crispy life
しゃきっと生きる。

2003年12月24日(水) 映像の世紀

クリスマスイブに書く話題じゃないかもしれないけど、
今、NHK総合映像の世紀が再放送中で、私はかなりはまっている。

なぜ、クリスマスイブにふさわしくないかと言えば、
その番組は、これ以上ないというくらい「リアル」な
報道ドキュメンタリーだからだ。

いつの時代も人の感情を支配している根っこの部分は
変わらないと思うのに、例えばこの100年を振り返って
みたときに、今から想像できないような殺戮の現場が
粛々と撮影されていたりする。
殺戮の現場を映像として残すということは、「戦争=美学」
や「たたかい=神聖なもの」というオメデタイ等式を脆くも
壊すことに他ならない。(恣意的な映像加工がなければ、の話だけど)

NHKってやっぱりすごくいいものを作ってるな、と思う。
この前見た、「死の国の旋律−アウシュビッツと音楽家たち」も。
一度、ドイツやポーランドの収容所跡を訪れる必要があるかもしれない
と思った。

そうしたら、右とか左じゃなくて、国家という大きな装置がどれだけの
悲劇を生んだかというのが、身をもって体験できそう。


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youko [MAIL]