Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2004年04月15日(木) イラク人質事件

どっちの放送前に、テロップの速報で知る。
よかったぁ〜! と、思うと同時に、こりゃ、番組差換えだな、と、思ったが、
予定通り、放送。そうだね、直後じゃ、情報も少ないしね。

しかし、途中の特別放送を見て、安心したら、眠くなってしまいまして。
気がついたら、どっちの放送は、終了していました。

”おまえら、深夜放送みたいだ。こっちは、くさなぎ君もいるし、華がある!”

そうだな。SMAPだし、一応、華だね。考えたことも、なかったよ。
で、相手方の、中川兄、剛さんも、なんだか、しゃべんないし(笑)


”ねぇ、たっくん・・。今日のお昼、なににするの?”

OLの昼食なぞ、マンネリですから。
なにがしかのヒントを得たく、意味もなく、尋ねる。

”豚丼!!”

しかし、たっくん、即答!
どうやら、昨日放送の、どっちを、見ていたようです。

で、”くさなぎも、食べてたよ”とのことで、昼は、豚丼。
じゅりちゃんは、お持ち帰りでしたが、
たっくんは、カウンターで、がっついていました。
その後の二人の会話は、”値段が、違うからね”でした。がっくし。



で、そんなことは、どうでもよくって、イラク人質事件。
とにも、かくにも、無事で解放、なによりでございます。
ご家族の方も、相当、お疲れでしょうから、ゆっくり、休んでください。


拘束、しょっぱなのニュース。
目隠しをされて、銃を向けられた3人に、じゅりちゃんは、驚きました。
そして、この3人は、決して、生きては戻れまい、と、思いました。

テロリストの要求は、自衛隊の撤退。
今の国際協調路線の中で、日本政府が、そんなことを、受けるわけがない。
当然、交渉決裂で、殺されてしまうと、思いました。


ボランティアでの、渡航との事。そして、再三の、避難勧告。
でも、遊びで、行っていたワケじゃない。
それなりに、思いがあって、考えがあっての、渡航だと思う。
だから、さっぴいて、考えても、いい。

家族の方も、いきなりの動揺で、気が高ぶっていたのでしょう。
焦る気持ちが、勢い、政府を、非難してしまったのでしょう。
勿論、じゅりちゃんも、
”人の命が、かかっているんですよ! どうして、撤退しないのですか!”
なんて、言葉を、聞いた日には、ふざけんなよ、とは、思いましたが。


あれは、まずかったですよね。
だって、行っちゃダメ、って、言っているのに、行ったのだから。
ある程度、覚悟はあってのことと。
で、その結果、国際社会における、日本の地位すら、危うくする影響があるのに、
撤退するのが、当たり前! みたいに、言われてしまうと、
その後の影響を、考えていますかね? と、思ってしまいます。

おそらく、もし、すぐに撤退をしていたら、世界中の日本人が、
さまざまなテロリストに、狙われてしまうでしょう。

家族にしてみれば、大事な子供、兄弟ですから。
助けて欲しいのは、当たり前で、その気持ちは、誰にも責められません。


もし、自分の家族なら、と、想像してしまいました。
仮に、妹が、そういう状態になったら。

でも、やはり、人質の家族の方々とは、同じ発言には、ならないと思います。
それは、冒頭でも述べましたように、日本政府は、絶対、撤退しないと、
そう、まっさきに、思ってしまうからだと、思います。

多分、撤退して欲しい、とは、言ってしまうと、思います。
でも、それは、お願いです。どうか、助けてください、の、お願いです。
テロリストに殺されるなら、半端な殺され方では、ないかもしれません。
見せしめに、ひどい殺され方を、されるかもしれません。
遺体すら、回収できないかも、しれないのです。

そう考えたら、なりふりかまわず、お願いしていまうかも、しれません。
世の中に、たったひとりの妹です。
世間に非難されようが、なんだろうが、無事でいて欲しい。
そう思ってしまうと、思います。
だから、反発を覚えつつも、あの家族のことを、心底、悪くは思えないのです。


しかし、猛烈に、腹が立つことが、ありました。
名指しで、行きます。それは、週間新潮の、中つり広告。
人質の方の、過去について、あれこれ、スキャンダラスに、書いていたようです。

この短期間で、どれだけの取材が、できたと言うんだ?
どうせ、おもしろおかしく、書ければいいと、思っているんだろう?


