ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2002年03月13日(水) ミツコのこと/日常


秘密だよ。秘密だよ。
そう何度もミツコは繰り返した。(そのときまだわたしは、みぃこ、と彼女を呼んでいた)
わたしは知っていた。秘密になんて、できないって。
わたしは約束を破った。
ミツコは泣いた。
「なんでヨウコは平気で約束を破るの?」
わたしは平気なんかじゃなかった。
でも、そのとき、平気になった。
約束を破ること。人を裏切ること。大好きな人を悲しませること。

今日も人を泣かせてしまった。
わたしはできることなら、その涙をバッグのなかのハンカチでぬぐってあげたいと思った。
でも、できなかった。
ミツコのことが頭のなかにぼんやりと浮かんでいた。
ミツコと、涙は関係ない。
でも、わたしはミツコを恨んでいる。

私の前で、死にたい、といった人がいる。
たくさんいる。
ミツコもその一人。

死にたいって言うな。
殺したくなるから。


なんてことを考えつつも日常は日常。
洋服買ってCD買って。
ヘドウィグアンドアングリーインチのサントラ買っちゃいました。
いやー、かっこいいなー。っていうのが現在の頭のなかを渦巻く感情です。
いや、ほんとかっこいい。なんか映画を思い出してまた感動しちゃう。
ジョンキャメロンミッチェルかっこよすぎ。


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