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2003年10月11日(土) 嘘でもいいから

10年も前になる、稲垣吾郎のドラマ、”嘘でもいいから”
すっごい、いいよ、と、薦められて、鑑賞。
本当のところ、それほど、期待しておりませんでした。
どうせ、ふつーの、恋愛ドラマ、でしょう? みたいなさ。

1日1話づつ見て、そうね、2週間、って、感じ? と、思ったら!

次々と、再生機に、せっとしまくる、自分。
なにやってんだよ、明日、仕事だよ。もう、4時じゃん、寝ようよ、です。
結局、3日間で、全てを、突破、致しました。べりー、お疲れ、でございます。


内容に関して、けっこう、触れますので、ネタバレ困る方は、ご遠慮ください。
とはいえ、今更、ビデオも出ていないし、機会はないと、思いますが。



吾郎様は、設定年齢、20代前半の、官庁職員。いわゆる、エリートさん。
女優さんは、(吾郎様が、相手役のようなのですが、)樋口可南子さん。
いわゆる、年の差かっぷる、ということですが、まぁ、それだけじゃないのです。

細かい話は、いいとして、とにも、かくにも、このドラマの最大の見所は、
樋口可南子と、当時19歳の稲垣吾郎との、濃厚な、ベットシーン。


もう、マジで、すごいのよ、これが!
前に、見ました、陰獣より、すごいのよ。(陰獣は、SMプレイだけど)

激しく、求め合う、なんて、もんじゃない。
そこには、戸惑いとか、はじらいのない、ふたりだけの、世界。
上になったり、下になったり、肉体のぶつかり合う、悦楽。


あまりのすごさに、じゅりちゃん、唖然。
いくら、なんでも、19歳でそれは、ヤバイのでは? と。

そして、今回も、無意味に入りまくる、若く美しいカラダの、入浴シーン。
そう、稲垣吾郎の、シャワーシーン、で、ございますよ。
お風呂に入っている、じゃないの。シャワーなのよ。

若さ故の、盲目的な、恋。
周囲に理解されず、相手からも否定され、苦悩の中の、稲垣吾郎。
その苦しみを、ふりはらうかのように、シャワーを浴びる。
うーん。つよしくんでは、見たことのない、シチュエーションじゃ。


堰を切ったように、内側からあふれる、互いの心。
年上の女性は、若き恋人を、セックスでも、魅了してしまう。

”すげーな、吾郎ちゃん!”

と、思ったのですが、他にも、定番の、流れがありまして(笑)
いわゆる、そう。吾郎様に相応の、女優さんが、出てくるのですよ。


やっぱり、って、感じですが、周囲の反対に、樋口可南子が、吾郎様を拒絶。
苦しみのあまり、目の前の恋に、手を出す、吾郎様。

”あれ?”

ぜんぜん、違うのです。まったく、違います。
あの激しさや、躊躇のなさは、どこにも、ない。
すごく、ありふれた、ベットシーンに、なってしまっています。

吾郎様も、19歳。相手役の女優さんも、新人さんで、かなり、お若い。
いくら、吾郎様でも、そりゃ、遠慮、というものが、ありますわね。
ご自分は、男ですから、まぁ、いいとしても、相手は、女性ですからね・・。
あんまり、強く、顔を押し付けたりとかは、そりゃ、しにくいです。



あれは、樋口可南子が、ひっぱっている。
樋口さんも、最初は、えーっ? 19歳? と、思ったでしょうが、
役者として、遠慮はいらん! と、吾郎様を、翻弄しまくり!!

声は出すし、ひっぱるほどに、吾郎様の体を、抱き寄せて。

だからこそ、吾郎様も、オレも本気で、やんなきゃ! と、
遠慮もなにも、全て捨てないと、画面の中で、置いていかれてしまう。



うらやましいな、と、ふと、思う。

通常、初めてのべットシーンは、きっと、相応の年齢の、女優さん。
つよしくんだって、いつかは、と、思いますが、
相手の女優さんは、そこそこ、そういうシーンをこなしているか、
もしくは、すっごい、新人さんかも、しれません。

やったことないのに、いきなり、リードせざる得ない、状況でしょうか?
そういうのって、俳優さんとしては、かなりプレッシャーかも、しれません。
私的なことは、どうとでもなるでしょうが、カメラあるし、まわり人いるし、
そんな中で、相手にあまり、失礼にならないように、でも、恥ずかしいし・・。


”くさなぎ君、って、へたくそ”

いや、本当のところが、どうか、ではなく、
そういうシーンを、やる、ということです。

まさかに、相手の女優さんに、面と向かっては、言われないでしょうが、
視聴者から、思われてしまうかも、しれません。
さすがに、ここらへんは、彼のお得意、努力、でも、カバーできないような・・。


