| 2010年12月05日(日) |
BLは革命の夢を見るか? |
BLの人気作家で、読んでいてどうもいらっとする作家がいます。 うまいことはうまいんですが、まあそれは真保裕一ぐらいの「うまさ」という意味ですけれども、人の苦しみとか悲しみとかをあまりにも「ネタ」扱いしすぎているというか。 これは宮部みゆきを読んでいるときにも感じる苛立ちなんですが、BLとかやおいが本来持っていた「孤独や悲しみに寄り添う」という姿勢からは程遠いものだと思う。 そういうある種の「無神経さ」が売れるための要素なのでしょう。 結局のところ、本当に救いを求めている人はBLなんか読まないから。
この日記で何度も書いてるが、自殺には明らかに社会的・文化的要因があり、個人の責任にすべてを帰すことはできないし、本人の責任は全然ないのに理不尽な不幸に追い詰められることだって実際起き得る。 死ぬ奴が悪いとか言える人は自分が「たまたま」幸運だったに過ぎないと思ってないのだろう。 あと、弱者弱者って言うけどさ、時代と基準が変わればどんな人間だって「弱者」になりうるんだよ。 だから革命が起きたんだよ。
ミニマムリスキーな生き方を選択した身でそう言ってみる。
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