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いくつ?

 ☆覆水盆に帰らず


・今日は講義二つ

・3コマ「コミュニケーション・メディア史」
 自分が堀田研に所属する前にゼミをうけていた、
 井川先生の講義。

・実は同じ内容で、受けるの2回目だったりする。

・本来は(単位落とさない限り)ありえないことなのだが、
 旧カリキュラム(自分たち)と新カリキュラム(今の3年生以下)
 との科目の読み替えの妙で、そういうことになった。

・つまり同じ内容だが、単位はでる。よかった。

・1年前の後期も受けたので、違うのは教室の向きだけか。

・主に受けてるのは3年生だが、明らかにわれわれの代より、
 パソコンつないで他の事やってる(あるいはやりながら授業を聞く)率が
 高い。…ぱそこんの性能があがったからでしょうか。

・自分2列目に座ってたが、左斜め前の男は、授業のノート取りながら
 就職関係のサイトをのぞいて、なにやらエントリーのようなこともしている
 ある意味えらいね。。。おじさんは周回遅れになりそうだよ。 

・右斜め前の女性、なにか不機嫌そうだ、よくみてみると、
 麻雀かよ。
 一番前に座って、ノートも取らずネット対局に没頭。
 すごい性根だ。負けてるんですか。



・5コマ「国際文化情報論」

・いいかげんつらい!五年目にもなって普通の講義受けるのはつらい!

・特に!哲学系、歴史系、文化研究系、つらい!

・などとおもって履修可能リストから講義をはずしていくと

二つしか残らなかった。

・それが前述の井川先生の講義と「情報経済論」だった。

・あとひとつは取っておきたい。

・まったくはじめての先生の講義を受けて、
 「日欧交渉史」とか「ドイツ哲学」とか「ヨーロッパとは」
 という、講師が教育をする気もない、やる気もあまりない
 よくわからんちんの話で、唖然とするのはもういやだった。

・そんなときは矢野先生だ、ということで今日行って見た。

・本当なら三回目なのだが一回目が台風で飛んだので、
 ちょうどよかった、違和感なく履修カードを出せた。
 …。

・受講者、自分含めて四名。
 一回目は六人いたけど、三人いなくなったらしい。

・この先生は思い切り文化系でアマチュア思想家なのだが、
 (大学教官なのにアマチュアというのもなんだが、
  本職はフランス語を教えることらしいので。)
 さんざん講義受けたので「勝手がわかっている」人だった。

・簡単に言うと矢野先生の講義は
 「とりとめもなく始まって
             とりとめもなく終わる」
 感じ。 

・思想家なので講義というよりフリートーク、
 思想家だけどアマチュアなので話は、そんなに哲学的でもない。
 どの本がよかったとか、あのニュースが…とかでだいたい終わる。
 
・そして<現在>と書いて、「いま」と読ませる。

・いったい何が出てくるのかと思ったけど、きょうは
 「中学生への教科書-美への渇き-」という本の中の
 吉本隆明の文章を読んで、「国家」と「社会」の話をして
 養老孟司のことに話が飛んで、北朝鮮の拉致事件の話をして、
 最後は飯島耕一の「母国語」という詩を、読んで終了。
 という感じだった。

・…あまりにも「らしい」講義だったので安心する。

・さんざん、堀田先生のもとで、構造的で計画的な授業実践を
 見たり聞いたり受けたり、していると、これはいったい
 何なんだろうと思うのだが、これはこれで面白かったりする。

・結局それは先生のしゃべり口や人柄がそうさせているのだろう。

・テーマが「国家」と「社会」そして「あたま」と「こころ」
 前受けた講義は「島」と「連続性」

・大学の最後の納めにこういう講義を受けるのもいいかもしれない。


 以上。
 



2002年10月15日(火) Myエンピツ追加 もくじ hiratai BBS 

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