ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2004年08月15日(日) 天使は電車に乗って
 天使様が云う。
「救われなかったよね、ちっとも」
あたしは自信満々で答える。
「うん、ちっとも」
 天使様はまた泣きそうになる。
「あたし、もう帰ろうかな」
「空でも飛ぶの?」
「ううん、電車」
電車?人をおちょくっているのかこの天使は。電車で天国に帰る天使が何処にいる。まったく。
「どこで降りるの?」
トモヨがあきれたようにたずねる。
「渋谷」
「ほら見ろ、やっぱりたんなる人間だったんじゃない」
トモヨはそら見たことか、とでも云うように毒づく。
「ううん、あたしは信じてるから。救われなかったけど、楽しかったよ」


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