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2015年04月05日(日) 4月5日のlesson de ラ・パレット

新年度のこの日、lesson de ラ・パレットで初めて弾いてくれる小学生の生徒さん2名を含めた6名のレッスン行われました。
レッスンで取り上げられた曲目は、以下の通りです。

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11:00〜
 バルトーク:ミクロコスモス第2巻41番
 ブルグミュラー:貴婦人の乗馬
 ベートーヴェン:ソナチネト長調 Anh5-1

11:40〜
 ツェルニー:40番練習曲 8番
 J.S.バッハ:インベンション5番
 チャイコフスキー:甘い夢
 ハイドン:ピアノソナタHob.XVI/35 全楽章

12:20〜
 チェルニー30番 27
 J.S.バッハ:インヴェンション 2番、14番
 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.79 第1楽章

13:00〜
 J.S.バッハ:平均律 第2巻 第14番 嬰へ短調
 ショパン:12の練習曲 作品10 第10番 変イ長調
 ショパン:スケルッツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39

 休憩 14:00〜14:40

14:40〜
 J.S.バッハ:平均律第2巻 第12番 ヘ短調 BWV881
 ラヴェル:ソナチネ

16:10〜
 J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV988
 ショパン:ノクターンOp.55-2 変ホ長調
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小学生の生徒さんが一度のlesson de ラ・パレットで3名も弾いてくださるのは、どのくらいぶりでしょうか。
レッスンの中で北川先生が「小学生の間に基礎を固めること」とおっしゃっていた通り、小学生へのレッスンは、日頃のレッスンを見直す貴重な機会となりました。

小学生の勉強の仕方として先生がおっしゃっていたのは、
・一つの曲を一か月、一年やるよりもどんどん進んだほうがいい
・身体の中でいつでも拍子をとること
・強く弾くのは勉強になるけれど、弱く弾くのはもっと勉強になる
などです。

また、音楽を学ぶ上でどのような意識を持って取り組むべきかという点にも以下のように述べていらっしゃいました。
・ピアノが上手になる=音楽がよくなる…とは限らない
・音楽を良く理解して演奏した人が勝ち
・自分で何が美しくて何が美しくないかわかるように
・無駄な事に見えても、人が見ていない所で一生懸命にやったことは、聴いている人にはわかる

中学生以上のレッスンでは、人前での演奏という点について度々言及されていました。
たとえば、
・人前で演奏する時に、気を付けている音と心配している音は違う
・人に聴かれていると思う演奏と、人に聴かせていると思う演奏は違う
・心の交流があった演奏はどんなに時間が経っても忘れない
などです。

「録音されたものは聴いている人との交流のない缶詰に過ぎない」
「音楽の本当に深い所は絶対に言葉で説明できない」
というような事もおっしゃっていて、これには私もいくつかの心当たりがあり、お話を伺っていて深く頷いてしまいました。

この公開レッスンについてのレポートも言葉で綴っていて、いつも大切な事が伝わっていないようなジレンマがあります。
興味を持たれた方には、ぜひともカルラホールにお出かけになって、生の音と共に先生のレッスンを聴いていただければと願ってやみません。

次回は6月14日日曜日。
今年度、実験的に第2日曜日になりますので、ご注意ください。
お申込みお待ちしています。


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