この間どこかのHPを見ていたら、わからないことがあるならわからないっていってくれればいいのにって書いてあったんだ。何がわからないかいってくれれば教えてあげるのに…って。職場での話をしてたみたい。これ自体は全然おかしな話じゃなくって、本当にその通りだと思う。一緒にお仕事をしているときに、何していいかわからないからっていってボーっとされてたらイライラしちゃうだろうねぇ。同じお金もらってるのに片や一生懸命働いて、片や何もしてなかったら不公平感が募ってくるだけだから。 でも、ムースはこれを読んだ時に、わからないっていえない気持ちって伝えられたらいいのにって思ったんだ。どういうことかというと、何がわからないかわからないから、わからないってことがいえないって気持ちを簡単に伝えることができたらどんなに楽かと思う。訳のわかんないことのように聞こえるかな。最近、これに近いことがあったから、例を出せばわかってもらえるかな。 この日記によく登場する、ムースの苦手な教科、数値解析でのお話。高校卒業以来、数学とは無縁だったムースにとっては、数値解析の授業はちょっと難しすぎたんだ。だっていきなり微積の教科書に出てくるようなことをやるんだから。ムースの場合は運良く、高校時代に微分・積分を習ってたし、微積は得意な方だったから授業でいってることはわかる、と思ってた。ここがそもそもの間違えだったんだけど…。授業に出てくる公式、テイラーの定理は数式を見てる限りだと何をやってるかわかった。どんどん微分して、それを足していってって感じで。授業がどんどん進んでいく。するとわかってたと思ってたことがどんどんわかんなくっていく。だから先生の所へわかりませんっていって質問をする。もちろん、先生は教えるのが商売だからちゃんと教えてくれるよ。これがこうなって、こうで、こうで…って。その場では気持ちいいくらいに数式が展開されていって答えにたどり着く。わかった気になっちゃってるから、わかった?って聞かれると、いつもわかったって返事をしてたんだ。もっと驚くことには、自分でこの数式は誤差を求めるのためのものでしょ?とか、的を得た答えもいってたから、先生もムースがわかってると思っちゃってた。でも、本当は何1つわかってなかったの。っていうのは、何がわかんないかわかんなかってなかったから。どんなに一生懸命質問しても今1つしっくり来てなかったんだ。だから試験の度に赤点だった。でも、ある時、宿題の問題を解いていたら、テイラーの定理を使ってこれを証明しなさいっていうのがあったんだ。数値解析の授業が始まってからいっつも出てくる定理。その時、ふと思ったの。テイラーの定理って公式は知ってるけど一体何なのって。もちろん、もう赤点なんて取りたくないから先生のところへ行って聞いてきた。このことは3月27日の日記にも書いたんだけどね。でね、そのときに微積の教科書を借りてテイラーの定理が何であるかってことを読んだ瞬間、この授業って何をしてる授業だかやっとわかったの。先生がいろんな公式を説明してたんだけど、それが何であるかがわかったの。 ムースの場合は一生懸命わからないっていい続けたし、あるときにふと何がわからないかってことがわかったからよかったんだけど、これがわからないままだと、ある日疲れ果ててわからないってことがいえなくなっちゃうと思う。もしかしたら、何がわからないかわからないから、どう質問していいかわかんなくって、ただ手をこまねいているだけかもしれない。だって、ただわかんないとしかいえないもん。聞かれた方は普通、何がわからないのって聞き返すよね。でも、わかんないことがわかんない人にとってはわかんない以外いえないと思う。出来るだけ早いうちに何がわかんないかってことがわかればいいんだけどね。なかなかそうはいかないから、時ばかりが過ぎていく。いつまで経ってもわからないまま。本当はちょっとしたきっかけでわかるかもしれないのに。 何がわからないかわからないっていうときはちょっとだけ前にかえってみたり、基本的なことを教えたりすると、今まで点でしかなかったことが線になることって多いと思う。いつも数学の例ばかりで悪いんだけど、高校時代にも似たようなことがあったの。高校1年生の時に数A(ってムースの時代は基礎解析、その前の人にとっては数�僑造�な)の授業で漸化式っていうのを習ったの。数列の規則を見つけてあげるような式だよね。これが全然わかんなかったの。っていうか、このころは数学の授業すべてがわかんなかったんだけど、ある日、何でそのことを聞いたんだか全く覚えてないんだけど、担任の先生に漸化式のことを聞いたの。担任の先生からは数�機∧未寮萓犬�ら基礎解析を習ってたから、今でも担任に漸化式のことを聞いたのって不思議でしょうがないんだけど。でね、その時、ちょー簡単な数列を使って説明してもらったのね。授業中に出てくるような訳のわかんないものじゃなくって。そうしたらねぇ、漸化式が何かがわかったの。それからというもの、数学の問題を解くのが楽しくなっていったんだ。だって自分が何をしたいかがわかったから。問題を解くことが苦痛でなくなったから。何がわかんないかわかんなかったけど、その時は何がわかんないかってことがわかったのと同時に全部わかるようになったんだ。