Diary
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帰宅時、同僚You氏・O氏と「一緒にご飯を食べて帰ろう」という話になった。そして、4月28日に「カレー間違え事件」(掲示板5/1欄参照)が勃発した某カレー店に入ることにした。
「カレー間違え事件」をご存じない方のために補足すると、去る4月28日、私とYou氏はこのカレー屋に入り、私は「エビカツカレー」、彼は「モツ煮込み納豆カレー」を注文した。You氏のもとにはつつがなく注文通りのカレーが運ばれてきたのだけど、私のもとにはまず「エビフライカレー」、次いで「フィッシュフライカレー」が運ばれてきて、3度目でやっと(店長の謝罪とともに)所望の「エビカツカレー」が運ばれてきたのである。
あれから2週間以上経った今日、あの日の度重なるカレー取り違えの「犯人」であった、あの若い研修生のバイトくんはいるだろうか・・・。果たして注文のカレーは間違えずに運ばれてくるのだろうか・・・。私たちは高鳴る胸を押さえつつ店のドアを開けた。すると、目の前にいるのは、あの日の研修生のバイトくんだった。
その瞬間に、意地悪かそうでないかと問われればどちらかというと意地悪といえなくもない私とYou氏は、「エビカツカレー」「モツ煮込み納豆カレー」を注文することに決めた。そして、バイトくんが注文を聞きにくるのを楽しみに待っていたのだが・・・。
結局、ベテランっぽい女の子が注文を聞きに来て、その後も間違いは起こらず、つまりは「カレー間違え事件」は再発しなかった。
そして、私たちのテーブルの担当にはならなかったものの、例のバイトくんは2週間前とは見違えるほどの成長を見せていた。テキパキと皿を運ぶ姿、お客の注文をハキハキと復唱する姿・・・それらは、2週間前には右も左もフライもカツもわからなかった少年とはまるで別人であった。
そんな彼を見ながら、自分が初めてアルバイトをした頃のことを少し思い出した。そして少し暖かい気分になると同時に、「意地悪しようとしてゴメンネ」と心の中で謝ったのである。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ でも、もう一回くらい試してみようかな・・・。エビカツカレーとモツ煮込み納豆カレー・・・。
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