Diary
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| 2003年06月07日(土) |
京都議定書応援キャンペーン |
97年12月、京都において「気候枠組み変動条約第3回締約国会議(COP3)」が開催され、「京都議定書」が採択された。
この議定書は、主たる地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出を、90年比でアメリカ7%、日本6%、EU8%等の削減を義務づけるもので、ロシアの批准を終えれば年明けにも正式に発効する見込みである。
しかし、「森林の二酸化炭素吸収量を削減量と見なす」といった森林吸収源の問題、「削減目標を達成して余裕がある国は、未達成国に排出権を売ることができる」といった排出量取引の問題など、多数の「抜け穴」の存在も懸念されている。
・・・さて、私の勤務する某環境団体では、お腹周りの肉づきを懸念する男子2名により、「京都議定書応援キャンペーン:体重6%削減計画」が開始された。
思えば、京都議定書の道のりは、産業界優先の政策を描く政府首脳の青写真に、NGOが激しくNOをつきつけ、議定書の実効性を問い続ける過程でもあった。
というわけで、私もNGO的立場において、厳しくこの6%削減キャンペーンを監視してゆく所存である。
「僕、朝ごはんあんまり食べてないから、昼は唐揚げ定食を・・・」 「Oくんが5kg減ったから、僕は1kg減で・・・」
そんな抜け穴は断じて許しません。
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