早めに仕事が終わったので,まっすぐ帰宅。 昨日作った焼きそばの残りを食べる。 と,人心地ついてネットにつなげ。 相方の描いた絵を眺めたりしていた。
…こー…
地鳴りだ。 東北はもともと地震が多いので,慣れているといえば慣れている。 しかし今回はなんとなく, 「あ,やばいのが来る」 とは思ったのだった。 音はもう「ごー」になった。 勘としか言いようがないがこれはともかくヤバイ。
と思っているのも数秒,揺れ始める。
かたかたかた。 がたがたがたっ!
すぐに突き上げるような大きな揺れに。 咄嗟に目の前で大きく揺れるパソコンのモニタを押さえる。 これは机の上にしっかり乗っているから落ちないと判断。 倒れそうな本棚を見る。 「押さえようか?」 と思うが,そのうちに揺れがどんどん大きくなる。 「押さえに行ってつぶされるわけには」 次は?何? 跳ねるようにしてなんとか台所へ。 ガスの元栓を締める。 ハムスターどもは家具から遠いところにいる,大丈夫! 次は?何? 家具が周囲にない,出入り口に近い台所に立つ。 「もう少しシャレにならなくなったら逃げよう」
指が勝手に携帯のリダイヤルを押していた。 すぐに相方が出る。 (通信規制前だからね) むこうも揺れているらしい。 声の感じから,向こうは大地震ではないと判断。 「すんごい揺れてるよお!」 と,こちらの不安をぶつける。 ニュースをつける。 画面が揺れている。
震度6!
第一波は数十秒でおさまる。 しかし数分おきに余震が来る。 とりあえず相方との電話を切らないようにしながら,家を見回る。 どこも何も壊れていない。 本棚から少し物が落ちただけ。
ほっと落ち着く。 一度電話を切って,実家に電話する。 回線はもうだめなので,phsからphsへ。 無事とのことを伝え合う。 すぐに切る。
と,こうしている間もネットは大丈夫(笑) 九州と東京の友人が「大丈夫か!?」とメッセで話しかけてくる。 だ,大丈夫…。
近所を見回ってみる。 救急車のサイレンおよび,消防車のサイレンが聞こえる。 近所は平穏無事。 隣の家族が自分の家をぐるっと点検している。 「怖かったですねー」「大丈夫ですか?」 と声を掛け合う。
ガス,水道,電気は無事。 しかし電話は二時間たっても通じませんでした。 PHSも通じたのは最初だけ。 つまんない(不謹慎)ので,某ニュース板見てました。 自分の近くの情報を書き込んでみたり。
9時ごろに電話はやっと通じるようになりました。 仕事の連絡網が回ってくるの待ってみているのですが,今のところなし。 生徒たちに大事なかったということかね。 市内放送がひっきりなしに流れている。 「市内の一部に水道水にごりあり 飲用せぬこと」 とか 「市内全小中学校は明日は臨時休業」 とか。 うちの学校は休みになるのかなあ。 はやく連絡網まわってこないかなあ。
神経尖らせているので,とても消耗しています。 眠くてたまらない。 でも眠るわけにはいかない。
おいらってば非常事態に真っ先に死にそうだ。
未だに,余震があります。 (二十二時現在) どきどき。
当時職場にいた同僚に電話してみる。 校庭に地割れができているそうだ。 泣きそうだ。
そんな震源地みやぎ君に励ましのメッセージを!(笑) あ,相方のとこは震度3だったそうです。
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