だからなに。
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どうしてその人が気になるのか、例のように考えてみた。 ヒマな時間にぼーっとしているように見えるのは ただぼーっとしているんじゃなくて 業務に関係のないことをひたすら考えているの。 寝ちゃうよりいいでしょ。 何も考えないで「あーヒマだぁ」ってぼーっとしてると ほんとに寝ちゃいそうなんだもん。
その人は多分かなり年上で、もしかしたら自分の親ぐらいの年かもしれない。 そこまでストライクゾーンが広がってしまったのかと 自分でもびっくりするんだけども 最初はその人はちっとも気になる人じゃなかった。 すれ違って軽く会釈をしたようなことが1度あっただけで 話をしたことはない、というか 話をする用事がまったくない、別の集団の偉い人。 同じフロアの2つくらい向こうのかたまりにいて 今の自分の席からも見えるところにいる。
おじさんだけど髪はたくさんあって黒い。染めてんのかも。真っ黒。 艶があって髪の毛が若い気がする。 しゃきっとはしてないけどくたびれた感じは受けない。 大きめでしっかりした手をしてる。 若い頃は遊んでたんだろうなーという印象がある。 話しているのが聞こえたら、どうやら関西圏の人らしい。 自分の席から見えるのは、ついたてから上の顔だけなんだけど 髪をかきあげたあとにブラシでさっさっととかしているのを見て 「うわ 机の上にブラシ常備だあの人」と思った。 休憩室にひとりで入ってくる時を目撃すると ドアを開ける時にはもうたばこをくわえかけていることが多い。 金曜日はネクタイをしてなくて 「もしかしてカジュアルフライデーっていうやつなのか」と推測。
おじさんの下で働く人は多いし、女の人が多いから その中のひとりである自分は絶対ノーマークだろう、 目が合ったこともないし っていうことで 桑名さんよりもはるかに凝視率は高いと思うんだけど どうして気になるのかということが知りたい。 辿っていけばきっとてっぺんには先生がいるとは思うものの 似ているわけじゃないし、先生よりだいぶおじさんだしなぁ。 今のところ思いつくことといえば、なんか「濃い」から? 先生に対してどんだけ濃いイメージ持ってんだあんた。
その偉い人について他につい考えてしまうことは 「すげーエロいセックスしそう」っていうことだ。 任せて安心な感じがする。 ストライクゾーンは明らかに拡張されているね。 選択の幅が広がるのはいいことなのかよくないことなのか。
そういうのも楽しいんだけど もうちょっとまじめなことをたくさん考えたい病。 や、違う、 そういうこともきちんと考えていくと楽しい。 くだらないことほど真剣にというのが師匠の教え。
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