Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2004年05月16日(日) 大型BBSと、言い方の問題

最近、とある掲示板を、よく、覗いていました。
理由は、数あるトピックの中で、やたら、回転が、速かったからです。
そして、中を見て、ははーん、と、ニヤリ。
いわゆる、未確認情報が、いいか、悪いか、の、やりとりです。

時折、知り合いから、もうすぐ、春休み(夏休み・正月休)だから、
へんちくりんな人が増えて、HPの管理人さんは、大変だね、と、言われる。

だが、管理者の方なら、おわかりだろう。
春休みに、へんちくりんな人は、増えない。特に、女性サイトでは、ない。
春にネットデビューした人が、GWを経て、そろそろ、本格的デビューを、
果たすのは、これから。これからが、怖い時期なのだ。


その某掲示板で、未確認事項を、関係者の人から聞いた、と書き込んだ人がいた。
それに対し、そういうことは、書き込んではいけない、と言う人がいた。
すると、未確認情報を書き込んだ人を、擁護する意見が、一斉に書き込まれた。
”未確認でも、楽しみにしている人が、いるんだから” とか。

どうなるかな? と、思ったら、注意をした人は、めげなかった。
何度も、何度も、説明している。
大型掲示板で、どちらかと言えば、2ちゃんより、健全な感もあり、
初心者の多そうな、その掲示板。
だから、その未確認情報に踊らされ、関係者に迷惑をかける人も、出る。
そういう理由があるから、いけないんだ、と。
また、場合によっては、迷惑を発生させた、という理由で、
このトピック自体が、閉鎖されてしまう可能性もあると、力説していた。


前に、どこかのサイトで、読んだことがある。
インターネットの前身でもある、パソコン通信。
これらは、限られた、マニアックな人々の中で、行われていた。

最初のうちは、当たり前だが、みんな、初めてだ。だから、トラブルも発生する。
だが、限られた人々、ということもあり、徐々に、それなりのルールができ、
秩序も、出来上がってきた。暗黙の了解、というヤツだ。

そうして、長い時間をかけて、築き上げてきた、
知らない人間同士が、匿名で、安全にやりとりをするルール、というものが、
インターネットの普及により、あっという間に、崩れ去った。
理由は、余り多い、新規参入者。事態は、また、ふりだしに、戻ったのである。


車が発明されたとき、交通ルールなんて、なかったはず。
走行台数が増えて、初めて、みんなが安全に運転するため、ルールが出来た。

インターネットも、そう。かなり新しい、コミュニュケーションツールだ。
それも、匿名。(正確には、そうではないけど)
今まで、知らない人と、いきなり、身元を明かさず、意見交換なんて、
ほとんど、できなかったと、思う。
せいぜい、雑誌等での、ペンフレンド募集が、いいところか?


世の中には、その世界、世界での、ルール、というものがある。
勿論、明文化されていなくても、暗黙の了解等、いろいろ、ある。
多少の解釈の違いはあっても、人様に迷惑をかけない、なども、
我々の社会では、どこでも、必要なルール、だったりする。

”こういう理由で、迷惑をかける可能性が、大きいですよ”

知らなかった、うっかりしていた。
あまりに、大きなことや、知らねーで、すまねーだろう、ということも、ある。
いい大人が、そんなことも、わからんのか、と、思うことも、ある。

勿論、自分も、痛い目にあったことは、いくつかある。今だって、時折、ある。
だから、一概に、責めることも出来ないが、しかし、多少でも、
”気をつけよう”という意識があれば、防げることも、多々あるのも、事実だ。


未確認情報を擁護し、注意した人を非難した人たち。
彼女達は、インターネット、というものを、理解していない。
匿名の危険性や、想像もつかない人数の閲覧等、まるで、わかっていない。

ウチは、18歳未満、閲覧は可であるが、書き込み・メールは、お断り。
ネットは匿名にて、全ての参加者が、年齢不詳で、大人として、扱われる。
つまり、自分は、ネットは大人社会だと、思っているからです。

大人の話に、子供はクビを、つっこむな。
どうしても、参加したければ、大人のルールを、守りたまえ。
だが、このルールは、別に、ウチだけないと、思う。
門前払いを、していないだけで、どこでも、ルールを守ることを、要求される。


未確認情報を擁護し、注意した人を非難した、彼女たち。
彼女達は、自分の楽しみの為に、迷惑がかかることは、気にならないようだ。
バッファ行為をする人たちと、それほど、変わらない。

おまけに、”それぞれが、注意をすれば、いいことだ” とのこと。
世の中に、悪人がいないと、信じ込んでいる、人々です。
そりゃ、少人数でなら、そう信じあうことも、大事ですが、
この発言こそ、ネットがどういうものか、てんで知らない、恐怖の初心者です。


