ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2004年04月26日(月) 児島さんのスーツ。
 児島さんという人がいる。
 児島さんはあたしがパジャマになって、もう寝ようかな、と思って布団の中に入り、電気を消すと現れる。
「こんばんは」
あたしはうれしくなって返す。
「こんばんは」
「今夜もやってきましたよ」
児島さんは云う。
「うれしいな」
あたしはいつもとは比べ物にならないぐらい素直な返事をする。あたしは児島さんが大好きだから。
「今日は回転寿司に行きませんか」
児島さんは食通だ。あたしはわりとなんでもいい。
「うれしいな」
あたしはばかみたいに繰り返す。それしか云えないのか、って感じだけど、あたしの今の心を表す言葉、それが「うれしいな」。本当に、そんな感じ。
「児島さんと回転寿司だ。うれしいな」
あたしはパジャマのまま外にでる。児島さんは仕立てたばかりのようなきれいなスーツを着ている。
 学校の廊下を歩いている。闇夜とはいわないけれど、うすぼんやりと暗い。学校の廊下を抜けると、回転寿司がある。
 あたしはいっぱい食べた。児島さんはすこしだけ食べた。

 おやすみなさい、そう云って児島さんはあたしと握手をした。
 あたしは、抱きしめてほしいな、なんて思ったけれど、そんなことは云えなかった。










































 夢でした!

 なんて恥ずかしい夢だろう、あたしは思う。でも夢見ている間、あたしは幸せのようなやわらかいゼリーのようなもののなかに沈んでいるような気がした。

 てゆーか、児島さんって、だれ?


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