だから、吾郎様は、すごく、ラッキーだと、思います。
勿論、彼のキャラクターが、その役を、引き寄せたと、思いますが、
でも、若いうちだからこそ、相手役がベテラン、ということが、可能なのです。

つよしくんの年齢では、もう、そうは、言っていられない。
ベテランには、まだ、年季が足りないようですが、でも、新人じゃない。
若いうちだからこその、経験も、あるようです。


すごい、矛盾しています。
つよしくんには、そういうお仕事は、まだまだ、イヤだ〜、とも、思いますが、
俳優さん、ということを考えると、ウマくやってほしいな、とも、思うのです。


”拓哉といえば、キスシーンだけど、吾郎ちゃんは、ベットシーンよね”

木村が、ラーメンすすりながら、そう言った。
そう言えるほど、あの二人は、それなりに、場数を踏んでいる。
その経験値が、彼らに、見せ方を、会得させている。


ストーリー自体は、ジェットコースターみたいで。
吾郎様の、若い恋が、甘いものから、苦いものへ、変わるところも。
樋口さんの、遊びから、愛しさへ、変わるところも。
切なさも、もどかしさも、恋愛ドラマの、全てが入っていて、
それで、呆れるほどに、肉感的な、内容で。

”嘘でもいいから”

それさえも、嘘なほどに、相手の本当の心を、求めていて。



非常に、おもしろいドラマでした。

役者陣も、とにかく、圧巻!
吾郎様の母親役、賠償さんと、樋口さんの仲は、今までにない、姑と嫁(?)

”わたしも、あんたなんか、キライ”

すごい女優同士だと、ここまで、すごいのか、と、目を見張る。
それでいて、歩みよりもある、不思議な距離感が、はっきりと、伝わってくる。

このドラマを見る限り、吾郎様の演技力、というのは、霞んでいます。
19歳だし。まだまだ、ひよっこ、というのが、正直なところでしょう。

でも、まわりに、助けられながらも、しっかり、そこにいる。
彼の持つ、若い演技が、ギラリとした中で、違う輝きも、放っている。

いいドラマ、でした。
吾郎様にとっては、とても、有意義で、
そして、価値ある、お仕事だったと、思います。
遅ればせながら、お疲れ様でした。



追伸

じゃ、ちゅよしくんの、相手サンは、ダレが、いいでしょうか?
個人的に、ですが、宮沢りえさんです。

同年代で、単に、きれい、だけでない、役者根性を、お持ちと、思います。
これは、演技力、ということだけでなく、体当たり的なところが、好きなのです。

ちょっと、感化されていますが、それでも、今更、
きれいなベットシーンも、なかろうに、なんて。
きれいな、なら、僕の生きる道、で、決して、直接的でない、
あのシーンが、つよしくんには、最高に、お似合いです。
くさなぎつよし、だからこそ、あれで、いいんだ、と、思います。


だから、すっごいのは、半端じゃなく、すっごいのを!
こっちが、発狂しそうなほど、激しいのを、ヤケクソで、希望。

そりゃ、もう、どうせ、やるなら、ですよ。
そうです、ヤケクソ、やるなら、やっちまえ、このヤロー、で、ございます。


”くさなぎくんて、やさしそうな顔して、すっごい演技だったよね”

もう、世間で、評判になるほどに、そこまで?! みたいなモノ。
だとしたら、そんじょそこらの女優さんじゃ、じゅりちゃんは、納得しませんぜ。
それに、見合うだけの、迫力ある女優さんを、切に、希望。

あぁ、もう、ここまで、やけっぱち、なのですから、
別に、相手役は、女優さんに、限らなくても、かまいません!!
男同士だって、かまやしないぜ!
愛しのレスリーだって、男同士の、殴り合いのキスシーンは、最高だった。


要は、ふつーに、終わらせてほしくない、ということです。
常に、驚きを与えてくれる、つよしくんだから。
せっかくの、初ベットシーンも、驚愕のものに。
嫉妬が、混じる隙も、ないほどに。FANが、目を、疑うほどに。

まだ、先のことなのか? それとも、もう、すぐそこに、あるものなのか?

どちらにしても、くさなぎつよし、すげーじゃん!
吾郎様にも、木村さんにも、負けないくらいにするのは、
遅れたハンディを、補うほどに、強烈なものを。

矛盾するようですし、今後、矛盾した発言も、多々、出ることは、確実ですが、
それでも、こんなふうにも、思っちゃうんだよ、ということを、記しておきます。


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