まったりぐったり日記 メモ 夏古
2005年04月13日(水)  映画感想「ブラス!」「タンタンの冒険」二作
霧雨に地味〜に体温奪われました。
爪が常に紫!な夏古です、こんにちは。

っつーわけで3本あるのでサクサクいこー!
重要なネタバレはありませんが、ネタバレ気味なものは多々ありますので、気を付けてください。



■映画「ブラス!」感想。
詳しいあらすじはこちらでどうぞー(リンク)。
正月に夜中やってたのを録ったやつです。テレビ欄の深夜のとこにブラスってあって内容も知らないのに迷わずビデオに収めました。
アイ・ラブ★吹・奏・楽!
そんなわけでこの「ブラス!」も吹奏楽のお話です。
炭坑閉鎖問題で揺れる街にある名門ブラスバンドの話なんですが、思っていたよりもどんどんヘビーになっていくストーリーに最後泣きそうになりました。
もちろん音楽も本物が演奏してるだけあって巧かったし、実際のブラスバンドがモデルだからストーリーもリアルでした。
登場人物も、普通の映画みたいにすごく特徴があるような人が出てくるのじゃなくて、ごく普通のその辺にいるような、ありふれた人たちばかりで親しみが湧いてしまって、他人事に思えなかったです。
ブラスバンドと命を共にする気でいる病の指揮者、炭坑が閉鎖に追いやられては困ると会社側と口論するメンバーたち、炭坑閉鎖で仕事がないうえ借金苦にもかかわらずブラスバンドにばかり金を費やす夫に愛想が尽き、子どもを連れて実家へ帰る妻たち――。
最後、一見ハッピーエンドのような終わり方ですが、本当に全てがハッピーエンドになったかどうかは…まあ想像はついちゃいますが…残念ながら分からないんですよね…。
ダニーの部屋の前でみんなで演奏するシーンが、やはり一番好きです。
続けたいのに続けられない、そういう葛藤とか寂しさとかやり切れなさや、ダニーのためだけど本当は自分たちのためでもあるっていう、この作品が一番訴えたい部分はここじゃないかなと感じました。
群像劇とブラスバンドが好きな人にはオススメしたい作品です。


ココまでくるのに一時間かかってます…。
全部時間内(弟が帰ってくるまで)に書けきれるか分からないので、時間切れしたらまた後日続き書きますね。


■映画「タンタンとトワゾンドール号の神秘」感想。
詳しいあらすじはこちらでどうぞー(リンク)。
大人も読める絵本!といえば、「ウォーリーをさがせ」と「タンタンの冒険」が私は最初に浮かぶのですが、みなさんはどうですか。
最後に読んだのは2年ぐらい前ですが、小学生のときはよく図書館で借りて読んでました。
当時は意味の分からない単語が多くて、それでもなんとなく読んでたんですが、今読んだら結構風刺とかブラックジョークとか分かってますます面白いんだろうなーと思います。
日本でもタンタンシリーズって結構有名ですよね。
…と、映画の話でした。脱線。
この「タンタンとトワゾンドール号の神秘」は、タンタンの冒険シリーズ初めての実写映画化らしいです。
この題名は本で見かけた覚えがないので原作があるのかどうなのかは知らないですが、余りにもタンタンの世界観そのままなので、見始めてすぐに不覚にも感動しかけました。
危ない危ない。
まだニッカポッカ履いたタンタンがスノーウィと走ってるだけだよ!
そんでこのタンタンがまたえらく原作そっくりでね…!
タンタンだけじゃなくてハドック船長もネストルもスノーウィもビーカー教授もデュポンデュボンも、みんな絵本から飛び出してきたみたいにそっくりでした。
特にタンタンの髪の毛見てくれよ!ちゃんとデコの部分だけ反り返ってるんだぜ!
しかもタンタンってば似てるのは見た目だけじゃない。
思った以上にアクションしててびっくらこきました(最近言わない言い方)。
壁伝いに命綱無しでロープを降りたり、敵と殴り合いしたり「おお、武術までやるんだ!」とかなり本物志向。
CGは無いし、40年も前の映画だというのに、原作と同じく何年経っても風化しない独特の感じが漂っていて、昨今作られた映画だと言われても正直全く分かりません。
そして私にとって一番重要な、私がどの映画にもこだわっている音楽の部分も、かなり画とマッチしてて、そしてタンタン特有ののんびりっぽさが表れてる良いテーマ曲があってご満悦でした。
自分で見た方が面白いだろうと思うのであんまり内容は言いませんが、正直見ないと損だと思います。
特にタンタンファンの方は。
もちろん「かなりオススメしたい」レベルな作品です。


おお、ここまで30分で来れた…!あとちょっとー!


■映画「タンタンと水色のオレンジ」感想。
詳しいあらすじはこちらでどうぞー(リンク)。
これは映画化第2弾だそうです。
またタイトルがいいよね、これ!それっぽいもん!「燃える水の国」とかあるしさ。
今回はフランス語にだけじゃなくスペイン語がわんさか出てきます。…まあ字幕だから関係なかったけど。
あと子どももいっぱい出てきます。いろいろボッコボコですよ(?)。
ついでにタンタンの諜報活動も磨きがかかってました。でもあの衣装部屋の場面は原作のカスタフィオーレ夫人がなんとか〜ってやつにもありましたよねー。
あ、あとビーカー教授の耳の遠さにはハドック船長と同じくこっちもイライラしますね。それがビーカー教授のキャラだってわかってるけど、わかってても「あんただけ話してること違うから…!」と突っ込みたくなります(そういうイライラか)。
前作で予想以上にアクションを披露してくれたタンタンに続き、今回はミルゥ(スノーウィ)が予想以上の動きをしてくれました。何しろ彼ってば、井戸の中に閉じこめられた船長とタンタンを救うために近くからロープくわえて持ってきて、おまけにそれを下に降ろしましたからね…!!すっげー頭良いというか、すっげー飼い主思いというか…。
そのロープをホントに自力で登っていったタンタンとハドック船長にも脱帽です。
っていうか話も内容もある映画で見ててドキドキしながら面白かったー。
もちろん「オススメしたい」レベルです。

ちなみにタンタンの公式サイトはこちら(リンクしてます)。
…あ、みなさん落ち着いて。「 TI 」って書いて「 タ 」って読むんですよ…?!
それから、来年の映画化を楽しみにしてるぜ、スピルバーグ!(っていうか、期待しても大丈夫なのか…?)
40年前のを超えて見せてくれ…!

あと地元の人でケーブルテレビに入ってる方は、ゴールデンウィーク中ムービープラスでタンタンやるそうなので是非是非どうぞ(リンクしてます)。


そんな感じでどれもとっても自分的には良かった作品でした。
特にタンタン2作は出会えて良かったー…!
今年も順調に映画日和です。
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