長きに渡り(確か)禁忌とされてきた衆道ネタ歌舞伎を観てきました。 常識知らずな職場の人間のおかげで1時間ほど遅れてしまったのが痛恨の、「見た目も満足」「面白い」「笑える」「演出もすごいぞ」、っていういい舞台でした。 歌舞伎ってのは本当に娯楽としてよくできてるよなあと感心することしきり。 春猿さんはすんごい色っぽいし銀テープは飛ぶし回り舞台だし地唄だし、染五郎さん演じる友右衛門が階段落ちしていく様子は「ひょええ!」って感じだし。 それにしても、実際に細川の殿様がいた時代に上演されたというのがすごいよな(笑) いや、今も湯河原にいることはいるが・・・ 「カップルは出来上がるまでが面白い」が信条のワタクシとしては、前半を見逃したのが切に悔やまれます。 ちなみに2回目のカーテンコールで手をつないで登場した染五郎&愛之助カップル(笑)、去り際に染五郎さんががばっと愛之助さんに抱きついて笑いを取ってました。 ・・・おいしい(笑)
少々真面目に考えるならば。
武士のたしなみとしての衆道は今で言うホモソーシャル+ホモセクシャルな男同士の世界でして、若い頃兄貴分の寵愛を受けたお小姓が、成人した後は自分より若い子を同じように寵愛して武士の世界に引き入れるという「ホモの再生産システム」ということができます。(差別的意図は一切ありません) こういう男同士の連帯のあり方は、現代でも企業や政治の世界などに残っています。 特に、人間のヒエラルキーが「オッサン→若い男→若い女→若くない女」になっている組織では恐らく露骨です。 やおいやBLはこういう「男文化」に対する皮肉でもあるわけで、江戸時代の女性達は男色や衆道をどう思っていたのかなあと気になるところです。
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