2002年04月09日(火) 愛のカイロプラクティック

始まりました、学校。
うへー。

帰り道、古着で散財。
頭のたがが外れてしまってどうにも止まりませんでした。
ソックリな1500円と2000円のスカート、迷って
「ヤー!両方買ってしまえー」みたいな。
値、値段がかわいすぎる。
おかげで、すごい大きな紙袋になってしまいました。恥ずかす。
神田うのもなんかの雑誌で「パリでお買い物」とかいって
すげい荷物もってたけど、金額はエライ違うんだろうな。(当たり前)
今日使った総額って、うののピアス片耳分にも満たないんじゃないの。

その後もくだらないもの買いは止まらず
ジェーン・バーキンの夢が捨てきれないのか、この時期必要ない
妙にフレンチテイストなコートまで買ってしまう有り様。
身の程知らずめ!
キャント ストップ レイキー。

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先日、カイロプラクティックに行ってきた。

予約の電話をかけると
○○カイロプラクティックとは言わず
「はい、○○です。」
と出た。
番号を間違えたのかと思ってひやりとした。
誰かが「ようやく予約が取れました」と前の日記で書いたようなことを
言っていたので、予約がいっぱいで急には無理なのかなあ、
なんて思ってかけたのだが

「予約をお願いしたいのですが、」
「いいですよ」
「いつごろなら空いてますかね?」
「いつでも」
「では、何時くらいに行けばいいですかね?」
「いつでも」
  ・ 
  ・
驚いた。
どうやら、混雑はチラシを入れた時だけだったらしい。
しかも、市内なのに私の地域まではそのチラシは入ってこない。

行ってみると、そこはただのアパートの一室だった。
驚いた。
民家じゃん!
コーポ○○みたいなアパート。
すんげー狭い。
生活感を隠すために、台所をついたてで隠してある。
ついたての向こうでは、幼児の声が聞こえた。
恐らく毎日、客を待ってる間、白衣着たまま子守りをしているんだろう。
そして、治療スペースは夜には一家の寝室になるのだろう。
診察ベッドかたして、骨のポスター張ってある部屋で
みんなでふとん敷いて眠るんだろう。
なんだか、その侘しさ、滑稽さに
親しみやいとしさを覚えた。
その話を友にしたら、
「なんか、つげ義春の『無能の人』を連想させられるよ」
と言われた。
彼は無能ではなかったが、わかる気がする。
しかし、カイロプラクターにもどうしようもないヤカラが存在するらしい。
「恥骨を診よう」とかいってパンツ脱がせたりするらしい。
ヒワイ!

部屋にあがると、いきなり「ダンサーですか?」と聞かれた。
驚いた。
「バレー部ですか?」なら何回か言われたことあるけど、
ダンサーは初めてだ。
ダンサーと私はどう考えても結びつかない。
聞けば、彼の客の大半はディズニーのダンサーなのだと言う。

治療が始まった。
が、悪いところが無かった。
驚いた。
私は、彼の今までみてきた患者のなかで、一二を争う優等生だったらしい。
「脚は…O脚じゃないし」「骨盤は…歪んでないし」「首は……いいね」
「肋骨は…」「背骨は…」
といちいちポイントをみる度に
「こここそは」と期待するのだが、ホントにどこも悪くない。
あとはもう「強いていえば左の鎖骨がちょいと高いかな」とか
「すごい微妙なんだけど右のアゴの方がシャープなんだよね」とか
ほとんどあら捜しの世界で微妙に調整をしてもらった。
想像してた、バキボキッみたいなことはなくて拍子抜けした。
どうやら「とんねるずのみなさんのおかげです」でやっていた
「愛のカイロプラクティック」というコーナーのイメージが
強すぎたらしい。
「音を出さなきゃ気がすまないカイロプラクターも多くてね、
 音出しゃいいってもんじゃないんだけどね。」と彼も苦笑していた。



そういう訳で、春の健康診断の前に
歪みを取って背を1mmでも伸ばして身長測定に挑もうという、
私の計画はもろくも崩れ去った。






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れんこん [MAIL]

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