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2003年05月05日(月) 焼きそばの時間は終わりだぜ!〜 『MUSIC DAY 2003』@日比谷野外音楽堂〜

 昨日は『MUSIC DAY 2003』@日比谷野音。出演はPolaris / ACIDMAN / COOL DRIVE / スクービードゥー。招待ライブに応募したら見事当選!めずらしい。でも、今年に入ってから沢田研二のにも応募しているのだけど、なかなか当たらない…。やっぱり人気なのね。老いてもジュリーか。
 Nさんを誘って野音へ。この時期の野外ライブって本当に気持ちいい。入場に並んでいるとオープニングアクトのローザ・パークスの演奏が聴こえて来る。姿を観なくとも、音に若さが溢れている。でもそれ以外の印象がない。
 最初にPolaris。まだ明るい時間に彼らの音はちょっと不似合いだと思ったが、次第に音が会場全体に浸透していく。40分弱で4曲という時間の使い方も彼ららしい。僕の曲も長いとか言われるけれど、それは長く感じさせてしまっているだけであって、実際に曲の長さが問題ではないと思う。はじめて観た人でも充分虜になるようなライブだったと思う。僕はますます好きになった。
 続いてCOOL DRIVE。ライブを観るのははじめて。いい曲をかくなぁとは思うのだけど、音源を買ったりライブに足を運んだりするまでには至らなかった。観て感じたのはリズム隊の軽さ。曲中にファンクなリフがあっても響いてこない。ただでさえPolarisのお腹まで響くベースが残っているというのに。それと内輪受け、場つなぎのようなMCも要らない。陽も暮れて照明も映えるようになって来てACIDMAN。会場はかなり盛り上がっているのだけど、何がいいのか僕にはさっぱりわからない。リッケンバッカーのギターも歪ませるとせっかくの音が台無しだ。
 トリにスクービードゥー。メジャーになってから随分ポップな音になったとけど、根はそんなに変わっていない。ヴォーカル、コヤマシュウの客席の煽り方も気持ちがいい。「焼きそば(食ってる)の時間は終わりだぜ〜!」「音楽の最高地点に行きたいんだろ?」など。最高地点って…。中でもベースのナガイケジョーが僕のお気に入り。華麗なステップを踏みながら動きまくる指に惚れてしまった!あんまりベーシストを好きになることってない。音源を買いたいとは思わないけれど、ライブはまた観てみたいと思う。

 日比谷公園を出てビル街へ向かう時に「ビルを見ながら草の匂いがするのも変だね」とNさん。確かに公園がなかったら、ここら辺はもっとギスギスした街になっていたことだろう。
 庄やで呑む。ひたすら音楽とヨコハマ買出し紀行の話。Nさんは僕がはじめて音楽や表現することの話を出来た人で、言うなれば処女をあげたような人。しばらく音楽から遠ざかっていたが、最近また創作意欲が出てきたと言う。
 僕は林矢子と言いNさんと言い、偶然ながら表現をする人といい出逢いをしたと思う。恋人を見付けるよりも難しいかもしれない。あとはそれに僕がどう答えるかだ。

 今日は足がつって目が覚めた。もうちょっとやさしく起こしてくれてもいいのに…。



臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

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