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| 2004年09月16日(木) |
指先一つで壊れてしまいそうな日々の書評。 |
珍しく文化的に引きこもってみました。 友人から借りた大槻ケンヂの小説を読んでみたです。 「ロッキンホースバレリーナ」というものです。
とりあえず最初にけなしとくと、 オーケンは笑いのセンスがマニアック過ぎる。 いちいち解説のいるような「笑えるシーン」はちょっと疲れる。 そして文がヘタ。エッセイ読んでても思うけど、まだるっこしい(これ方言?) 人物の書き分けがイマイチ。 極端な人たちって設定だろうに、みんな性格が似てる。 …ってな事も思ったわけで。
でもね。読んでて、ひどくココロが揺さぶられた。 そんなに感動するようなシーンなんて無いんだけど、 不思議と目の奥がずん、と響く。ぶっちゃけ、ちょっと泣いた。 ココロに傷を持つパンク少年とゴスロリ少女の話。 ココロのキズなんて殆どないワタシですが、 傷付くほど人と深く関われなかった事に対するキズ(説明臭い)に沁みたというか。 「ああ、別にいいよこんなん、好きじゃないし」っていう 誰に対してでもない言い訳が増えてきた今日この頃、 それが強がりだってことに気付きたくなかったのに気付かされた、みたいな。 何と言うか、オーケン本人の言葉を引用させてもらうと、 「伝えるのが困難なおもしろさというものがあって」という感じ。
特にバンギャにオススメ。 地名とか、ライブハウスとか、バンドとか、 するっと感情移入できるものが実名で出てるから。 それだけで入っていけると思う。 ちなみに非バンギャさんにとっては別にどうって事ない本だとも思う…。 持ち上げたりこき下ろしたりで申し訳ないが。 あ、あと「不安と疑問を抱えつつそれでもバンドやってます」的な人にもオススメ。
読み終えて急に無性にバンドやりたくなってきた単純なワタクシでございます。
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