昨日の晩、日記を書き終えて、もう寝ようかと思っていたんだけど、何かを調べようと思ったのか、ふと英語版のヤフーを開いたの。画面の上の方に目を向けるとそこにはアカデミー賞のことが書いてありそうなバナーがあったので、ちょっとクリックしてみたんだ。っていうのは、昨日の朝だったと思うけど、アカデミー賞の候補作品がノミネートされたとか何とかいってたことを思い出したから。今年はどうやら「ギャング・オブ・ニューヨーク」と「シカゴ」（原題：Chicago）が多いみたいだよね。作品賞や主演、助演男優、女優賞の候補者や候補作品を何となく見ていたんだけど、その中で１つムースの目を引いたものがあったの。それは監督賞にノミネートされている作品、ペドロ・アルモドバール（Pedro Almodóvar）監督の「Talk To Her」（邦題：トーク・トゥ・ハー、原題：Hable con ella）。ムースはアルモドバールの映画が好きでいろいろと見てるんだ。以前にもアルモドバールの「オール・アバウト・マイ・マザー」（英題：All about my mother、原題：Todo sobre mi madre）が賞をとったときも見たなぁって思ってたんだ。このことは以前にもこの日記に書いたと思うけど。もちろん今、この「トーク・トゥ・ハー」を見たいんだけど、どうやらこの北の国周辺で公開される気配はないからビデオが発売されるまで待たなきゃいけなそうな雰囲気。東京に住んでいたら、この「トーク・トゥ・ハー」が２００３年のGWにテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマにて公開される予定だから見に行けるんだけどね。
昨日の晩はこれをきっかけに急にスペイン映画のことを調べたくなっちゃって、寝るのも忘れてネットの中を彷徨い歩いちゃった。そうしたら日本で、TVや衛星放送を含めて公開されたスペイン映画のリストが載っているページがあったの。そこを眺めていたんだけど、ムースが思っていた以上にムースってスペイン映画を見ていたみたい。例えば、「電話でアモーレ」（原題：Boca a boca）って題名の映画があるんだけど、昔、スペインで見たことを思い出しちゃったりして、妙になつかしく思ってみたりしちゃった。そうしたら、今朝、突然、♪Boca a boca Tenía ganas de...っていう映画の主題歌を思い出しちゃったの。とっても低い男の人の声で、ゆっくりした感じの曲だった気がするんだ。
今日はその気分のちょっと引きずったまま学校へ行ったんだけど、ちょっと思いがけないことが起こったの。お昼に学食で眠気を覚ますためにコーヒーを飲んだあと、授業に向かおうと思って教室のある校舎に向かったの。そうしたらそこでバッタリとスペイン学科の先生と遭遇。っていってもムースはその先生をよく知ってる訳ではないの。その先生の奥さんとムースが毎週金曜日の英会話で一緒のクラスで、去年の暮れに１度会っただけなの。でも、廊下で会うと挨拶はしてたんだけどね。今日はたまたま奥さんが先生を送ってきたところで会ったし、何となくスペインの映画が見たいと思っていたから先生にこの辺でスペイン映画のビデオが手に入るところがないかなぁって聞いたら、なんとあっさりとあるよって回答が。でもって連れて行かれたのが、スペイン語学科の事務所で、ここにたくさんあるから貸してもらうといいよって。ムースは授業があったから、授業が終わってから借りに来るっていって、そのまま授業に行ったんだ。で、終わってから事務所の人に聞いたら、すぐ隣りの物置みたいな部屋に通されたの。そこにはビデオの山が。で、サインするだけで貸してくれるとのこと。またもタダで借りちゃった。で、何を借りてきたかというと、もちろんアルモドバールの映画で「神経衰弱ぎりぎりの女たち」（英題：Women on the verge of a nervous breakdown、原題：Mujeres al borde de un ataque de nervios）。ムースは今日初めて見たんだけど、いつも見るアルモドバールの映画って感じ。この作品は結構古いけど、作風はあまり変わっていないからスーッとムースの中に入ってきた感じ。何だかスペイン映画の雰囲気がよく出てるかな。今でこそハリウッド映画ばかりに出ているアントニオ・バンデーラスだけど昔は彼もいろいろなスペイン映画に出ていたんだよね。ついこの間まではアントニオ・バンデーラスがスペイン語をしゃべってる映画を見たことないなぁ〜んていってたムースだけど、今では何作も見てるんだ。この「神経衰弱ぎりぎりの女たち」にもバンデーラスは出演してるし、今日もバンデーラスがスペイン語を話しているシーンをたくさん見たしね。
今日は１日スペイン映画デーって感じだったなぁ。