コピンの観察日記


2002年03月29日(金) テレパシー?

犬と暮らしていると時々不思議に思うことがある。
今日はどっか連れて行ってやろうかな・・・と思っていると、
犬もなんとなく落ち着かない素振り。
部屋の隅やソファーでフセをして、じっと私を目で追いかけている。
化粧をしたり、着替えるタイミングや洋服で、お留守番かお出かけか判断しているらしい。
クローゼットを開けると必ず近寄ってきて、私が取り出す洋服に鼻先をつけて確認する。
連れて行く予定がないのに、彼女がもし目をキラキラ☆させていたら、
この時点で「コピンはお留守番よ」と言ってやる。期待させるとかわいそうだし。
どっちつかずの状態で出掛ける用意をしていると、犬もどっちつかずの状態に陥る。
何をしていても視線を感じるのだ(^^)どっちかなぁ?
犬のほうを見ると必ず目が合うしぃ。何見てんだよぉ。
さて、出掛けよう。
バックを手にした途端、おもむろに立ち上がり先に玄関に向かっているコピン。
「何?あんたも来るわけ?」
郵便局や銀行に行くだけなら「ま、いっか。」車に乗せて、用事が済んだら広場でひと遊び。
問題は連れて行かない時なんだな。
とりあえず玄関に先回りしたものの、いまいち確信が持てずこんな(?_?)顔のコピン。
「お留守番よ」と言う時はちょっと辛いわ。
廊下に立ち止まり、目をショボショボさせて見上げられると切なくなるじゃんか。
ゴメンね。ゴメンね。ドアを閉める。
後ろ髪を引かれる想いってこれだよね。
きっと車の音が遠くなるまで立ちつくしているんだろうなぁ・・・
でもある日、私は自分が間違っていたことに気付くのだ。
車のエンジンをかけてから忘れ物に気付いた私。
玄関を開けるともうそこに彼女はいなかった・・・
いつものようにぬいぐるみをくわえてすでにソファーに丸くなっていた。
おい、おい、しっぽさえ振らないのかい?
なぁんだ〜案外開き直り早いじゃんかぁ〜・・・


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Ecrit par こりん [HOME]