| 2005年05月02日(月) |
両神山『深田久弥「百名山」65』 |
5月1日に行ってまいりました。
いくまで、「百名山」のひとつとは知らず、(3年前の日記に秩父34箇所めぐりの日記があるので、そちらを参照してください。) その頃から、いきたいなとは思ってたんですが、なかなかいく機会に恵まれず、今回のゴールデンウィークで那須(群馬県)の茶臼岳にいこうかと言っていたんですが、ここは観光地で大混雑が予想されるため、じゃ、「両神山」いこう!!という、思いつきでいってまいりました。
ほんとに、埼玉県民でもあんまり知られてない(むしろ、隣の秩父の方が有名ですので)ため、ぜんぜん道も混んでなく、登山口の両神神社を目標に車を走らせました。(だいたい、関越自動車道とバイバスつかって3時間くらいでした)
山と山の合間の花が咲き誇る古民家の間を車で走るときは絶景でした!!そして、登山口へ!!と思ったら、臨時駐車場ができていて、交通整理係と思われる村民の方にとめられる。 「上の駐車場はいっぱいだから、ここへ止めてください」
(はて??この山そんなメジャーじゃないのに、どうしてこんなに車が止まってるんだ??)車のナンバーを見ると、関西地方から、信越から、南関東からと様々。バスまで止まってるし。
そこで、看板をみたら『百名山』とあって、それでこんなに登山客がきてるのかと納得。
まわりは、みんな登山の格好だし。
「両神神社へいきたいんですけど」と告げると「あそこは、無人だよ」との事!!わお!!「上に山荘があるからきいたらいい」と案内を受けて、そこから15分くらいあるいて、登山口(神社、山荘)へ向かいました。
よく、観光地にいくと、村営の安い駐車場が先にあるのに、その手前で、この先いっぱいだから、ここへ入って!!と強引に車をいれさせる「有料駐車場」があるので、ちょっと構えたんですが、ここは村民の方が善意で、しかもただでやっているらしく、構えた自分に反省しました。すごい、親切だったの。
そして、神社へ!!確かに、無人で、今にもそこが抜けそうでしたが、何とか参拝をすませました。お賽銭箱の横にお札やお守りの見本があって記念に買いたいものの、どこで買えばいいのやら?社務所もないので、その上にある両神山荘へ。
登山客もまだいないので、ご主人に「あの、お札を買いたいんですが」と旨をつげると「あそこの、神主は下におりていまいねぇんだ」という事で、ご主人がわざわざ、神社まで降りてきて、お札を売ってくれました。
賽銭箱の横の見本の裏が戸棚になって、そこにお札が入っていました。 お札は2種類あって、ひとつが、イザナギ、イザナミの命のお札。 もう一枚が、お犬様(狼かな?)のお札でした。
秩父だと、さらに奥秩父の三峰神社が、お犬(オオカミ)信仰で有名ですが、(CLAMPの漫画の『X』の譲刃ちゃんは、三峰出身で犬鬼を使役してます)ご主人の話だと、両神山の方が、古いとの事(ただし、これはあくまでご主人の話なので審議は不明) あと、宮崎監督の『もののけ姫』の、二匹の白いオオカミとかも、モチーフはここら辺かもしれません。
ここの、お札をはると、家に悪いものが入ってきたときに、白いお犬様が現れて守ってくれるそうです。なので、火難盗賊除けになるそうです。
ご主人の話では、頂上に奥宮があって、昔は、行者も多く、山荘も講の人でいっぱいになっていたそうですが、今はやる人がいなくて、神社も無人になってしまったそうです。
家に帰ってから、『百名山』を開いてみると、もともと両神山は「竜神」とも、「八日見」ともいわれていて、一番古くは「ヤオガミ」が転じたものと考えられているそうです。「ヤ=8」「オガミ=大蛇、竜王」の意で、この山の古縁起に「竜頭大明神を祭祀する」という記述に一致するそうです。 後に、当て字となって、イザナギ、イザナミの命を祭るようになったようです。
しかし、秩父は、秩父観音の34箇所巡りといい、奥の三峰山、上州(群馬)よりの、両神山、そして秩父市の武甲山といい、大変歴史と信仰が深いです。三峰山は、江戸時代は関東地方での(天台派)修験道の中心でありましたし。 後、長瀞の「宝登山」といい、火伏せとお犬に信仰が厚いようです。
今は、観光化と、登山ブームと、資源化でずいぶんと山も様変わりしていますが。 久しぶりに、大学時代を思い出しました。(私の研究は山岳信仰だったので)あのまま、教授についていって、ドクターまで進んでもいいかなーと思ったんですが、さすがに、家の経済状況と、こちらの道をえらんだのもあったので断念しましたが。
こっちは、こっちで、ライフワークをいうか、個人的に研究してまとめられたらなと思います。
しかし、新しい発見と一抹のさみしさを覚えたいい一日でした。 そして、両神村民の方の親切さに感謝です!! いかに、都会で自分が擦り切れていたのか実感しました(汗)
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