2001年12月02日(日) 研修2日目

害亜ってすばらしい会社やね!俺はつくづくそう感じたさ!今日も研修やったわけで朝10時までに出勤。
朝っぱらからハイテンション爆発!


「今日はなにさせてくれんのかな?」
「どんな面白い事があるのだろう!?」

そんなワクワクが開店前のパチ屋にはあるのさ。

早速班わけしますということで、リーダーから指示があったわけだが、大概みなさん初対面っちゅうのもあって尻込みしてるのをしり目に、昨日俺が目をつけていた男を誘ったわけさ。アッ!!!そっち方面と違いますよ!

かなり俺と周波数の合いそうな男、俺のなかでは勝手に「ゴリさん」と名付けていた男なんですが。

彼はすでに1人見つけていてその時点で俺が「なぁ、一緒に組もうや」と誘い込み3人組。あと1人なんやけどそばでぼーっと立ってた女に「俺らと組もうぜ」と誘誘う。(誘ったついでに巻き添えで誘う)さらに連鎖はくり返しそばに突っ立ってる男も誘い込んだ。で一瞬にして5人組となったわけさ。

それから!パチンコホールでの研修が始まった。男と女、他の男2人が話しながら歩いてきていて俺はひとりリーダーに着いていったわけやけども、そのリーダーは結構気難しそうな顔だち。

挨拶の前に早速「だらだらすんな小言」をくらってしまい萎え萎えモードに突入しそうになったわけだが、こんな事でまだまだ俺のワクワクは消し飛ばなかった。

今日の研修事項は客が店員を呼び出すランプを付けた時の対応の話を午前中にやったわけさ。

そのリーダー、みかけと違い結構シャベクリの最中にかみよるんよ。で、喋ってる割に落ち着きがない。自分で暴露してたが彼は「総務委員や体育委員、ましてやクラブのキャプテンなんかしたことない」らしい。だから人前で話すのは苦手とステレオタイプ満載の持ち論を展開しだした。

うん。あんた、噛んでるし、微妙に足ふるえてます。そんな感じで大丈夫かいって雰囲気はタバコの煙りが全く無いまっさらのパチンコホールに漂いまくってたんやけど、研修が始まってからは彼も我ら(俺とゴリさん)の空気に染まっていった。まず!


ゴリさんの痛烈なダメだし!呼び出しランプの消灯作業を他のひとがやっててそれを見た上でダメだししてくださいと言われるんやけど彼はもんのすごい大きい声で



あ!姿勢悪い!

と突っ込んだあと、その相手に豊かな表情で「ホンマごめんな」と謝ってる!


「おもろいやん」


そのあとダメだされた彼はやり直しをさせられたわけやけど指摘された所がばっちりなおってたのを満足そうに見届けたあとで大きな手を打ち鳴らしつつ(長嶋茂雄風)またも大きい声で


オッケー!最高!!

と満面の笑顔でほめちぎる!!!
こんないい雰囲気はゴリさんのカラダ中からにじみ出ていてリーダーはもう「おれはなめられへんで」ていう空気もどこへやら「フレンドリーです!ボク!」となってしまった。


今日は誰もいないなかでひとり芝居は無かった。午前中は。

昼休憩はいる時に中間感想を述べさせられたわけやけどゴリさんはもうすごい!

なんとリーダーにダメだし。

「もうちょっと皆、気使いすぎてますよ!!ね!?お互いもう恥捨ててダメだししあいましょうよ!話聞く時のリアクションとかつけてもいいんちゃいますか?いい雰囲気作っていきましょうよ!これからオープンまで。せっかくこの班で一緒になってこれから働くんやしもう!皆!!仲良く!!!ね!?」


ゴリさん〜!俺はあんたと同じ班になれてほんまよかった。ていうか俺がゴリさんに少しのまれかかってしまったくらいさ。でも俺とゴリさんの積極的な態度はリーダーには好印象。すごいぜ!?

