酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年09月14日(金) 『月触島の魔物』 田中芳樹

 ヴィクトリア朝イギリスで大手会員制貸本屋に勤めるニーダムとメープル(叔父と姪)は、大作家ディケンズとディケンズの元に滞在しているアンデルセンの世話をすることになる。超大物作家ふたりは凸凹コンビでマイペース。ふたりに振り回されてニーダムとメープルは不気味な噂が絶えない月触島へ渡ることになるのだが・・・

 理論社のミステリーYA!シリーズは若い人向け。ターゲットは10代らしいのだケレドモ、私も充分に楽しめたv イラストが入っていたり、想像力を喚起しやすくなっている。ここまで至れり尽くせりになっているんだなぁ。贅沢だこと。今って漫画や映像で物語を容易く丸飲み傾向であるため活字は苦戦している。でもでも活字だからこそ頭と心で大きく想像の世界を遊べると思うのだがなぁ。私は活字から離れないわっ(決意)。この物語はメープルという魅力的なヒロインを筆頭に愛すべきキャラクターがいっぱいで楽しめる。オススメv

『月触島の魔物』 2007.7. 田中芳樹 理論社



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