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2003年01月25日(土) スマステ(カトリが行く)

新聞欄を見ていたら、なんとなく、惹かれてしまいました・・・。
しかし、今回の内容は、とても、よかったぞ! 慎吾ちゃん!
VTRの解説が、朝日ちっくだったのは、否めませんが、
でも、慎吾ちゃんの視線が、率直な意見が聞けて、とても、よかった。


さきに、おすぎはいくら?
慎吾ちゃんが指定した、ボウリング・フォー・コロンバイン。

建国以来の、”自分の身は、自分で守る”という、高らかな精神は、地に落ち、
自らの首を、どんどん、絞めはじめている。

メイフラワー号に乗って、新天地を求めて、移住をしてきた、
イギリスの異教徒、ピューリタン。
”開拓精神” それには、自衛というものが、大前提。


友人のジョージは、彼の銃を見せてくれた。
驚いた。触れるのも怖くて、後ずさった。
湾岸戦争の直後で、大規模な空爆の映像を、連日、見ていた頃だった。

しかし、これも、勉強だ、と、持ってみた。
重かった。こんなので撃ったら、反動で、自分がケガをすると、思った。


”じゅりの言うことは、わからない。
もし、自分の家族が、殺されそうな時、銃があっても、撃たないの?”

考えた。そして、自分はきっと、あれば撃つと、思った。
自分の大事な人が、殺されるくらいなら、殺人くらい、かまわない、と、思った。
家族を救えなかった悲しみより、殺人者になる方が、マシだと、思った。
”自分は、家族を救ったんだ”
その思いで、それから先の人生も、生きていけると、思った。
例え、世間からは、どのように、非難されたとしても。


”日本人は、そういうとき、どうするの?”
”警察を、呼ぶんだよ”

大笑いされた。警察がくるまで、早くて10分。
その間に、家族全員、殺して、逃走できる、と、言われた。
そりゃ、そうだな、と、思った。

”でも、みんなで、なくせば、いいと、思う。日本は、そうだ”
当時、わたしは、21歳。へったくそな英語で、これが、精一杯。
初めての概念に、これまた、いっぱい、いっぱい。

”日本人は、全員、いいひとかもしれないが、
アメリカには、悪いやつが、いっぱいだよ。貧しい人も、大勢いる。
黒人、移民。考え方の違うやつも、大勢いる。
もし、いいアメリカ人が、銃を捨てても、悪いやつは、かならず、持っている。
日本にも、ヤクザっていう、ギャングが、いるんだろう?”

日本の極道の人が、民間人の家に、強盗に入って、銃を乱射、とは、
あまり、聞いた事がないが、アメリカでは、そういうのは、日常茶飯事。

”マクドナルドに行ったらね。ばーって、撃たれたの。店の外から”
こちらは、日系人のサンディちゃん。
”びっくりして、慌てて伏せたけど、前の人は、死んじゃった”


”ねぇ、おじちゃん。このウチ、銃、あるの?”
”ボクのウチに入るなら、隣のウチに入るだろ。だから、ないよ”

けれども、何度か、死ぬかと思ったことが、あるそうな。
韓国人街で、買い物中、日本人とわかった途端、
店主に、ショットガンを、向けられて、慌てて逃げた。
外出中、強盗に会い、クチに銃をつっこまれた。
(その時は、スーツを着ていたので、お金もち日本人に、間違われたらしい)



正直、この件に関しては、わからない。
”アメリカも、銃規制を!”
そう、言うことは、容易い。比較的安全な、日本に、いるのだから。


怖かったのが、夜、ハーレムに、行った時。(行っちゃったんですよ、マジで)
帰宅途中、それは、起こった。
車の中から、外を眺めていると、ひとりの男が、こちらに銃を向けている。

”ひぇぇぇぇぇ〜!!!!!!”
大絶叫し、まわりのアメリカンなヤツラを、びびらせてしまった。

結果として、その方は、おまわりさんで、
おまわりさんと、我々の間に駐車していた車から、ひとりの男が、出てきた。
手を上げながら、な。逮捕現場に、遭遇したワケだ。

その後、ジョージの家で、延々、上記のような会話が、続けられた。

それ以来、”銃は悪いもの” と、
安全のん気な、日本人の、じゅりちゃんは、いなくなった。
しかし、だからといって、現実論だけが、正しいワケじゃない。


慎吾ちゃんは、映画を見て、たくさん泣いた、とのこと。
じゅりも、見るよ。絶対。
アメリカ人だって、この頃、気がつき始めている。
自分達の社会が、もう、どうしようもないほど、くさっていることを。
そして、もがいている。

じゅりも見るよ、絶対、慎吾ちゃん。
慎吾ちゃんが流した涙は、人類、普遍のもの。
だから、必ず、じゅりも、見るよ。
慎吾ちゃんが、多くの人に、見てもらいたいって。
そういうの、いいメッセージだと、思うよ。




カトリが行く。横須賀米軍基地へ。
しかし、キティホーク、なんて、おしいことを、しましたね〜。

じゅりちゃんも、在韓米軍基地なら、行った事が、あります。
確かに、ああいうところの、食事は、めちゃくちゃ、うまいぞ。
遠く、祖国を離れての、駐屯ですから。設備は、非常に、いいのです。


”いくら鉄、っていっても、あの下、すぐ、トマホークだよ!”
長さ、約7M。重量、約1.5t。
探知されにくい、地上90M付近を、約900キロで、飛ぶ。

”これ、撃つ人、どんな気持ちなんだろうね・・・”
甲板の、対空用機関銃。でかいな、さすがに。


慎吾ちゃんの、驚きは、そのまま、我々の驚き。
でも、キティホークの駆逐艦が、ミサイルを積んでいるのは、当然だし、
対空用機関銃も、当たり前、といえば、当たり前・・・。

いかに、自分が、知らないか、ということを、感じる。
いや、本などで、読んだことは、あると、思う。
しかし、基礎知識が足りないし、ああやって、映像を見ると、また、違う。


慎吾ちゃん。いい経験を、しましたね。
そして、あなたの、その表情や感想が、すごい、わかりやすかった。
同じように、慎吾ちゃんと同じように、体験しているようでした。
わたしなら、そんな言葉も、出る余裕が、なかったと、思います。


興奮していたようですが、その後、どんなふうに、思いました?
それから、若い兵士の方と、お話をしたそうで・・・。
非常に、楽しみにしております。

香取慎吾。日本人。25歳。

あなたの、その、曇りのない視点で、
ぜひ、あなたの感じたことを、教えて下さい。


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