...ささなみ

 

 

ゆくすえ

猫のおどり - 2011年02月03日(木)

目が覚めたら 真夜中過ぎ
額に汗 震える喉
覚えてない 切ない夢
よろめく足 ヴェランダまで

何かがいる 気配がする
重い戸を開ければ
猫が 猫が 白い猫が


庭先で踊る 庭先で踊る
青い月の光 柳の枝のよう
揺れながら回る 揺れながら回る
そっと腕をのばす つたってゆく夜露
触れられぬその影 触れられぬその影
グラディオラスの葉で ひとすじ指を切る
夜露に血が混じる 夜露に血が混じる
甘い水のように 光る虫を誘う

沈みがちな プリマドンナ
右目の無い 若い兵士
手に手を取り 走ってゆく
歪んだ柵 澱んだ空

地平線を 飛び越えれば
幸せが待ってる
猫が 猫が 白い猫が 

猫が 猫が 白い猫が


庭先で踊る 庭先で踊る
青い月の光 柳の枝のよう
揺れながら回る 揺れながら回る
そっと腕をのばす つたってゆく夜露
私はもう何も 私はもう何も
求めたりはしない 望んだりはしない
あなたはもう何も あなたはもう何も


-

こしかた



読み終わったら押してみる。

 

 

 

 

ことごと
こしかた  ゆくすえ