世界の中心で、大声で、叫びたい。

”ばーかっ!!”

今、日本の、危機管理に対する姿勢が、問われているときに、
そんな、くだらないこと、書いている場合か!!
ほんと、マスコミのアホさ加減には、ほとほと、あきれる思いです。
あの、中つり広告で、じゅりちゃん、帰宅途中、不愉快でなりません。

後から知りましたが、管理のなっていない、情報タレ流しで、
一時、仲介に入っていた方との、接触も、途絶えてしまったとか?
日本政府もそうですが、マスコミも、危機状態時のシュミレーションを、
もうちっと、がんばってほしいものです。

ある日、突然、不足の事態に、巻き込まれた際。
目の前の敵だけでなく、マスコミまで、敵かよ! です。
おちおち、自分の命の心配だけ、しているワケには、いかんのだす。
ほんと、テロリストと同じくらい、恐ろしい相手だと、思いました。



自衛隊の撤退を要求。
テロリストの人は、アメリカを支援する国は、全て敵だと、言っています。
その気持ちは、よくわかります。
しかし、みんなでテロリストに立ち向かおうね、と、約束した手前、
自分だけ、戦線離脱は、できないことです。

ましてや、それを、テロリストからの、要求だったら、余計できません。
オマケに、その後の影響を考えたら、日本政府が、ひそやかに、
3人を切り捨てても、大事を取ろう、と、しても、不思議ではありません。
っつーか、撤退しない、救出に全力を、って、そういうことだと思います。
救出が失敗すれば、殺されてしまうワケですから。


自衛隊は、嫌われているのでしょうか? イラクの人に。
テレビの報道では、正直、情報操作も、あるでしょうから、よくはわかりません。

でも、思うのですが、自衛隊は、復興支援に、行っているワケです。
だったら、その成果があれば、誤解があっても、
最後は、理解してもらえるのではないかと、思うのです。

人間、最後は、信仰も勿論ですが、生活です。
生活向上の為になるのであれば、最後は、感謝してもらえるでしょう。

じゅりちゃんは、そう、信じています。
イラクの人に、感謝してもらえるように。
自衛隊の方々には、がんばってほしいものです。



さて、ものすごく、嫌われ者の、アメリカさんですが、
じゅりちゃんは、相変わらず、イラク攻撃に、賛同しております。
この頃、あまりにひどい、ゲリラ戦に、民間人のことを、考えろよ、
とは、思いますが。


前に、この発言をした際、頂いたメールは、全て、否定的なものでした。
まぁ、そうだろうな、と、思いました。

しかし、中には、恐ろしいメールも、ありました。

”イラクの子供を殺したのだから、アメリカ人の子供も、死ねばいい”

さすがに、その後のお付き合いを、考えさせられるメールでございました。
どうしたら、そんな、テロリストと同じ考えを、できるのか?
まったく、ツインタワーのテロ事件で、歓喜の嵐の中東の報道を見たときと、
同じくらい、胸糞悪い、ことでございます。


じゅりちゃんが、アメリカに賛同するのは、おそらく、独裁が許せないのです。
それは、独裁政権下で、殺される寸前まで行った、友人の影響だと思います。

自由であることは、基本的人権で、明言されています。

しかし、その権利は、与えられるものではなく、守るものです。
絶え間なき努力の元に、守り抜く権利です。
じゅりちゃんは、そのことに、大きな意味を、感じております。

早く、イラクの人々に、自由と平和を。
そう願って、やまないので、ございます。



いろいろ、考える、木曜の夜でした。
なにが正しいのか? どれが、ベターなのか?

一市民で、しがないOLには、考えても無駄なことかもしれませんが、
ひょっとしたら、自分が死ぬ際に、必要になる、心構えかもしれません。

まぁ、そこまで、たいそうなことではないと、思いますが、
考えるだけなら、誰にでも、できますから。
そういうワケで、どっちを見逃した悔しさも、忘れるほどに、考えたわけです。


そして、たっくんと、豚丼に対する幻想を、こっぱみじんにされた事に関し、
ああいう料理番組に、乗せられてはダメだとか。
そんなことを、熱く、語り合っていた、金曜の、いいとも生放送の、昼休み。
yahoo!のニューストピックに、仰天。

”人質の人、イラクに残って、活動したいだって〜???”