FAN初心者・ネット初心者。
今回は、ネットの怖さを知らない初心者と、
SMAPがどれほど大きな影響力があるかを知らない、FAN初心者の、混合体。

わたしは、怖い。なにが怖いって、こういう人たちが、怖い。

大型掲示板で、未確認情報を、書き連ねる人たち。

頼むからさ、掲示板じゃなくて、友だち同士で、楽しんでよ。
それなら、一気に、万単位の人が、見なくて、すむんだからさ。

参考:読売新聞20040517
連載【IT奔流 ネットの裏表】(6)中傷、デマ 後絶たず




追加で、もうひとつ。

理論で負けそうになった、未確認情報擁護派は、
注意した人の、口調がキツイ、と、言い出した。

確かに、注意をしていた人は、口調がキツかった。
ただし、自分は、注意をしていた人と、意見が一緒のため、
それほど、気にならない程度の、ものだったが、
そりゃ、反対意見の人には、カチンとくることも、考えられる。


昨日、会社の後輩と、就業後、喫茶店で、話をした。
彼女は、違う部署の社員の口調がキツイので、ハラが立つ、と、言っていた。

ものすごーく、よくわかる。
だって、その違う部署の人々は、あまりのキツさに、社内で孤立しているもの。
自分だって、頭に来ること、毎度、毎度で、その都度だ。ほんと、すごいのよ。

だが、それでも、わたしは、彼女に言った。

”相手の口調に、気をとられてはいけない。
大事なことは、相手が、なにを、言おうとしているのか?
なにを、言っているのか、しっかりと、把握することだ”

どのみち、仕事です。やりとりされている言葉は、仕事に関係することです。
ならば、感情は置いておいて、内容を理解し、把握すること。
それが、最も、大事なことだと、思います。

でも、仕事も、私生活も、同じ事。
相手の口調を責めることは、ダレにでもできる。
だが、そうして、相手の口調の惑わされ、大事なことを見失っては、
結局、自分のソンであることを、相手の口調がどうこう、と言う人は、知らない。

また、場合によっては、自分の立場が悪くなると、理論のすり替えで、
急に、口調がどうこうと、相手を責めだす人も、いる。
結局、その人の、度量の狭さを、暴露してるだけのに。


”あなたの言い方がキツイから、反感を持つ”

バカを言っちゃいけない。もうちっと、大人になれよ。
相手の性格は、どうだって、いいんだよ。
その前に、指摘されたことは、きちんと、把握しよう。
理解する前に、反感持つなんて、理性コントロールが、できていない。

問題は、言い方ではなく、言っている内容。
勿論、程度もあるので、一概には言えないが、そう心がけることが、大事。

ダレだって、キツク言われれば、ハラが立つ。
だが、ハラを立てて、売り言葉に、買い言葉、になる前に。
ちょびっと、立ち止まって、相手がなにを言っているのか? 
もう一度、考えてみる価値は、絶対に、ある。


わたしは、口調がキツイ、と、28年、言われつづけてきた。
もう、今更、この性格は、変わらないと、思っていた。

”相手の感情に、左右されないで下さい。
あなたの仕事は、その部署が、このことに対して、
どういう意見を、もっているかを、把握してくることです”

不思議なことに、今は、口調が優しくなったし、すごく考えながら話してる、
と、言われる。自分も驚くが、相手も驚いて、言っている。
(ネットでしか、わたしを知らない人には、ウッソだー、でしょうが)

でも、この1年で、心がけていること。
それは、相手が、なにを言っているのかを、まず、探し出すこと。
そしたら、不思議なことに、伝えることの難しさを、実感したので、
どうしれば、相手に伝わるか、本当に、考えるようになった。


”言い方が、頭に来るのよね”

しょちゅう、この言葉を、言ってしまう。
もしくは、そのことで、感情が一杯になって、思考がストップしてしまう。
自分もそうだったし、これからも、充分注意したいが、
大事なものを、いっぱい、見落としてきたんだな、と、思う。


つよしくんたちも、若い頃は、理不尽な言葉の暴力に、耐えてきたと思う。
タレントなんて、売れてりゃ官軍。売れなきゃ、虫けら同然。

そこで、反感をもって、それで終わりなら、本当に、終わりだったと思う。
でも、悔し涙でも、その中から、自分に必要なものを、冷静に、集めたと思う。
だから、彼らの今があると、自分は、思う。

”もう、ダレも、そういうこと、言ってくれないからね”

きっと、つよしくんは、彼らは、その大事さを、知っているのだと、思う。


相手の言い方になんか、惑わされるな。
言い方の注意は、自分と、自分の子供にだけ、していれば、いいことさ。
まずは、怒りの感情を、一時ストップで、肝心の問題を、考えるざますよ。

ものすごく、難しいけどね。



追伸

自分も、騒ぎに、参加しようかと、思ったけど(笑)
でも、事の成り行きが、知りたくて、黙ってた。
あれが、すまFAN全体の縮図、としたなら、すまFANの精神年齢は、かなり幼い。
あそこに書き込んでたのが、ホントのお子様ばかりであることを、自分は願う。


追伸2

しかしながら、ネットでは、あいかわらずの、じゅりちゃんです。
でも、それは、今後も、変わりません。
口調がキツイ時は、いわゆる、言語道断、追い出し作戦のときだからです。


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