そっから昼休みに入ったわけさ。
昼休みもアッちゅう間に終了。
午後は台のトラブル処理についてのお話やった。ゴリさん大あくびしてリーダーに怒
られてたし。でも今日はもう昨日みたいに面白い事はないんかーとがっかりしていた
のさ。

だが神は俺を見捨てなかった。
なんと今日はある人が来ていたのさ。

おれたちは派遣会社から派遣された1バイトやけど社員はパチンコ会社の正社員。そ
のトレーナーの親玉にあたる人が来ていたのさ。

その親玉はすごい!!すごいぞー!
なんと!あの東京のネズミ野郎の中に入った事があるという男だ。

演劇しててネズミ野郎の仕事してたのがなんで箕面のパチンコ屋の接客トレーナーの
長なのか突っ込みたいところは敢えてつっこむな。

そんな奴が俺達に歩き方を教えてくれるらしい。

まず、横に4人ずつの列を作らされた。4人ずつホールの端から端まで歩かされた。
それだけではなくその次には爪先立ちで歩かされたのさ。

どうやらつま先に力を入れ気味で歩くと立ちふるまいが華麗になるそうだ。彼はバレ
エの爪先立ちの走りを見せてくれた。

「この男、さすがネズミに入ってただけあるわ。バレエも踊れるのか…」

俺の中には驚愕シンフォニーが。


でもそれおもくそしんどい。
まるでロボコップになった気分さ。おかげで今すごい裏もも痛いし。

でもな


最後に!!!!!これはすごかった。


これはホンマすごいモノをみたし、やった。

知りたい?

ほんますごいぞ。


彼はな。

彼はこう言った。

「じゃあ、次は声を出しながら端まで歩いてもらいます。見本をみせますのでこの通
りにしてください。」



彼は素敵な笑みをたたえながらきれいな背筋でスマートにかっこよく歩きながらとて
も透き通った大きな声で




あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー





と叫びながら歩いているのだ。しかも常人の歩くスピードの1.5倍位のスピードで!
!!!!!!!!








きもいって





そう思っていたが今度は俺達がそれをやらされたのさ!俺の隣にいたゴリさんもこれ
ばっかりは恥ずかしいと言っていた。

前の組が向こうの端についた。俺達の番だ。ネズミ男がにこやかに出発の合図の手を
たたく!!!!俺は一瞬目を閉じた。






あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







こんな大きな声を出しているのは俺だけじゃないぞ!お!ゴリさんもじゃないか!!


俺達の他の組より大きな声を聞いてリーダーは少し笑ってる!!!


正面で見ている前の組の人たちも笑ってる!!


俺達が端についたら後続の組が歩きはじめてた。すごい!それなりの歳の男女が大声
で叫びながら綺麗な姿勢で迫ってくる!!

しかも叫び声は

「あーーーーーーーーーー」


息が切れないまでに向こうにつかなくてはならないから皆歩くのが速い!!

4人が綺麗な列で迫ってくる!こわい!!!


こんな



こんな素晴らしい体験をさせてくれて本当にありがとう。だが今日の研修はこれで終
わったわけではなかった。

最後に皆で集合して俺達のリーダーが最後の挨拶をしたわけだ。こんな大人数の前で
通らない声やけどもそれで大きな声を出して今日の反省やら熱意やらを語っているリー
ダー!でも輪の外ではネズミ男が


「もう少し大きな声で」


を意味するがごとく笑顔で耳に手をかざし、腰を横に曲げててアピールしているのを
見て吹き出しそうになった。それに気付いて更に声を張り上げるリーダー!

その彼の話が終わった時!リーダーの横にいたゴリさんが満面の笑みで拍手をする!
それにつられて皆も拍手!そしてゴリさんはポンとリーダーの肩をたたき、リーダー
はゴリさんの肩を叩き返す!

それを見てネズミ男も他の社員やバイトもいい笑顔でそれを見守った!


そのあと皆で号令をし、挨拶をし終わった時まっさきに帰っていったのはゴリさんだっ
た。


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