ほんの些細なきっかけで、今まで苦痛だったものが、苦痛でなくなったの。 英語の場合は残念ながらいいきっかけってなかったような気がするけど、NHK教育の英語�気呂舛腓辰箸靴燭�っかけを作ってくれたと思う。っていってもそれを見てたのは大学生の時だけど。高校時代、ムースの英語の偏差値は30台後半から40代前半。模擬試験はすべて勘。多少英単語は知ってたものの基本的には語彙は少なかったの。でも、これが英語がわからない理由ではなかった。すべての単語を辞書で引いても、文の構造がわかんないから何が書いてあるのかさっぱりわからなかったんだ。関係代名詞って何?副詞節って何?名詞句って何?そんな感じだった。文中にthatが2回出てきたらもうお手上げ。もしかしたら1回でもダメだったかな?It's an apple. ムースでもこれはわかった。それはりんごです。じゃ、It's the apple that I want to eat and that you don't like. こんなのが出てきたらもうお手上げ。それはりんごです。私は食べたい、そしてあなたは好きではない。何じゃらほい。こんな感じの訳。これは単語が簡単だし、文も短いからここまで訳せるからマシだけど、文がもっと長くなったらもう日本語にもならない。決して、私は食べたいけどあなたは嫌いなりんご、とは訳せなかった。ってこの例文も何かおかしいね。 ずーっと何がわかんないかわかんなかった。だから質問なんてできなかった。時はいらずらに過ぎていく。英語がわからないことへの不安。わからなければいけないという焦燥感。そんな重圧を日々感じていた。何かすればよかったのかもしれないけど、手をこまねいていることしかできなかった。英語なんて小学校の時に習った知識のまま高校を卒業。今思うと、本当に小学生の時は賢かったなぁ…。受験はムースお得意の運でどうにか切り抜けたけど、大学生になっても英語はさっぱりわからなかった。でも英語を話せるようになりたいって気持ちだけはなくならなかったから不思議なんだけど…。 もし、これが職場だったらわからないことはわからないっていってくれっていわれそうだよね。でも、わからないといった時に、何がわからないの?と聞かれたところで、どう答えていいかわからない。今は何がわからないかわからないってことがあるってわかったから、何がわからないかわからないっていえるようになったけど、昔は知らなかった。わからない。このひとことが精一杯の表現。 何がわからないかってことがわかる人にはこの気持ち、なかなか伝わらないかもしれないけど、ムースのような気持ちになったことのある人には伝わってるんじゃないかな。っていうか、そういう人ってたくさんいると思うの。もしかしたら、今だにわからない以外いえないかもしれない人。何がわからないかわかってないから何もいえないの。だから何にもいわないの。 わからないっていえないこの気持ち、伝えられたらいいのに…。そんなことちょっと思っちゃった。 今日は日記の更新が遅くなっちゃった。ちょっとその言い訳を。この間、お友達がムースのことを心配して電話をかけてくれたんだ。ここんとこいろいろ大変だったし、かなり沈んでたからね。けれども、いっつもインターネットにつないだままになってるムースの家の電話は全然つながらない。で、心配になったっていってメールをくれたの。もちろん、すぐに返事を書いたよ。普段は電話なんて使わないんだけど、今日は何となく電話をしたくなって、その友達のところへ電話してずーっとお話しちゃった。気がついたら12時ちょっと前だったの。2時間半も話してたみたい。久々に人と話したような気分だった。電話でもいったんだけど、2年前の今頃、彼女の所へ遊びにいったんだなぁってふと思ったんだ。時差ボケしてないムースを見てびっくりしてたっけ。その2ヵ月後、彼女が実家に帰ってきたときに飲みに行ったのが最後で、それから全然会ってないんだ。懐と相談して、また遊びに行こうって思ったんだ。だって彼女のところへ遊びに行けば、新庄の試合が見れるかもしれないし。ケーブルカーに乗ってフィッシャーマンズワーフへ行って、クラムチャウダーをまた食べたいなぁ。値段は$4とムースの感覚にしたらちょっと高いけど…。でも2年前に行った時は安いと思ったんだけどなぁ。ってあの時は職安に行って失業保険をもらってたし、退職金もあったから何とも思わなかったのかな?野球が好きな人だったら彼女がどこに住んでるんだかわかるよね。ケーブルカーっていっただけでもわかるのかな。そう、その友達が住んでいるのは海の向こう、アメリカのサンフランシスコなのです。昔はよく横浜で飲んだりしてたんだけど、3年前からアメリカに移り住んじゃったのでなかなか会えないんだ。たまにメール書いたりする程度。でもムースが去年の夏にここに引越しをしてきてからは2ヶ月に1度は電話するようになったかな。なんてったって1人暮らしに関しては彼女の方が先輩だから。 今日はそんな訳でこの日記の書き出しは非常に遅くなってしまったのです。宿題だっていい加減にしかやってないし。ちょっとだけどうしようって思ってるけど、まぁいいか。全くやってないわけじゃないし。 |