私の彼女。
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昨日は、久しぶりに高校の部活の友達と会って飲んだ。 最後にみんなで集まってからもう5年が経っていた。 その間、みんないろんな事があって、自分自身の中でいろんな事が変わったんだと思うけど、 でもやっぱり、みんなはみんなのままだった。 自分が無理をしなくてもいい空間も、変わらずそこにあった。 3年間一緒に汗を流して、戦って、競って、泣いて、ケンカして、騒いで、笑って、、、 弱い部分も、醜い部分も、 全員が、自分の全部を見せてきた人達だから、 みんなよくわかってた。
私は、あんまり友達がいない。 いても、全部を見せられる友達はほとんどいない。 それに、正直、私自身、今まであまり必要とはしていなかった。 自分の事をわかってくれる人、素直に泣ける場所が1つあれば、それで十分だった。 その役割はいつも、付き合っている人が果たしてくれていたし。
でも、そんな事もみんなわかってて、 必要な時だけ、頼ればいいじゃんって。 話したい時に、話せばいいしって。 何年会わなくても、その間、何もしてあげられていなくても、 私の事を絶対に否定したりしない。 それがrinだから、、、って、無条件にあたりまえに受け入れてくれて。 なんか、その優しさにすごく救われた1日だった。
昨日、みんなに話した。 女の人が好きだということも、直とのことも。 これから直と一緒に生きていこうと思っていることも。
みんなきちんと聞いてくれていた。
私は、(自分で言うのもなんなんですが・・・笑)昔から意外に優等生タイプで、 親が望む道からも外れないように、親や周囲の期待通りになろうと、生きてきた。 いつも、人からの評価を気にしてばかりで。 それに、何事に対しても、考えすぎてしまう。
みんな、そんな私を私以上にわかっていた。
人一倍世間体や、親に縛られる私の苦しみをよくわかってくれていた。
女の人を好きになるっていう事は、もちろん理解はできなかったかもしれない。 それはしかたない。 それに嫌悪感を抱いても、偏見があってもしかたない。 あたりまえだと思う。 私の中にもそんな気持ちはないわけじゃないから。
ただ、 「rinらしく生きている事が1番大事なんだと思う。幸せはひとそれぞれ違うから。」 そう言ってくれたのは、この5年で本当にいろんな事があった、ばばちゃんだった。
ばばちゃんは、6年前に結婚して、その1年半後に離婚した。 相手の家族との問題だった。 離婚を決めた時、ひにくにもばばちゃんのお腹の中には、別れた旦那さんの子供ができていた。 それでも、離婚を決意し、その子供もおろした。
そして、1つ上のお兄ちゃんの死。 その事を聞いたのは、 1ヶ月くらい前に送られてきたばばちゃんのメールでだった。 「事故?」 って聞いても何も答えてくれなかったから、ん????とは思っていたんだけど。。。 自殺だった。
ばばちゃんは、私が自分の事を話したあとに、そのお兄ちゃんの死について、泣きながら話してくれた。
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私のお兄ちゃんは自殺だったんだ。 お兄ちゃんは、小さい頃からいつも私と自分を比較して、苦しんでた。 たくさんの友達に恵まれて、そこそこ名の知れた会社に就職できて、比較的簡単に社会にうまくとけこめた私と、 社会に適応できなかった自分を比べて、自分を責めて、ああいう道を選んでしまった。 でも、私は、この世に生を受けた以上、人はみんな自分の責任において生きなくちゃいけないと思う。 人と比べる必要なんてないし、 自分が自分らしく、自分が幸せだと思う生き方をすればいいだけで。 それが親にとっても1番うれしいことだったのに。
離婚する前までの私は、ぜんぜん自分らしく生きていなかった。 自分の気持ちも全部殺して、やりたい事もあきらめて、死んでるように生きていた。 その時、私の人生このままじゃ終われないって思った。 だから離婚を決意した。 人がどんなに何を言っても、私は自分らしく生きたいと思った。 死んでるように生きるんじゃ、意味がない。 たった1度の人生、後悔したくないって思った。
仕事も、本社から○○支店にとばされて、 そこでいろんな事言われて、本当に辛い時期もあった。 毎日吐いて、会社に行くのがやっとだった。 でも、自分らしくいる為に、自分で周りを変えていこうと思った。 よく周りを変えるより、自分を変える方が簡単だって言うけど、 私は、自分をなくしたくなかったからあきらめなかった。 自分が正しいと思う事を言い続けた。
孤独な気持ちになって、どうしようもなかった時もあったけど、 自分の好きな事を少しづづ見つけて、自分の好きな時間を少しづづ作って、 とにかく自分をつらぬいた。
強くなりたかった。 自分らしく生きる強さを持ちたかった。
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すごいなぁ、、、って思った。 いろんな事があったんだと思う。 たくさんの事を、自分の力で乗り越えてきたんだと思う。
胸が熱かった。 もう、なんて言ったらいいんだろう。 言葉がでなかった。
こんな友達がいることを誇りに思った。
rinも、rinらしく生きればいい。 自分の幸せは自分が決めるんだから。 周りがどんな風に思ったって、自分が今、幸せだと思えれば、それが1番の幸せなんだから。 それがrinのお母さんにとっても1番幸せなことなんだと思う。絶対に。
ばばちゃんのくれたこの一言は、私にとって本当に大きかった。
私は、絶対に忘れない。
自分らしく生きたい。 素直に、人を愛したい。 自分の力を信じていたい。
1度きりの人生だし、後悔のないよう、もっと一生懸命に生きよう。
私の幸せは、私の中だけにあるのだし、 それをもっともっと真っ直ぐに大事にしていこう。
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