今、まさに、解放されたばかりで、状況が、わかっていないことも、わかる。
イラクに幻滅していないよ、と、意思表示したいことも、わかる。

でもさぁ〜、心配していた、家族のことを考えたら、
まずは、無事な姿を、見せなくちゃ、とか。
そういうのが、良識ある、オトナって、もんじゃないの〜?? です。


世間に、こてんぱんに、言われて、帰ってきたら大変だな、とか。
多少はですね、同情も、していたのですよ。ひそやかに。

さすが、避難勧告の、大混乱の中、飛び込んでいくだけ、ありますな。
志が高すぎて、足もとが、見えていないのでしょう。

多くの人が、必死になって、この1週間、救出に、あたってくれています。
いろいろ家族に、言われていましたが、小泉さんだって、たいへんです。
”会ってくれない”とか、非難していましたが、
会ったって、お互い、辛いだけです。
だって、どんなに懇願しても、絶対、小泉さんは、考えを変えないのですから。
(しかし、小泉さん側としては、そういうパフォーマンスは、必要かと。
国民のこと、考えてますよ、と、全国民への、アッピールとしてですが)

日本中の人が、心配しておりました。
自衛隊撤退、という、国の安全管理姿勢と、人命の尊重と。
それは、あまりに、重く、難しい問題でした。


でも、残りたいんだって! そうでございますか、です。

ほんと、大丈夫かなぁ〜、、この人たち。
日本に帰ってきても、もう、ダレも、信用してくれなくなっちゃうよ。



でもね、こうも、思うのです。
もし、万一、彼らがイラクに残り、また、拘束されたなら。

おそらくですが、もう、日本国民、多くの人が、同情しないでしょう。
手間隙かけて助けても、また突っ込んでいくだろうから。
はっきり言えば、テロリストさん、どうぞ、ご勝手に、です。

とはいえ、小泉さんは、クチが腐っても、そうは言えません。
とりあえず、また、救出作戦を、始めるでしょうが、
いかんせん、現場の志気が、上がりません。

アメリカさんも、撤退されたり、世論が撤退同調にならないよう、
前回は、全力で協力したとしても、またかよ、の、印象は、否めません。

言葉とは裏腹に、なんだか、やる気なしモード。
そんな感じがして、仕方がありません。



悲劇が、一転して、喜劇に転ずる。
そりゃ、小泉さんが、怒るのも、あたりまえでございます。
じゅりちゃんだって、ちょっぴり、怒っています。
心配していた家族の方だって、世間から非難を浴び、疲労困憊です。

多少は同情していたのが、アホらしくなります。
志を持って、というより、間違った正義感で、
熱に浮かされちゃった人たち? って、感じです。


もう、同情しません。
昨夜の、わたしの同情と、とりあえず、よかったね、の興奮は、ムダでした。

そんなワケで、今日は、真剣に、ニュースを見ます。
昨日までは、真面目に心配していましたが、ここまでくると、野次馬根性。
そろそろ、まとまった話も、聞けるでしょうから、今夜の筑紫哲也を、
ひっじょーに、楽しみにしております。ぷりぷり。



追伸

真剣に心配してくれなくては、人質の意味がありません。
テロリストさんたちも、余計なことには、クビをつっこみたくないでしょう。

ひょっとしたら、イラクに残っても、大丈夫かもしれません。
戦闘に巻き込まれて、は、あるかもしれませんが、
きっと、テロリストさんたちも、利用価値のない人質は、要らないはずです。


”やべぇ! コイツら、この間のヤツらだよ!!”

ひょっとしたら、免疫とかと、同じかもしれません。
日本政府が、真剣に、保護しない代わりに、
テロリストさんたちも、拘束しても意味がないリストに、上げるかもしれません。
そうなれば、最強の日本人集団のようにも、思えます。

場合によっては、イラクに残るも、ありかもしれません。
ただし、その場合は、もう二度と、日本では生活できないよな、気がしますがね。


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