夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
久しぶりに墨の匂いをかいだ イライラしていたのに すっと静まるのはどうしてだろう
「風」という字を書くあいだは 「風」について考える
「雨」という字を書くあいだは 「雨」について考える
目の前に無いものについて、じっと考える
優しい風 強い風 乾いた風
いろんな風があっても、字は一つしかない 概念の「風」を、一画一画の集まりにして映す
誰かが付けた名前と意味を、文字のかたちにする間 ただひたすら「風」のことだけを考える
できた「風」は具体的な「風」になっている
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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