今日の　わんこ▼o・ェ・o▼　

私は犬を飼ったことがないから何もしらないけれど、犬って、ごはん・散歩・寝る以外のときには何をしてるんだろうと思った。つながれてて出かけれないし、飼い主がいないと遊べないし。テレビも見ないし、本も読まないし。いったい何をしてんだろう。

何もしなくてもごはんをくれて、安全な寝床があって、かわいがられる。一度人間に飼われると、その後一人で生きていくのはつらそう。

飼われることを覚えた犬は、捨てられたときどうなるんだろう。捨てられにいくとき、不安を感じるだろうか。去っていく飼い主を追いかけるだろうか。住んでいた家に帰るだろうか。

もう二度とそこには戻れないと悟ったとき、とてつもない孤独といいようのない悲しみに襲われるだろうか。この先、一人で生きていかなくてはならない。安心して寝れる場所を探さなくてはいけない。ゴミ箱を漁ってでもごはんを食べなくてはいけない。自力で生き抜くために必死でがんばるだろうか。そのとき、飼い主のことは忘れているのだろうか。

動物と人間の違いに、人間には「忘れることができる能力」があると聞いた。動物はひどいことをされたら、一生忘れないらしい。でも、人間はつらいことが（たとえば失恋とか）あっても忘れられる。

さっきの話に戻れば、捨てられた犬は飼い主のことを忘れないだろうな。
はたして、憎んでいるだろうか。嫌いになって恨んでいるだろうか。

たとえば、元飼い主と捨て犬が再会したときどうなんだろう。お互い何を思うの？
　　　　　飼い主「元気でやってるか？」
　　　　　　　犬「お前こそ、新しい犬でも見つけたか？」

こんなことでも話しているだろうか。

　　　　　飼い主「いや、飼ってないよ。お前は、ちゃんと食べてるのか？
　　　　　　　　　ずいぶんやせたな」　　
　　　　　　　犬「当たり前だろう。野良犬社会ってのは厳しいんだ」
　　　　　飼い主「もう一回俺の飼い犬になるか？」
　　　　　　　犬「・・・もう捨てられるのはごめんだ」

あ、変な妄想になってきた。
犬としゃべれたらいいなあ。犬が言葉を覚えたとして、初めて話す言葉はなんだろう。

「わん」

かわんねえな（笑）

でも話さないからいいんだろうな。何も話さないからいいんだろうな。だから人間と一緒に生きれるんだよ。「お前のいうことは、おもしろいな」って言われることはないけれど、「お前のいうことはつまらないな」ってことも言われないんだから。

一人前の人間になりたい。強く、そして今の生活を一変できるだけの行動力をともなった人間に。

diary

2002年05月11日(土)