ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2004年04月02日(金) 悲しい夜には悲しい歌を
 君はなんてつまらない人間なんだ。まぁどうでもいいんだけど。
 そう云われている気がする。諸々の雑事に。
 君は何がしたいんだ。何もしたくないなら死んでしまえばいい。
 そう笑顔を浮かべる人が見える。あたしには見える。

 悲しいなら悲しいと云えばよいのにそれでもあたしは笑うのをやめない。
 あははあははあはは。ばっかみたい。

 あたしは実は君が羨ましいんだ。なんでか、もう君ならわかるね。
 そう、君だよ。君。君しかいないじゃないか。
 あれ?どこへ行くの?電脳世界の波の向こうへと消えてしまおうと云うの?そんなさびしいことしないでよ。ねぇお願いだからさあ。

 いいね、何も云ってはいけないよ。ここで見たものに関しては。
 番人が云う。あたしは恐ろしくなって頷く。
 わかった。何も云わない。だから解放して、ねえお願い。
 番人の顔がぐるりとまわり、いつの間にか君の顔に変わっている。
 あたしは恐ろしくて後退りする。いひひ、いひひ、と君は番人の声で云う。









「やめて、すべてからあたしを解放して」








 そう云うと諸々の雑事も君も何もかもが消えてしまった。
 あたしはそれでよいのだと思うことにした。でも全然思えなかった。

 ばかだなあ、ってもう一度笑ってよ。もう何も見えない。君の顔も浮かばない。あたしの身体は、「見る」という機能を失ってしまった。もうだめだ。さよなら、なのかなあ。ほんのりとかんがえる。


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