2002年04月19日(金) 元助ばあさんとE.T.

頭ん中、わんわんしてきた。

今日、これから単発のモニターのアルバイトが入ってまして
家に帰るほどの時間もないし、
かといって街に繰り出す金も気力もないので、
大学のパソコン室で3時間以上もこうやって暇を潰しております。


ところで!
もうすぐ黄金週間ですね。

学食で、とりあえずGWの予定とか話したりするんですけど
みんな「栃木にドライブ」だとか、
なんとか島だとか、なんとか山だとか(もう忘れた)、
何やらレジャー気分いっぱいなんですよね。
私はというと、
連休前半はアルバイト3連チャン、
飛び石の部分は3日間学校で実習で、
後半は再びアルバイト4連チャンであります。
休み、一切ナシ!
人が休むときが私の働くとき。
連休明けからはまた普通の日々が始まるわけで、肉体的にもしんどいよなあ。
やっぱり今が潮時なのか。
私のバイト最長記録もそろそろお終いなヨ・カ・ン。

バイト先の人に、私のGWの話をしたら、
「あらまあ、全然“ゴールデン”じゃないわねぇ、
 それじゃあ“暗黒”よぉ、オッホッホ」

と言われてしまいました。
・・・なにも暗黒まで言わなくても。
オッホッホじゃないっつの。

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前回、書こうとしたこと。

先週の日曜日、父の一周忌で山形に行った時に、
市内ということで、
昨年か・る〜い脳溢血で寝たきりになってしまった曾祖母(ひい婆さん)、
通称「元助ばあさん」の見舞いにも寄ってきたんですよね。
彼女はこないだで94歳になったんですけど、
以前会ったのは何年前かな、
とりあえずもうずっと会ってなかったわけです。

久々に会った彼女は、
顔色こそ良かったものの、上手く喋ることも、
ひとりで食事をすることもできませんでした。
私がベッドの横に立っていると、
若いもの、眩しいものを見るような眼差しが容赦なく降り注ぎます。
「こんなに大きくなってー」なんて思っていたんでしょうか、
それに若年寄っていっても、94歳に比べたら
圧倒的にヤングですもんね、私。
ばあさんのあまりの熱視線にもうタジタジでした。
でも、目ヤニだらけの目なんですけど、
父親のときにあった「死に近づいている者の目の透明感」
みたいなものがやっぱりありましたね。
もう悟っちゃって、超えちゃって、どんどん浄化されていって、
どんどん透明になって消えて無くなっていくんじゃないか、
と思わされるような瞳の透明感。

私自身は、老醜をさらしてそこまで生き長らえたくはないな、
と思っているのですが、
彼女は「100まではすんでらんね(死んでられない)」と
生きる意欲マンマン、食欲も旺盛で日に4回もうんこするんだそうです。
世話する人は大変だと思いますけど、長生きして欲しいもんです。

新幹線で家に戻ってきたらテレビで
E.T.のコマーシャルやってたんですけど、
それ見たら「あっ、元助ばあさんだ!」と思いましたね。
顔も似てるし、手のゴツゴツ感なんかまさに彼女そのものでした。
皺だらけなんてもんじゃない、その手に触れてみたかったのですが
なんとなくおっかなくて触ることができませんでした。
なんとなくそれが悔やまれるんですよね。
よくわかんないんですけど。
なんとなく。
なんとな〜く。


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れんこん [MAIL]

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