアユース (橘サッカー少年団)
高原 幹  93.05.28 168/56 名古屋グランパスU-15 (PETA S.S)
柏瀬 暁  93.06.01 181/71 NPO法人フッチスポーツクラブ (フッチSC (第4種))

 一時期に比べると、だいぶ選手が小型化した気がする。少子化の影響などもあるかもしれないが、世界的に高さよりスピードが重視される傾向が、反映しているのだろう。ま、清水の身体情報は嘘だが (苦笑)。犬飼とか、去年の大会登録から変わってないし。



2008年08月10日(日) JY: クラブ選手権 全国大会 鹿島アントラーズ戦

ジュニアユース:
08年08月10日 (日) 15:00開始 Jヴィレッジ Pitch 4
 adidas CUP 2008 第23回 日本クラブユース選手権 (U-15) 大会
 対 鹿島アントラーズジュニアユース ※35分ハーフ
 天候: 曇り

[前半]
清水エスパルスユース
−−−−−−−−瀧川−−−−−−−−
−−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−−
−−−−−−村上−−酒井−−−−−−
−−出口−−−−−−−−−− 原 −−
−−−−−−石毛−−影山−−−−−−

−−−−−−梶野−−谷川−−−−−−
−−大窪−−−−−−−−−−宮内−−
−−−−−−渡辺−−木場−−−−−−
−−山田−−長石−−内野− 花ヶ崎 −
−−−−−−−−仲村−−−−−−−−
鹿島アントラーズジュニアユース

 12分、清水、右サイド相手陣内でのスローイン。荒井が投げ入れたボールをFW影山がDFを背負ってキープ、カットされるが後方に控えていたRB荒井が拾い直すと、中盤の底のCH村上に大きくボールを戻す。村上は小さく持ち上がりながらタイミングを計ると、左サイドペースにパスを流した。そこへ駆け上がるLB矢守、スピードに乗った状態でダイレクトでクロスを送る。と、そこにニアに流れながら頭を合わせた影山、速いクロスを綺麗にファーへと流し込んだ。1−0
 13分、鹿島、警告: 長石
 34分、清水、警告: 酒井

鹿島JY      清水エスパルスユース
1(1) シュート 7(5) ×出口、×村上、◎影山、○石毛、○原、 ○原、 ○石毛
2(1) 右クロス 4(1) ×影山、×荒井、×出口、○荒井
0(0) 左クロス 1(1) ◎矢守
1(0) 右側CK 1(0) △石毛
0(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  1(−) ・影山
7(0) ファウル 6(0) ・石毛、・影山、・石毛、・影山、・酒井、・酒井

[後半]
清水エスパルスユース (〜62分)
−−−−−−−−瀧川−−−−−−−−
−−荒井−−犬飼−−溝口−−矢守−−
−−−−−−村上−−酒井−−−−−−
−−出口−−−−−−−−−− 原 −−
−−−−−−石毛−−影山−−−−−−

−−−−−−梶野−−谷川−−−−−−
−−熊田−−−−−−−−−−宮内−−
−−−−−−大窪−−渡辺−−−−−−
−−山田−−長石−−内野− 花ヶ崎 −
−−−−−−−−仲村−−−−−−−−
鹿島アントラーズジュニアユース

 35分、鹿島、交代: 木場→熊田 (大窪CH、熊田LH)
 61分、中盤右サイドにCB溝口を釣り出すことに成功した鹿島だが、横パスで中央に展開するも前を塞がれ、結局、自陣内のCB長石までパスを戻す。長石からLB山田にパスが回ったところで、FW梶野が中盤に顔を出し、クサビのパスを引き出した。縦パスが綺麗に清水CHのゾーンを抜けると、大きく空いたバイタルエリアで梶野は反転、ドリブルで前へ加速したまま右足一閃。30Mの位置から放たれた勢いのあるシュートが綺麗な放物線を描き、GK瀧川の腕を越えると、ゴール上部ギリギリに決まった。1−1
 62分、清水、交代: 出口→片山
 70分、清水、交代: 原→遠藤
 70分、清水、警告: 石毛

鹿島JY      清水エスパルスユース
4(1) シュート 3(2) ○石毛、○原、 ×影山
2(0) 右クロス 4(0) ×出口、×出口、×出口、×村上
2(0) 左クロス 1(1) ×原
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  1(−) ・影山
7(0) ファウル 8(0) ・村上、・矢守、・出口、・出口、・矢守、・矢守、・石毛、・遠藤

●個人的MVP 矢守 哲也
●個人的MIP 溝口 翔也、出口 雄大

 引いて中盤と絡むFW石毛をキーマンに、中央で攻撃の起点を作れていた清水は12分、ピッチの幅を大きく使った綺麗な攻撃の形から先制に成功。23分、速攻の形でサイドに大きく開いたFW梶野の右クロスをCH大窪がPA内ファーで合わせる場面があったが、相手のシュートミスに終わり、前半の鹿島のシュートも、有効な攻撃もこのぐらい。中盤を支配し、相手を押し込んだ危なげない試合運びで折り返した。
 後半、疲れの見える清水は引いて守り、相手に持たせてカウンターを狙う。攻めては出口、原を走らせて速攻を狙い、47分には梶野のオフサイドによる自陣からのFKから、左オープンスペースに走り込んだLH原が大きな切り返し、スピードで相手を振り回してシュート、GK弾いたところをFW影山が頭で押し込もうとするが、枠を外してしまった。守っては犬飼・溝口の強力CBがPA内への侵入を許さず、更に矢守・荒井と連携してサイド攻撃までもを封じていた。しかし残り9分、間延びしてバイタルが大きく開いた局面で許したミドルシュートがゴール上ギリギリに決まってしまう。後半は他に散発の枠外ミドル3本に抑えていたが、飛び道具の一発で勝点2を逃してしまった。
 しかし目下、勝点1(得失点差−1)の最下位ながら、鹿島4(+2)、C大阪3(0)、札幌3(−1)の混戦。自力通過(3点差勝利、C大阪が負けた場合は勝利のみが条件)の可能性も残して、明日のグループ最終戦に臨む。

 試合の鍵を握ったのは、見事なランからのダイレクト左クロスで先制点をアシストしただけでなく、守備でも鹿島の主将のRH宮内を封じた矢守の働きだろう。1対1で完封したのは勿論、この主将にボールを集める鹿島の攻撃を完璧に読んで、次々とアンティシペーション (インターセプト) に成功。宮内から攻められない鹿島は途中、RHとLHを入れ替えたりしてみたが、結局上手く行かずに機能不全に陥っていた。攻撃面では積極的なランでスペースへのパスを呼び込んだ影山、原、とりわけタッチライン際まで長い距離を走ってダイナミズムをもたらした出口の頑張りが目に引いた。だが、同時に走れなくなってパスをスペースに引き出せなくなったとき、課題が見えたのも事実である。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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