こわい話はこわいからこわいんですが、こわくないようにと一度読んだこわい話を忘れようとしても、印象の強い話は頭に残ってしまっている。 で、それを人に言って聞かせたりすると、「この話の恐さのポイントはどこか」「どこで伏線を張っておくか(どこを強調するか)」などをいろいろ考えたりして、話作りの勉強になるような気がする。
幽霊話とかはもちろんこわいけど(特ににやりと笑う系は怖い)、不条理系もこわい。オチがないのもこわい。あと、シンプルで「なにがなんだかわからない」のは想像の余地があってこわいです。 この下に↓私が読んでこわかったやつをうろ覚え(だから多少勝手に作ってしまっている部分もあり)で書いておきます。こわいのでダメな方は読まないように。「想像の余地があって怖い」系です。
皇国の守護者の一巻を読みました。絵がいいですねえ!小説の解説などを読むと、なかなか上手くコミック化しているみたいです。主人公のビジュアル造型が上手いと思う。みんなが言うようににゃんにゃんがカワイイです。 ねこまんがを勧めてもらったんですが、私は無類の猫好きなんですが、猫まんがとか猫写真集とか買ってたらキリないので!買わないようにしてるんですよ…須藤真澄さんのファンなので、ゆずは読んでますが。
↓ ↓ ↓ (以下こわい話注意) ↓ ↓ ↓
あるお店で、全面改装工事をしました。 同じ広さのフロアがいくつもあるお店なのですが、一度中を空け、新しい什器などを運び込むと、なぜか1フロアだけ入り切らないところがありました。 よくよく調べてみると、そのフロアだけ、他よりも奥行きが少し狭くなっているのです。 更に調べてみると、奥の壁に厚い壁板を上からかぶせてしまっており、それで他のフロアと寸法が違ってしまっているのでした。 什器を入れないわけにいかないので、工事の人にその厚い壁板をはがしてもらいました。 すると、その壁板の下から出て来たのは…
「死体でも出て来たんですか?」
とつい冗談めかして聞いてしまいました。 そうすると、彼はため息をついて一言。 「死体なら、まだよかったんだけどねえ」
厚い壁板をはがすと、下の広い壁一面にびっしりと、赤いクレヨンで
「お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん」
と書かれていたそうです。
|