「人間」菅井優児
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朝起きて、ベランダに出てタバコを吸う。
足元の仙人掌が小さな蕾をつけていた。
おう、そのうち白い花を咲かせるのだね。
と思っていた。
仕事を終えて帰宅。
夕食を済ませてベランダにて喫煙。
仙人掌の白い花が咲いてた。
…まさか今日とは思わなかったね。恐るべき生命力。
と自然の脅威を感じるでもなく、壁を這うナメクジを見る。
この広い夜空の下で煙草をふかす俺はちっぽけだねえ。
極めて非生産的だねえ。
肺が悲鳴を上げているかもねえ。
そんな事構っていられないねえ。
もう無くなるねえ。
儚いねえ。
ねえ?
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