ムースの部屋 TOPへ

INDEXPastWill
Mi Pensamiento Diario

時間を守る

生活のリズムを戻すのは難しい。昨日の晩、早く寝ようと思ったけど、寝ることが出来ずに寝たのは結局午前3時。しかもそれまで1人でずーっと飲んでたし。もう最悪。早いところ生活のリズムが戻ってくれないかな。そうじゃないと今週末から始まる第2回目の中間試験を眠いまま受けることになっちゃう。しかも1番最初の試験は金曜日の朝8時。これはちょっと苦手な試験だからどうにかいい調子で受けたいんだよね。っていうか毎日早く寝るように心掛ければいいだけなんだけど、週末になる度に生活のリズムがボロボロになるから修正が難しいの。飲んでばかりいないで家で大人しくしてなさいっていわれそうだけど、やっぱり週末は楽しまなきゃ損だから。だからついつい楽しみ過ぎちゃうんだけど。
今日は練習のない日だから家でゆっくり出来るかと思いきや、実は今まで学校の体育館でトレーニングをやってたの。階段の上り下りなんて懐かしいものまでやっちゃった。あんなのをやったのは中学生以来かも。当時のムースはバレー部に属していてたまに腹筋や背筋、腿上げ、階段の上り下りっていうトレーニングをやらされたんだけど、あのとき以来階段の上り下りなんてやっていないような気がする。まさかこの歳になって中学生、高校生のようなメニューのトレーニングをやるとは夢にも思わなかったけど。まぁ、基礎体力が必要だからこういった基礎的なトレーニングが必要なのはよくわかるんだけどねぇ。それが終わってから1600m走らされたし。体育館の周りは1周200mらしいので8周走ったんだけど、ちょー疲れた。大体18、19歳の体力が有り余ってる新入生達とチーム最年長のムースが同じことをやるんだから、ムースの体はすっかりボロボロ。しかもみんなムースより一回りも二回りも大きな体をしてるし、小粒のムースは1人チョロチョロと駆け回る子供のよう。っていってもマイル(1600m)を走っているときは体の軽いムースはそんなドスンドスン走るチームメートに比べたら楽なんだけどね。また明日の夕方も体育館でトレーニングをやるらしい。それ以外に夜は夜でちゃんとした練習があるから。去年はこんなこと全然やらなかったけど、今年はなぜかこういった基礎的なことがすごく多いんだ。昨日の練習も走ってばかりだったし。もしかしたら最初の方の試合のときに、途中でみんなの足が止まっちゃったからこういう練習が多くなったのかな。日本のサッカーを見ていてもそうだったんだけど、試合の途中で足が止まっちゃうほど最悪な試合展開はないからね。そんな試合は見ていて1番イライラするし、負ける確立が高いからね。でも試合中に足が止まらないようになるにはムチャクチャ持久力をつけなきゃいけないし、その練習といったら走ることばかりでちょーつらいんだけど。まぁ、これも試合に勝つためだから仕方のないことかな。
話はガラリと変わって、ムースが学校でしつこいほどいわれることがあるの。もしかしたら2回授業があったらそのうちの1回はいわれるかな?それは何かというと「時間を守りなさい」っていうこと。ムースはその先生の授業を2つ取ってるし、毎日顔を合わせるから、ムースは週に2回から3回はいわれているかも。それだけ時間のことをよくいわれるんだ。時間を守りなさいっていっても主に宿題の提出期限を守りなさいってことと授業に遅刻しないようにってことなんだけど、その例え話としては必ず社会に出たら…っていうことをいうの。例えば、コンピュータのシステムを作っていてそれが期限までに間に合わなかったら遅れちゃいましたじゃすまないよっていう話が多いかな。もし、ATMのシステムを作っているときに納期までに間に合わないから納期を1日延ばしてっていう訳にはいかないよね。今年の春先に某銀行のシステムがちゃんと動かずいろいろと問題が起こったけど、もしATMが丸1日動かなかったら多くの人が大変なことになっちゃうよね。それにその仕事を請け負ってる会社は大きな損害を出すことは間違えないよね。だからいつも提出期限は守るようにっていわれるの。そしてその授業の宿題の提出期限は授業が始まる前に教卓の上に提出しなきゃいけないんだけど授業が始まってから3分まではよしとしましょうっていってるだ。それでも遅れる人はいつも決まって遅れるけどね。その度に時間を守りなさいとお説教が始まるの。お客さんのところに出向くとき、会議に出席するとき、どんなときでも仕事をし始めたら「5分遅れちゃいました。ゴメンなさい」じゃ済まないときがあるからって。確かに社会に出ると期限に縛られることは多々あるよね。その度に夜遅くまで会社に残って仕事をしたり、それでも終わらなければ休みの日に会社へ行ったりしてどうにか期限までに仕上げるよね。そういえばムースも休日出勤したり、遅くまで残って仕事をしたりしたかな。それが故に先生がくどくどという気持ちがよくわかるんだけどね。ただ、とある日記を読んでいるとその方のいってる学校ではどうも違ったことを教えてるらしい。提出期限はあまり重要視されず、どういうものが出来上がったかの方が重要だと。確かに質の高いものを作ることは大切だと思うけど、それ以上に時間を守ることの方が重要なのではって思っちゃう。北国コンピュータ学院では提出期限を守った人が正当に評価されて、期限に遅れた人は他の誰よりも出来上がりがよくても必ず評価はクラスの中で最低になるの。質があまりよくなくても期限を守った人の方がいい評価をもらえるんだ。それだけ期限に遅れた罰はとっても大きいの。もちろん学校によって何が重要か、何が重要でないかってことは違うと思うけど、どこへ行っても時間を守るってことは重要じゃないんかな?ムースがスペインにいるときに時間に関してはかなりいい加減になったけど、学校は時間通りに始まるし、マドリード行きのバスやマドリードからのバスはちゃんと時刻表通りに走ってたし。スペインというと時間にいい加減なようだけど、実は時間をきっちりと守っている部分もとっても多いんだよね。スペイン人がなぜ時間にいい加減って印象があるのかって考えてみると友達との約束がかなりいい加減だからじゃないのかな。例えば9時に待ち合わせっていっても、9時に家を出たとか、9時になってから起きたとか、そんなことがよくあったから。ただそれに慣れると今度は時間の有効な使い方を覚えて、待っている間に本を読んだりして上手に時間を潰せるようになってくるんだけどね。あとは面倒なことはあまりやりたがらないからかな?「マニャーナ(mañana:明日)」って言葉をよく使うから時間にいい加減って印象があるのかも。とはいっても今はEUを構成する1国だし、時間には厳しくなったと思うけど。
ムースはここ北の国に来てから1度も腕時計をつけて出かけたことがないし、朝以外はあまり時計を見ることがないだけに時間には無頓着になっちゃったと思うけど、でも重要なものの時間はきっちりと守るように心掛けてるの。このメリハリが大切なことじゃないのかな。ムースはそう思うけど。


2002年11月19日(火)




↑エンピツ投票ボタン
My追加 Mail BackTop