早瀬の呟き日記

2010年08月27日(金) 「大奥」(よしなが版)

男女逆転版と聞いた時点で何を描きたいかは大体想像がつくので特に興味を惹かれなかったのですが、映画にもなることだしちょっと見てみよう、と思ったらかなり面白かった(笑)
1巻は時代劇ですが、2巻以降は完全に大河でした。
「描きたいもの」はそんなに斬新でもないし、結構いろいろあからさまだったりもするのですが、逆にこれくらいの「わかりやすさ」がいいのだろうなと思うし、なんだかんだでキャラの動かし方がうまいですね。
既に知られてる歴史上の出来事を、男女逆転という視点で再構成してこう来たか!みたいな面白さもあります。女性社会における「忠臣蔵」の解釈が面白いですね。
まだ5巻までしか見てないですが、新井白石(女性)は出るのだろうか。
大河ドラマでよしなが版大奥をやれるようになったら日本は相当社会として成熟してると思います。当分無理だと思うけど(笑)
それにしても、柴咲コウってデビュー当時(ポンズのCMの頃)すごい老け顔だと思ってたけど、日本髪にすると案外幼く見えました。

以下、めんどくさい時事ネタなのでスルー可。



刑場公開したのはいい判断だと思うし、死刑執行の当日の様子を描いた記事なんかも必要だと思う。
死刑を廃止するかしないかは議論の末に我々が決めることなんだから。
何の情報もなしに決めろと言われるより遙かに筋が通ってる。
死刑が暴力であることは確か。
その暴力をどう使うかの問題だが、言っておくと犯罪抑止効果はない。犯罪学で定説になっているのは「厳罰化は軽犯罪には効果があるが重犯罪にはない」ということ。
死刑を廃止しても殺人がべらぼうに増えるわけではない。
死刑は天罰ではないし御公儀(笑)に許された「仇討ち」でもないし「仕事人」の暗殺でもない。
「我々」が社会全体の利益のために選ぶ暴力であり、実際に我々に代わってそれを行う人がいる。
それらをどうでもいい、と考える人とは単純に気が合わないと思う。

だいたいさあ(口調転換)「心から反省して穏やかな心で死刑を受け入れる」となると「犯罪者がそんなシアワセな心境でいいのか!」って言ってじゃあ「反省の様子なし」だと「これだから犯罪者は社会のクズ」とか言うわけでしょ。
どーしろってんだよっていう。
「残虐な刑罰」は憲法で禁止されてるんで、まあ、勧善懲悪に身を委ねたい人は改憲を唱えればいいんじゃないんでしょうか。
欧米社会からどう見られるかは知りませんけど。


 < 過去  INDEX  未来 >


琳 [MAIL]