ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2004年06月18日(金) ずいぶんとあっさりした終わり方だなあ
 わたしは知っていたはずだったあのうつくしい青空を。
 それなのに昔の詩には「東京には空がないと」泣く人がでてくる。
 そうかなあ、って思う。充分空だよ。

 でもね、今日なんとなく見上げたら。空を。いや、空があった場所を。そしたら、なんにもなかった。
 ただ、青くペンキをぶちまけたみたいなのっぺりとした、味気ない平面が広がっていた。


 これはどういうこと?わたしは足りない頭で考える。
 空が、なくなってしまったの?え?

「うそーまじーありえなーい」
 声に出してみる。できる限り、阿保面をして。

 それでも空は戻ってこない。ただ、のっぺりと青いじゅうたんみたいなのがこちらを見ている。目はないのだけれど、こちらを見ているのがはっきりとわかる。あれえ?なにこれ。

 家に帰って、夕刊をめくってみる。そこにはありふれたニュースばかり。空が消えたなんてどこにも書いてない。びっくりして、テレビをつけてみる。タレントがげすな微笑みを浮かべている。死んじまえ、みんなみんな。一転してそうわめくタレント。ああ、いつもどおりの日常がここにある。わたしは落ち着く。

 いや、落ち着いてられないんだってば。空が消えちゃったんだよ。

 ええと、というわけでわたしは空を探しに行って来ます。

 心の中にあるんだよ、って云った子がいた。

 だから心の中に探しに行ってきます。

 それでは、また。


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