青春の思ひで。

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2005年09月12日(月) 先生に会いたい。

先生にもう一ヶ月近く会っていないので、会いたいです。
「あたしの先生」に。


「あたしの先生」は、あたしの指導教員です。
あたしが心の底から敬愛する、あたしにとってとても大切なひとです。
「あたしの先生」と「お仕事先の先生」は別人です。
「お仕事先の先生」の許で秘書バイトなどして小金をもらっています。
「お仕事先の先生」のこともそりゃそれなりに尊敬しておりますが、正直に言うと「あたしの先生」ほどお慕いすることはできない。

先日、先輩から嫌なこと聞いちゃってちょっと滅入ってます。
「あたしの先生」と「お仕事先の先生」の仲がよろしくない、と。

……あ、でもわかる気がするわ。

たぶん、「お仕事先の先生」は「あたしの先生」のことをなんとも思ってないんだろうけれど、「あたしの先生」は「お仕事先の先生」のことをあまりよく思ってらっしゃらないんだろうな。
「嫌い」というより、たぶん「苦手」なんだろうと思う。

あたしもたまに「お仕事先の先生」の言動を苦手だと感じることがあるから。
でも、悪いひとじゃないからなぁ。たぶん、そんなことくらい「あたしの先生」だってわかってると思うけど。

いわゆる波長が合わない、といったところでしょうね。
もちろんそれを表には出さない先生方は大人です。


だけど、「お仕事先の先生」の秘書をやっている自分のところのあまり優秀じゃない学生のことを「あたしの先生」はどう思うのだろう……。

もともと秘書を必要としていたのは、「お仕事先の先生」だけじゃなく、「あたしの先生」もだった。
あたしと、もうひとりの院の新入生が「お仕事先の先生」と「あたしの先生」の秘書候補だった。
あたしだって、それなら当然「あたしの先生」の秘書をやりたかった(今よりお給料少ないと思うけど・苦笑)。
でも、もうひとりのひとの「○○の作業が苦手」(「お仕事先の先生」のお仕事には○○作業が多い)という主張で、あたし自身も了承して、今の秘書分担になった(実は、もうひとりのひとが苦手としていたのは作業でなく「お仕事先の先生」そのひとだということも後から知ってしまったけど)。

あたしは自分で「お仕事先の先生」の秘書仕事を引き受けたんだ。
そして、「あたしの先生」にも秘書がいる。


帰省する前日に「お仕事先の先生」から「あたしの先生」があたしに頼みたい仕事があるようだ、ということを聞いた。
おそらく後からメィルが届くだろう、と。

メィルは届かない。

別に急ぎの仕事じゃないから、会ったときでいいと思ってらっしゃるのか。
それとも、「あたしの先生」の秘書のひとに頼んじゃったのかな。
そうだとしたら、どんどん先生との繋がりが薄くなっていく気がする。
僻みだとはわかっているけれど、「あたしの先生」の秘書をやっているひととその周辺のひとたちと先生の結びつきが強くなっていく反面、それから取り残されているような気がする。

「あたしの先生」から少し頼りにされてるって思えて嬉しかったのに。


頼まれるかもしれない(しれなかった?)お仕事の内容は後期の授業のアシスタント。
それを「お仕事先の先生」から聞いた瞬間は単純に嬉しかった。
断る理由もなければ断れる立場でもないから、当然お引き受けしてがんばるつもりだった。

少し時間が経つと気付いた。

もしかするとその授業にはあの男がいるかもしれない、ということに。


もし、あの男がいるだろう授業だとわかっても、あたしはお引き受けしただろう。
「断る理由もないし、断れる立場でもない」と自分自身をごまかして。
そして、後輩にはそう告げて。


あの男とはあれ以来会っていない。
「場合によったら二度と会わないよ」とあたしから言った。
その「場合」の決着はまだ着いていないけれど、その「場合」が訪れても先生からのお仕事を盾にして会ってしまうはめになるところだった。


先生、会いたいです。
お仕事の件をはっきりさせたいです。
もやもやして気持ち悪いです。

でも、先生に会うことで、あたしは誰と会おうとしているんだ。
もしお仕事のお話がお流れになったら、あたしは二重の意味で落ち込むのだろう。
「あたしの先生」から頼りにしてもらえなかった、ということと、もうひとつ。
自覚しているだけ性質が悪すぎる。

女であることをこれほど恨む日々も久しぶりだ。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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