みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2002年08月04日(日) 咳が出る,雪。

いやになるくらい日記ですよ。
そりゃもう日記ですよ。
二週間以上空いてるんですけど。
うえええええん。

んでも穴を埋める。
そういう日々であるから。


日曜日のこと。遠いとおい昔のできごと。にちようび。

休日になると元気になるのは何故,と言うまでもなく,子どもだから夏休みだからである。
最良のエンジンは「何も予定がない」ということなのであり。
それだけでどこまでも歩ける,かなあ。
ともあれ車に乗って出掛けるのである。
日の当たる側の腕にがっつりと日焼けどめを塗って出掛けるのである。
ビスケットと麦茶をもって,さ。

妹の膝に県の道路地図をぽんと乗せてやる。
ここ何日か,彼女に「今,走っている道」を見させている。
慣れさえすれば,地図を見るというのはとても楽しい作業なのだ。
(どこまででも行ける風景のない経路,が)
(そこにはきっと予定がなされているはずで)
(風景!風景!風景!!)
海沿いの国道を調子よく走ると,なんだかずいぶんと気分が良い。
50kmほど走って道の駅で休憩中,また悪い癖で,魔が,さす。
この国道をただひたすらにもう100kmほど走っていくと,実家にたどり着くのである。
そんな距離を走るのは先週の日曜日ぶり…やって,やろう,じゃあ,なーいか。
(レッツ無謀人生)
(レッツ平成の暴れん坊)
妹も大乗り気。
(それは日常)
そうと決まれば,ソフトクリームで気合を補充して再出発なのである。

しかし初めて走る道なので,やはり緊張して焦ったり焦ったり焦ったりする。
約150kmを,普通の人ならば3時間半で行くらしいけれども。
5時間ばかしかかってへとへとである。
着いた頃はすでに夕暮れ。
この有様この時間で,どうやって帰るんよ馬鹿ッたれ!!
ともあれなんとかたどり着いたので,重症で床におるスナヲを見舞う。
生きて着いたことに興奮して,彼女の存在をしばらく空に忘れていたというのはさておき。
なるほど,ギブスがかちんかちんと痛々しい。
落書きをするのは速攻で却下された。ちぇ。

夕方の公園を,松葉杖のスナヲと歩く。
蚊に刺されつつぼちぼちと話す,日々のややにが。
「苦しむことは多いが,悲しむことはないのだ」とオオツキケンヂの声を借りてみたり。
しかしお互いに「かなしくないわけじゃない」を知っているから。
にや,と苦笑いをする。
にや。
なんだか道化たいたずらに似て,僕らはふと立ち止まっている。

アイスキャンデーやら野菜やらを持たされて,ともあれ帰宅せねばなるまい。
妹はママンに「絶対に寝かすんじゃないよ,ちゃんと起こすんだよ」と説かれている。
あたくし,寝る前提?前提?ママンママン。
ぷぅとふくれつつ出発する。
途中の町で花火大会に巻き込まれ道を見失い,路上駐車の合間を縫って一時間経過。
妹は建物の隙間から見える花火に興奮,僕は見る余裕などなし。
こいつら,全部爆破しちゃだめか?
そこでの気疲れが出たのか,その後ちょうど中間地点あたりで事故ニアミス。
右折時に,左からの直進車を見逃して,十数センチ先をかすめる急ブレーキ。
二人で半泣き。
これですっかりと目が覚め。
残りの行程はだいぶん安全運転に目覚めるみやぎ君なのだった。
やっぱり前提だったわあたくしいけなかったわん。ママンママン!
夕方に出たのだが,日が変わる寸前に着。
今日も生きて帰れマシタ!
今日も生きて帰れマシタ!

夜走るけものを見たよ。
本当さ,銀灰の毛並みの。
本当さ,大人くらいの背中の。
きっとあれってさ,もののけってやつだよ。
本当さ,夜走るけものを見たよ。

ぼんやりとぬれ光る夜道だったので,詩をひとつ書きました。
今度の痙攣で出します。



今日のお楽しみボタンぽちっとな。
ちっとも関係ない話。

↑押すと文章が変わったりのアレだ。
言ったのは相方です。
相方は彼女が大好きです。
よって,要するにのろけ話です。

声は似ておらないよ。たぶん。



今日のタイトルはイギリスの思想家・小説家のウィリアム・ゴドウィン。
最期の日記より。


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