徒然なるままに…
DiaryINDEX|past|will
| 2003年06月05日(木) |
誰にも見せない心の奥底で、こんな事を考えている。 |
人の考え方は様々。
例えばモノを教える人の考え方。 仮に学校の教師としよう。
教師も人間。 だから当然好き嫌いがあるわけで。 じゃあどういう生徒が好きで、どういう生徒が嫌いなのか。 物分かりが良くて成績の良い子が好きな先生もいるし 逆に、いわゆる『駄目な子』が好きな先生もいる。
私は。 頭の回転が速い子が好き。 鈍い子って見てるとイライラする。 早い話が、勉強ができる、できないで大体区別できる。 でも、頭が良い子だけが好きっていうわけじゃない。 勉強ができなくても、一生懸命理解しようと努力している子は 大好きだ。
頭の良い子にはどんどん自分の知識を与えたいと思うし その子自身で貪欲に新しい事を知って欲しいと思う。
でも、世の中には自分の教えている子にさえ ライバル意識を持つ奴もいる。 自分を超えられるのが怖いとか。 だから、駄目な子の方が可愛いんだよね。 常に自分が優位に立っていたいから。 そんな先生は最低です。 自分のプライドを保つために子供を使うなんて。
生徒は生徒で、先生の事を見てないようでしっかり見てるんです。 こうした方が、こういう事を言った方が、先生に好かれるとか。 そんな事、小学生でも考えてますよ。 人間の本能なのでしょうか。
でね、そんなのがこの社会の中にはどこにでもいる訳です。 こういう人達は、世渡り上手、なんです。 それが本当に幸せな事なのかはわかりませんが。
先生というものは、あんまり何でも出来過ぎる子は好きじゃくて 『わからない〜』って言ってる子の方が可愛いんだ って思ってる子が私の周りにいる訳ですよ。 はっきり言って、お馬鹿さん。 私はこう思っています。
・頭は良いけど、人に教えるのが苦手な人は 『頭の回転が速い子』が好き。 なぜなら、頭の良い子は、少々解りにくい説明をしても 自分で処理して、理解してくれるから。 こういう人が、いわゆる『頭の悪い子』に教えると ものすごくイライラする訳です。 結局のところ、自分を理解してもらいたいだけなんだよね。
・人に教えるのが上手な人は『わからない〜』って 言ってるような子が好き。 こういう人は、理解させる事に喜びを感じてる。 相手が理解して喜んで、それを一緒になって喜んでるって感じかな。
あくまでも私が考えた事です。 すべての人には当てはまらないと思います。
***********************
Sさんは私に色々な事を教えてくれる。 質問すれば、ちゃんと調べて答えを返してくれる。 たぶんSさんは前者のタイプの人。 だから私とすごく気が合うんだと思う。
他の人が、大して仲良くもないくせに 『私はSさんと仲が良いんだよ』みたいな事を言っていた。 すごく嫌な気持ちだった。 独占欲が強いから。 だからこんな気持ちになるんだ。
両親に対してもそうだった。 私には姉と兄がいるんだけど、他の兄弟の事なんて心配してほしくなかった。 まぁ、兄は大好きだったから、そいういう感情はなかったけど。 自分だけを見てほしかった。
何処へ行ってもそう。 いつだって私はその人にとっての、『特別な存在』になりたかった。 そう。 『特別な存在』 この世界に、流れている時間の中に『私』は唯一無二のもの。 もちろん他の人だってそうだけれど。 だから『特別な存在』である、と認識して欲しかった。 簡単に言えば、特別扱いされたいだけだったのかな。
なんて子供じみた考え。 でも、私は誰にも見せない心の奥底でこんな事を考えている。
DiaryINDEX|past|will
|