2020年08月26日(水)

定年退職。

どんな形でお別れになるのだろうと。
何も考えないで迎えた日。　
出会いは手帳の申請の手続きで。
出会った精神保健福祉士の彼女。
彼女との約10年と言う月日の。
月一ふらりと行ってはお茶を飲みながら。
まるで友達か戦友のように。
それは一見。
福士に携わる人らしくはないけれど。
患者さんにとっては友達みたいな。
相談者ではなく話し相手。
そんな貴重な人だった。
やっぱり人だもの。
退職時には付き合いは自由の身になれる。
業界ではご法度と言われる連絡先の交換を。
申し出てくれて嬉しかった。
最も「本当に連絡して来ない」からであろう。
人に選ばれたのだろう。
「これをお守りにしてね」
そんな彼女の心の声を聞きながら。
有り難く受け取って。
定年まで勤め上げた彼女の未来の。
やっと手に入れた自由な時間を。
祈りたい。
「これまでお世話になり」
「ありがとうございました」

お嬢 ｜MAIL

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