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2002年11月24日(日) 光と影のおりなす世界〜ポラリス@青山CAY〜

 夕方から外出。『SNAPSHOT DIARY:Tokyo 1968-1973』を観に表参道のGALLERY360°へ。野上眞宏が撮った、はっぴいえんどとその周辺の当時の写真展(明日、同名の写真集も発売)。でも、今日はお休みでした…。ちゃんと調べておくべきだったな。

 しかし今日、表参道に来たのはポラリス@青山CAYを観るのがメイン。彼らのライブは初めて。最近、職場でもっぱら聴いているのはポラリスとクラムボン。おかげで心なしか仕事も捗るような気がする(だけ?)。
 柏原のかなり低音の効いたベースからライブが始まる。重低音が腹にズンズン来て気持ちが良いのだけど、ギターや唄が聴こえない。しばらくジャムの後『ねじまわし』『愛の手の中に』と続く。相変わらず唄は小さいものの、リバーヴの深く掛かかり具合が心地よい。機械みたいに正確な坂田のドラムも気持ちよい。オオヤのギターもセミアコとVOXのアンプの組み合わせとは以外だった。曲により途中でベースの音が急に抜け、そしてまたズブブブと入ってくる気持ち良さったら、他では形容できないほど。ああ、僕もこんなベースが弾きたい。
 中盤、ギター、ベースは一旦退場。エフェクターを駆使しながらのドラムソロ。それまで機械のように微動だしなかった坂田のドラムが次第に熱を帯びてくる。そして激しくなるにつれ、バスドラでサンバのリズムを刻みながらのソロは圧巻だった。そしてオオヤだけ戻り『You Are My Song』。ベースがなくても物足りなさはないが、ベースの存在感を思い知らされる。『天気図』で柏原も戻る。10分近くの演奏も厭きを感じさせない。『季節』『Slow Motion』と人気の高い曲が続き、会場もひそやかに熱く盛り上がる。オオヤのファルセットは心地良いのだが、多用するとここ一番で決まらないのが勿体無い。ここぞと言う時に使った方がいいと思う。

光と影のおりなす世界にこだまする 「いいでしょ。」
あぁ戻れない記憶の裏側をみつけた。みつけた!
36度7分の微熱なら いいでしょ ねぇいいでしょう
光と影のおりなす世界にこだまする 「愛でしょ。」

 ラストにこの『光と影』。僕も最近かなりお気に入り。最初、何を歌っているか分からなかったんだけど、詞をじっくり聴いてみるとすごい広がりるのある世界だと思う。ゆったりとした曲の中にも、聴いているそれぞれの想いが交叉する。
 アンコールに応え、1曲(新曲?)演奏して終了。ベースが腹に効いただけでなく、本当に満腹になる内容だった。それでも余韻が残り、また観に行きたいと思える。こだまする音、照明やCAYの作りと言い、洞窟の中での演奏会みたいだった。


ポラリス1st『HOME』。すぐに噛む、きかんぼうのあの娘は元気だろうか…。


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