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2006年11月17日(金) ツイン or ダブル?

とある事情により、今度たっくんとけんたろうが、
都内のホテルに泊まることになった。
仕事関係とはいえ、その後の打ち上げで遅くなるから、
先に都内のホテルを予約しておこうぜ、ということらしい。
けんたろうは埼玉の川越より北。たっくんは横浜。
遅くなっちゃうと、帰るのつらいもんね。無論、自腹だが・・・。


「じゅりさん、ちょっと教えて・・・」

背中合わせの席のけんたろうが、残業中に言ってくる。
もうこのフロアー、二人だけだよ、今日も遅いよ。


「ホテル予約したいんだけど、ダブルだよね?」

えっ? である。
たっくんと泊まるのに、ダブルにするの?
説明すると、けんたろう、ちょっと不満そう。


「だって、それじゃ言葉の意味、おかしくない?
ダブルって、2つでしょ? なんでダブルが1個のベットなの?」

違う。違うぞ、けんたろう。
ダブルは「2倍」という意味だ。
ツインは双子がツインズと言うように、相対するものという意味だから、
ベットがふたつある、という意味なのだぞ。


「あ、そうかー。そういう事なんだー」

けんたろうは、やっと納得したよう。
そして彼は話し出した。


「前のことだけど、オレが予約した時があって、
たっくんと部屋に入ったら、大きなベットがひとつしかなくてさ。
びっくりしたんだよね」

そういうえば前に聞いたことがある気がする。

「あの時も、きっとオレ、意味わかってなくて、間違えたんだなぁ・・」

だろうね。完全に逆の意味に捕らえてたよね。
その時の、けんたろうと予約係りのやりとりは、以下のとおり。


けんたろう:ダブルでお願いします
予約係り:ではお泊りのお客様は、男性1名、女性1名さまですね。
けんたろう:いえ、男ふたりです


「なんかさ。相手の人が、えっ?って感じだったんだけど、
オレわかないから、そのまま流しちゃったんだよね。
そしたら、たっくんと部屋に入ったら、おっきなベットだったんだよ・・」

じゅりちゃん、ハラかかえて大笑い。
前も聞いた気がするけど、そうか。そういう間違いだったんだ。
で、結局、どーしたの?

「しょーがないねーって、そのまま二人で寝た」

けんたろう、ちょっと恥ずかしそうにしていた。
そうか。ふたりは、そんな仲だったんだ。

「じゃ今度の予約でまた間違えちゃったら、たっくん誤解しそうだね」
「ほんと、間違えてるフリしてるんじゃないかって、疑われちゃうよ」


よかったね。誤解されなくて。
でもね、じゅりちゃんが言いたいのは、そんなことじゃない。

なぜ、29歳にもなる男が、ダブルとツインの区別がつかないのか?

それは、けんたろう。
今までキミが「ラブホテル専門」だったということの証拠じゃないのか?


・・・・・・・・・・。
もちろん、じゅりちゃんは、言わなかったけどね。



他男同士のダブルについての日記
2006年07月27日(木) 分速40Mで歩く男


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