□◆□  ひおの在りし日  □◆□

2005年10月14日(金) ★いろいろあったの。


 ★いとこの運動会の日の夜に
  ひおの大好きなおばちゃんがなくなりました。
  51歳。
  沖縄でひとりしかかかってない病気で入院していた
  病院では初めての患者だったらしい。
  同じ病気で同じ血液型の人が出たら助からないって
  言われていたけれど入院してすぐ会いに行ったときは
  血小板や血液を入れ替えしてて、でも誰かはわかる状態。
  ひおを見ても合図してくれた。
  入院する一週間前は普通に話もしてて「またね」で
  別れた。
  入院して一週間後に亡くなっちゃった。
  ひおたちと会った次の日ぐらいから頭痛くて
  寝てたんだって。
  吐いたり、しゃべり方がおかしく(ろれつがまわらない)なって
  救急車を呼んだけれどおばちゃんは嫌がって乗りたがらなかった。
  検査を3回してやっと病気がわかって、
  脳血栓血小板減少紫斑病っていう名前。
  どんな病気かわからなくってPCで調べたよ。
  100万人に4人ぐらいがその病気になってて
  その90%が助かって、でも再発が多いということがわかった。
  だから、「大丈夫」だと思ってた。

  運動会のプログラムにはおばちゃんのこどもが
  「病院からも応援しててね」ってメッセージがあって
  ひおとひおの母は涙が出そうだった。
  いつもかけっこは2番のそのいとこは1番で
  「後で病院に行ってお母さんにお話ししようね」って
  話してた。
  
  運動場の砂埃まみれで次の日が早番のひおは
  遅くなるとまずいから帰りなさいということになった。

  夜、家について一息ついたころ別のいとこ(中2)から電話が来た。
  「大人たち誰もケータイとらんけど何かあったんかね?」
  折り返し祖母の家にかけると心臓マッサージに入るという
  事だった。
  お風呂入って実家に向かおうと思った。
  お風呂の中でいやな考えが回る。
  口に出して「大丈夫、大丈夫」って言うひお。
  あがってすぐに父から電話。
  
  「亡くなったって」

  は?
  ショックではなくって。

  結構冷静なもんで。
  今からおばちゃんち行く。
  あ、明日あさって休むってリーダーに電話しなきゃ。
  でも、番号わからないから聞こう。

  で、電話すると涙が出て上手くしゃべれない。
  リーダーは「あい、大変だね。ひおも。明日主任に電話して」
  人が亡くなってもこんなモノなの?
  
  一時間半もの間、泣いたり寝たりしないように
  車を運転しながら大声で歌った。

  おばちゃんの家に着くと変な空気。
  知らせを受けてすぐに母に電話したけれど出ない。
  怖い。


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ひお [MAIL]

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