酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年11月18日(金) 『孤宿の人』 宮部みゆき

 江戸より9つの少女‘ほう’が、讃岐の国の金毘羅参りに出向かされた道中で、連れの女中に捨てられた。丸海藩で途方にくれる‘ほう’は、様々な人と出会い、流人の加賀殿のお屋敷で働く事になる。生きながら鬼、悪霊と恐れられた加賀と天涯孤独な‘ほう’との心の触れ合い。しかし加賀殿は・・・

 鳥肌が立ちました。宮部みゆきと言う人の凄さをまたしても知らされたと言う感じです・・・。小さな少女を主人公に据え、いったいどのような展開を見せるのかと思いましたが。すごすぎる。これは文句無く今年のマイナンバー1だなぁ。この物語を読んでいない人がいるならば、是非に読んでください。そう御願いしてしまいますね。宮部みゆきを越える人は出てこない。宮部みゆきだからこそ描けた物語だわ。感服。

「しかし、これは本当におまえの名前なのだろうか」

『孤宿の人』 2005.6.21. 宮部みゆき 新人物往来社



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